怪獣8号

怪獣8号

『怪獣8号』とは、『少年ジャンプ+』で2020年より連載している松本直也による漫画作品。シン・ゴジラやパシフィック・リム等の怪獣を自然災害に暗喩した作品の系譜にある。怪獣の発生する世界で、怪獣から国を守る防衛隊に入る事が叶わずに怪獣の死体清掃の仕事を続ける主人公・カフカが、もう一度防衛隊を目指そうと決意するも、謎の小型怪獣に体内へ侵入され、人知を超えた怪獣の力を手にする。「怪獣8号」と呼ばれるようになってしまったカフカがその力と怪獣の知識を駆使して、怪獣に立ち向かっていくバトル漫画である。

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怪獣8号(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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怪獣8号の武器・防具まとめ

怪獣8号の武器・防具まとめ

『怪獣8号』とは松本直也による漫画作品。怪獣が存在する世界に生きる男性・日比野カフカや怪獣と戦う防衛隊の活躍を描いている。防衛隊への入隊を望むも叶わず、怪獣の死体清掃の仕事を続けていたカフカは、謎の小型怪獣に体内に侵入されて怪獣としての力を得る。「怪獣8号」と呼ばれるようになったカフカは、その力で怪獣に立ち向かう。ここでは作中に登場する武器・防具について紹介していく。

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怪獣8号の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

怪獣8号の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『怪獣8号』とは、“怪獣”が存在する世界に生きる男性・カフカの活躍を描いた、松本直也による漫画作品。防衛隊への入隊を望むも叶わず、怪獣の死体清掃の仕事を続けていたカフカは、謎の小型怪獣に体内に侵入されて怪獣としての力を得る。“怪獣8号”と呼ばれるようになったカフカは、その力で怪獣に立ち向かっていく。登場人物の年齢が高めであることもあり、作風はハードでシリアスな展開が多い。それだけにその中で語られるカフカたちの言葉には重みがあり、多くの読者が共感する至言となっている。

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怪獣8号のレビュー・評価・感想

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怪獣8号
9

人間模様・心情描写がしっかり描かれたアクションもの!深まるばかりの怪獣の謎など色々な要素が詰まったエンタメ漫画!

舞台は日本。日本では地震や津波などの自然災害が発生するが、この漫画はそのような自然災害と同じように怪獣が発生。怪獣は発生するごとに特徴を持っている。
そして、その怪獣に対抗し、駆除するために組織された防衛部隊を国が管轄している。

主人公は怪獣を倒す防衛部隊に入ることを憧れながらも適性がなく、部隊に入ることを望みつつも駆除された怪獣の死体の後処理をする会社で働く日比野カフカ、32歳。
年齢のことも考え、舞台への入隊を諦めつつあったが、仕事をする中で市川レノという18歳の若者と出会う。
レノは入隊を諦めつつあるカフカに対し反発し、諦めの言葉を放つカフカに防衛部隊の入隊への熱い気持ちを語る。カフカとレノは怪獣の後処理を行う中で反発しつつも、仕事の先輩後輩として、お互いを理解するようになっていく。

そんななか、怪獣の後処理の仕事の最中に駆除されていなかった怪獣の銃撃にあい、怪我を負ったカフカとレノ。カフカは怪獣の襲撃にあうことで、人を守るということへの熱い気持ちを思い出す。
そして、防衛部隊への入隊試験を受けることを覚悟した時に、病室に1体の小型怪獣が現れ、カフカを見て「ミツケタ」と言うと、怪獣はカフカの口から体の中へと入ってしまう。
すると、カフカの体は怪獣へと変身。人間離れした力を手に入れたが、怪獣になってもカフカとしての意識は残っていた。

怪獣になったカフカは怪獣であることを隠しつつ、防衛部隊に入ることが出来るのか。怪獣とは一体何なのか。怪獣になったカフカのことを理解するレノはどうなるのか。

さらに防衛部隊の隊員たちはクセ者ぞろい。カフカは隊員とどう接していくのか。
そして、日本に続く怪獣災害はいったいどうなってしまうのか。

人と怪獣の狭間で葛藤しながらも、日々を一所懸命に生きていく日比野カフカの人間物語を主軸にしつつ、正統派のバトルも描かれる質のいいエンタメアクション漫画だ。

怪獣8号
8

笑いあり、胸が熱くなる展開ありの作品

怪獣映画、ウルトラマン系にハマっていた世代には好きな作品ではないかと思います。

読んだきっかけはテレビのアメトークでケンコバさんが紹介されていたのがきっかけです。実際書店で見かけ、手にとりましたが表紙はちょっと残念…。少女漫画が好きな私からすると「面白そう!!読みたい!!」とは正直思えないインパクトです。

ですが本編が気になりすぎて購入しました。結果、続きを読みたいと思える当たり作品でした!
ストーリーの展開が早く読みやすいのと、表紙はシリアスに感じましたがギャグ要素もバランスよく含まれており、思わず声に出して笑ってしまうほどでした。

内容としては、怪獣がなぜか世界でも多く出現する日本で、日比野カフカというおじさんがヒーローとなり活躍する物語です。
怪獣を討伐するために組織された防衛隊があり、以前カフカは防衛隊員を目指していましたが挫折します。やむなく怪獣死体の清掃会社に就職したカフカですが、ある日ひょんなことから怪獣の姿になる力を得てしまいます。
怪獣の力を得ながら怪獣を討伐していくストーリーで、友情あり、恋愛要素あり、ギャグもありとかなり面白いです。

いくつか伏線もあり今後の展開にも期待できます!!女性の好き嫌いは大きく分かれそうですが、『ワンパンマン』や『進撃の巨人』が好きなら一読をお勧めします。

怪獣8号
7

大人に見てほしい怪獣漫画

幼い頃に怪獣と戦うヒーローに憧れた人は多いだろう。この物語は、怪獣によって襲撃される日本を舞台に、防衛隊への入隊を夢見る32歳の男・日比谷カフカが怪獣と戦う物語である。

怪獣ものと言えばありきたりに思えるが、作品名の『怪獣8号』とはここに登場する主人公・日比谷カフカ自身のことを指す。防衛隊への入隊を夢見ながら清掃員として働くカフカはある日、謎の怪獣によって怪獣の力を手に入れる。カフカは怪獣の能力を隠しながらも、その能力を使って怪獣との戦いに挑む。
ヒーローでありながらも主人公自身が怪獣という、相反する設定が面白い。人類の敵である怪獣の力を持つことへの葛藤、夢に対する情熱が大人の読者を惹きつける。

この漫画は『ジャンプ+』に掲載されている人気漫画だ。『ジャンプ』ならではのダイナミックなバトルシーンは見ものである。
個性的なキャラクターたちも作品に色を足している。『ジャンプ』は少年が主人公であることがほとんどだが、成人を主人公としている作品は珍しい。怪獣と戦うヒーローに憧れて育った大人に見てほしい漫画だ。
自分自身を認めることや困難に立ち向かう勇気、年齢や過去の失敗に関わらず目標に向かって努力し変わっていく姿など、どこか共感する部分があると思う。普遍的なメッセージが読み取れ大人も見てほしい怪獣漫画。読みながらもう一度ヒーローに憧れてしまう、夢を追いかけたくなる、そんな作品だ。

怪獣8号
9

『怪獣8号』ってどんな漫画?

『怪獣8号』は、松本直也先生による日本の漫画作品で、『ジャンプ+』で連載されています。
漫画の舞台は、怪獣が人々の日常生活を破壊する“怪獣大国”日本。
幼いころに住む町が破壊された主人公の日比野カフカは、「怪獣を全滅させよう」と固く誓ったのですが、夢破れて怪獣死体の解体業者に就職して鬱屈した毎日を過ごしていました。
しかしある日、謎の生物に寄生され、カフカは怪獣に変身する能力を手に入れます。
戦う力を手に入れたカフカは一念発起し、努力の甲斐もあって防衛隊初の「怪獣」隊員として活躍することになります。

『怪獣8号』は王道バトル漫画であり、怪獣ならではの魅力がたくさん詰まっています。
主人公のカフカだけでなく、防衛隊員も怪獣の力を取り込んだバトルスーツを着用して怪獣に立ち向かっていきます。敵側にも、熟練の防衛隊員すら敵わないような怪獣や狡猾な怪獣など様々な種類が登場し、毎回「どうやって勝つんだ!?」とハラハラドキドキしながら読むことができます。

高い画力によるバトルシーンのカッコよさ、女性キャラクターの可愛さ、軽快なギャグのテンポが最高で、本当に見どころがたくさんの漫画です。
個々の能力をどう活かすかという頭脳戦の側面もあり、能力系バトル漫画が好きな方にもおすすめできる作品となっています。

怪獣8号
9

怪獣になっちゃた主人公

怪獣掃除の仕事をしながら防衛隊員をめざす32歳の主人公カフカが、討伐される側の怪獣になちゃったところから始まる物語。
同じく防衛隊志望で怪獣になってしまったカフカをサポートする清掃会社の後輩レノとの戸惑いのやり取りは、何度読んでも笑えてしまいます。気を抜くとコントロールがきかず怪獣が一部でちゃう主人公は面白いです。
出現する他の怪獣たちを一撃で吹っ飛ばせるほどの力を持つ最強の怪獣になってしまったカフカは、怪獣8号と呼ばれ防衛隊内で正体不明の大怪獣として追われる身になりますが、自分が怪獣8号であることを隠し、子供の頃からの夢である防衛隊員になろうと奮闘します。
隊員になれる年齢制限ギリギリでがんばる30代の哀愁の描写もあったり、どこからともなくひっきりなしに出現する巨大怪獣と、それと戦う防衛隊員の面々もヒロインであるカフカの幼馴染の防衛隊長や、お嬢様キャラの防衛長官の娘、糸目キャラの副隊長など以降続々と登場します。
迫力のある絵が非常にわかりやすく上手い事と、コメディ漫画を描いていただけあって笑えるシーンも多く面白かったです。
ピンチの時に登場するヒーローおなじみの設定も、ピンチの時に必ず来てくれる安心感があり軽々と怪獣を倒してくれるのがスカッと爽快になる漫画です。

怪獣8号
10

怪獣8号という名のかっこいいおじさん!

怪獣なんか受け入れられないかも、と思った方、読まないと損です!
続きが気になって、読み始めると止まらなくなります!
そしてこの漫画の魅力は、主人公が若くてかっこいい男の子ではなく、32歳のおじさんという所。
冴えないおじさんの成長を応援したくなります。
突然主人公がめちゃくちゃ強い怪獣に変身してしまうわけですが、その変身シーンの唐突さに主人公と同じくこちらも、え?と思わず声に出てしまいました。
怪獣8号の見た目はかっこよくて、めちゃくちゃ強そうなのに、そんな姿でギャグまではさんできて。
見た目とは裏腹に愛嬌があってかわいいのです。
めちゃくちゃ強い怪獣に変身したから、これからどんどん敵をなぎ倒していって大活躍する展開が待っているのかと思えば、そうでもなく。
人間なのに怪獣になってしまった苦悩があるわけです。
そしてバトルシーンが熱い!
テンポも早く、どうなっちゃうの?!と、どんどん読み進めてしまいます。
なんといっても、来てほしい場面で怪獣8号がドーンと現れる。
来るだろうなと思いつつも、キター!と喜ばずにはいられないのです。
他の登場人物も個性があり、とにかくバランスがいい!
推しのキャラクターが必ず見つかると断言できます!

怪獣8号
8

32歳のおじさんが怪獣となって地球を守る!新しい形の王道バトル漫画

怪獣が日常的に出現する架空の日本を舞台に、怪獣の脅威から人々を守る防衛隊へ入隊を目指していたが、現在は怪獣専門の清掃業者で働く32歳の主人公「日比野カフカ」が、ある日、謎の怪獣を食べてしまうことにより、圧倒的な力を持つ『怪獣8号』になってしまいますが、防衛隊員になる夢をかなえる為に正体を隠しながら奮闘する王道バトル漫画です。

本作のなによりの魅力は、ヒーローが32歳の普通のおじさんであることです。
普段はお茶目で、防衛隊員の中では断トツの落ちこぼれではありますが、仲間の危機には、自分の正体を晒す危険を冒しながらも仲間を助けるような熱い正義感を持った人物です。
32歳のおじさんでありながら、少年のような心を持って夢を追いかけるその姿に、思わず感情移入し、応援したくなるような人物です。

また、大迫力の戦闘シーンも見どころの一つです。
主人公である日比野カフカが怪獣8号に変身し、超巨大な怪獣をパンチ一発で粉々にしたり、華奢な女の子が大斧を振り回し、怪獣たちをせん滅していく姿など、見ごたえのある戦闘シーンが圧倒的な画力で描かれています。

他にも、登場人物一人ひとりに人間性やドラマがあり、ストーリーもハラハラドキドキの中に思わず笑ってしまうようなコメディ要素があったりと、読者を飽きさせない内容で本当に面白い作品です。

怪獣8号
8

おっさん、夢を見る。

ここは怪獣大国日本。
世界でも指折りの怪獣発生率を誇るこの国を守るのは、怪獣と唯一戦うことができる防衛隊員たちです。
そして「日々野カフカ(32歳)」は、防衛隊員に憧れたかつての少年であり、現在は夢破れたおっさんです。
腹はちょっとぽっちゃりめ。中年ですもの、そんなものじゃあないかしら。
防衛隊員に憧れたものの、試験に落ち、入隊の年齢制限をとうにこえて32才。
今は倒された後の怪獣の体を解体して掃除する仕事をしています。
冴えないおっさんで、冴えない日常。
そんな彼のもとに入った新しいアルバイトの青年「市川レノ」は、かつての自分と同じ様に防衛隊員を目指しています。
彼は尋ねます。「なんで諦めたんだ」と。
カフカは答えます。「年を食えばわかるようになるさ」と。
レノは「わからない」と言いました。「諦めないからわからない、わかりたくもない」と、冴えない人生を拒絶するように。
カフカはなにも言えません。諦めた夢破れた男には、何も。
冴えない男が、そこに一人、いるだけ。

それでも日常は続いていくから、カフカはレノと一緒に今日の仕事を進めます。
怪獣の腸の解体は臭くてきつくて、レノはすっかり参っていて。
カフカは笑いながらも、当たり前のようにレノに鼻栓と、ゼリー飲料を手渡しました。
冴えなくても、カフカは善良な男だから。

カフカの仕事をこなす姿に、思うところでもあったのか。
その日の夕暮れ、レノはカフカに、「引き上げられますよ」と言いました。
防衛隊員の年齢制限は、引き上げられると。「どうでも良いですけど」と、照れくささを隠すように。
「ありがとうな」と。
冴えない顔に、ほんの少しの柔らかさを添えて笑ったカフカに、「そんなんじゃない」と言おうとしたレノを、カフカは突き飛ばしました。
彼の背後に、まだ戦おうとしている生き残りの怪獣が見えたから。
カフカはレノに「逃げろ」と。叫びました。「防衛隊員になるんだろう」と。

悔しげな顔で走っていくレノの顔を見送って、ちっぽけな冴えない男カフカは、自分よりずっとずっと大きな怪獣に向き合います。どうにもならないとわかりながら、そのちっぽけな背中で向き合いました。

それで?そうして、彼はどうなったんだって?
そこは、どうぞその目で確かめてくださいませ。
このお話は、愚直で、丁寧で、誠実で、凡庸で、美しいお話です。
主人公の冴えなさと、それでも此処ぞというところで踏ん張る強さ。
あまり若くもなくて、でも夢を諦めきれるほど老いてもいなくて。
そんなカフカがあがく姿は、胸を打ちます。
日常の一コマ一コマに行き届く丁寧な描写。
普通の物語がスポットライトを当てない場所に、話をズームアップしてみせる、作者の眼差しの優しさと新鮮さ。
そして何より、真ん中に一本通った、まっすぐな、カフカの善良さ。
「漫画なんて、読み飽きた」とか、「もう子供じゃあないのに」とか、そう思う貴方。
貴方が私と同じ様に、この本を取ってくれることを願っています。
カフカという、冴えなくて格好いいヒーローが、私の心に与えてくれた喜びを、貴方も感じてくれたら嬉しいです。

怪獣8号
10

【ネタバレ有】話題の漫画『怪獣8号』のストーリーをサクッと解説

『怪獣8号』という名のコミックスは知っていますか?

2020年7月より連載が開始された非常に人気の高い作品です。
一体何がそんなに人気なのか。

ストーリーを中心に紹介したいと思います。

【あらすじ】
怪獣が容赦なく人々の日常生活を破壊する“怪獣大国”・日本。
幼いころに住む町が破壊された主人公の日比野カフカは、幼馴染の亜白ミナとともに「怪獣を全滅させよう」と約束しました。

しかし、32歳になったカフカは夢破れて怪獣死体の解体業者・モンスタースイーパーに就職し、ミナは日本防衛隊の隊員として活躍するようになっていました。

鬱屈した日々をおくっていたカフカですが、アルバイトの市川レノから防衛隊の年齢制限が引き上げられることを教えられ、再び入隊試験を受けるよう促されます。
決意を新たにするカフカだが、謎の生物に浸食されて身体を怪獣化され、「怪獣8号」と呼ばれるようになってしまうのでした。

【見所】
この漫画の見どころは

・ある日主人公であるカフカが急激なパワーを手に入れることで物語の世界観が大きく変化する
・その代償として主人公が怪獣化し世界の敵と認識されてします

というこの2点のバランスです。

果たしてカフカは人間に戻ることが出来るのか?
はたまた世界の敵として退治されてしまうのか?
カフカの運命や如何に!

といった作品です。

気になる方は是非読んでみて下さい

怪獣8号
8

怪獣vs怪獣? 防衛隊員を再び目指す32歳日比野カフカのリベンジ!

怪獣が多く発生する怪獣大国日本。主人公の日比野カフカは子供の頃、怪獣に住んでる町や学校を壊されてしまう。怪獣を倒すべく防衛隊員になることを目標に時は過ぎ現在32歳。防衛隊員、ではなく怪獣専門の掃除業務員になってしまっていた。防衛隊員になる事を諦めていたカフカだが防衛隊員を目指す青年、市川レノに出会いきっかけを貰らい再び防衛隊員を目指すが隊員になるための試験をする前に謎の生物に体の中に侵入されてしまい自分自身が怪獣になってしまう。日本中の防衛隊に“怪獣8号”として討伐のターゲットにされてしまうが正体を隠し防衛隊員になるために試験を受ける、という流れでストーリーが始まっていきます。特殊能力や武器で怪獣を倒すのではなく32歳のおじさんが怪獣になって敵を倒す、ザ・王道系の漫画に少し捻りを加えた感じでおもしろい発想だと思いました。主人公以外は武器を使用するので超パワーの主人公+個性豊かな登場人物の組み合わせになっています。注目度も高く次に来る漫画大賞で堂々の1位を獲得、SNSでも大きな反響を得ています。鬼滅の刃や呪術廻戦といった一世を風靡した人気漫画の仲間入り間違い無しだと言えます。巻数も少なく内容も入ってきやすいので気になった方は読んでみるのをお勧めします。

怪獣8号
10

主人公の設定が面白い

怪獣8号は怪獣が発生する日本で、怪獣の死体専門の清掃業で働く日比野カフカが防衛隊員を目指す物語である。しかし、自身が怪獣化してしまい、怪獣8号と呼ばれるようになる。この漫画の注目すべき点としてカフカのキャラ設定を挙げる。カフカは32歳の男性というジャンプ系の漫画にしては珍しい主人公キャラである。さらに、元々は防衛隊を目指していたが、諦めて清掃業に就いており、体力も若者より衰えている。しかし、長年の清掃業のおかげで怪獣に対する知識は大量にある。この知識によって若い防衛隊員志望者達と張り合う姿は他の漫画にはない面白さがある。特に清掃業のバイトとして出会い、カフカと共に防衛隊を目指す18歳の市川レノは高い戦闘力を持ちながらも、カフカのことを尊敬しており、二人の絡みも必見である。また、防衛隊第3部隊の隊長も務め、全隊長の中でもトップクラスの戦闘力を持つ亜白ミナは幼い頃にカフカと防衛隊員になると約束した仲であり、カフカとの再会も期待される。そして、基本知性の無い怪獣達の中で知性を持ち、人の言葉を使う怪獣が現れるなど謎を含む部分も多く、カフカの怪獣化との関連性など考察を深める点が多いこともこの漫画の魅力に繋がっている。

怪獣8号
8

展開の速さ、大人だからこそ引き込まれる

試しにレンタルで一巻を読んで以来、一気にハマりました。話の展開の速さは見どころだと思います。
グロい表現が割と多いので苦手な方にはお勧め出来ませんが、話の内容は現実と架空が上手に組み合わされていて世界観に入りやすいと思います。
主人公の人間臭さ、あきらめきれない夢や三十代の葛藤の要素が、何とも読み手側と重なるような表現に引き込まれます。
戦う相手は怪獣だけれど、自然災害に立ち向かうような感覚表現も見どころです。
転生系とは違い、登場人物達の「人としてはすごいけれど怪獣と対峙したときの無力感」なども面白みを感じることの出来る要素です。登場人物達の過去も序盤から割と明かされていますので、伏線回収にイライラしてしまう方にも読みやすいのではないでしょうか。今後どのような展開になるか、読めそうで読めない絶妙な感じに続きが気になってしまいます。
敵として出てくる怪獣たちが最初からかなり強く色々な能力を持っているので、今後どのように変化していくのか楽しみです。
3巻まで発行されていますが、すぐさま私のコレクションに加わりました。今からなら全巻揃えやすいですし、漫画初心者の大人の方にこそお勧めかもしれません。

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