貞子 vs 伽椰子

貞子 vs 伽椰子

『貞子 vs 伽耶子』とは2016年に公開された日本のホラー映画。共に一世を風靡したジャパニーズホラー映画『リング』シリーズの「山村貞子」と『呪怨』シリーズの「佐伯伽耶子」の最恐二大ヒロインが共演を果たした。監督は白石晃士。女子大生の倉橋有里の親友・夏美は偶然手に入れた「呪いのビデオ」を見てしまう。一刻も早く「見たら二日後に死ぬ」呪いを解かなければならない。一方「呪いの家」が気になって仕方ない女子高生・高木鈴花。蔓延してゆく強力な呪いを解くためにはバケモンとバケモンをぶつけるしかないのだった。

貞子 vs 伽椰子のレビュー・評価・感想

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貞子 vs 伽椰子
4

噂で聞いていたよりは

すごい怖いという噂でみてみたくなりました。はじめて貞子を見た時にはすごい怖かった記憶があって期待していました。今までの貞子の登場プラス伽椰子が入ってきます。貞子に比べて伽椰子は歩き方などが特徴的です。貞子の場合はビデオをみて連絡がきて死亡宣告されてしまうのでどうやってみんな逃れていくかとかひやひやしながらみれます。ですが。伽椰子の場合は近所に引っ越してきた家族など巻き込まれて行きますが、その後どうなったのか分からず。見に来た小学生だけは残って伽椰子と同じように化け物になりましたが、襲われたお父さんお母さんはその後どうなったのか分からずじまい。
クライマックスはいよいよ貞子と伽椰子の対決だと楽しみにしておりました。映像は多少目を覆う感じもありましたが、最終的の対決にはなぜか主人公が対決に自ら身を投げるといった形になりました。貞子も伽椰子も対決している途中で二人とも主人公の身を欲しがる感じもなかったのになぜわざわざ自分から身投げをする必要があったのか非常に疑問にあがりました。そんなことを思っていたらなんだか怖さもどこかへ行ってしまいました。最後に貞子と伽椰子が合体したのが出てきましたがなんだかすっきりせず。個人的には貞子の方が怖かったです。

貞子 vs 伽椰子
6

両雄並び立たず…?

日本を代表するホラークイーン「貞子」と「伽椰子」が相まみえる!と言うある意味「夢の対決」映画。タイトルからして大体予想がつくと思いますが、呪いのビデオを見てしまった親友を助けるために奮闘する女子大生(山本美月)と、呪いの家の隣りに引っ越してきてしまった女子高生(玉城ティナ)を交互に描き、最後に両者(貞子と伽椰子)をバトルさせるというのが大まかなあらすじ。「リング」「呪怨」が好きな人にはおなじみな展開ですが、2つのパートとも思いのほか緊張感ある仕上がりで、意外に見ごたえがあります。特に安藤政信演じる霊能者とそのパートナーの少女「珠緒」は魅力的で、この二人でシリーズをつくっても面白いのでは?とすら感じました。そして終盤、二人の女王がとうとう顔を合わすのですが…ここではあまり詳しくは述べません。けれども個人的にはちょっと今までの緊張感が途切れてしまったように感じてしまいました(特にビデオを壊され貞子が怒るシーン…)やはり大ボスは二人いてはいけないということでしょうか…(勝敗の行方は見てのお楽しみ)。とはいえこの手のクロスオーバー映画にしてはよく出来ているほうと言えます。ホラーファンの方や「フレディVSジェイソン」「エイリアンVSプレデター」など「夢の対決」が好きなコアなファンにおすすめ。