ZORN / ZONE THE DARKNESS

ZORN / ZONE THE DARKNESS

ZORN(ZONE THE DARKNESS)とは、1989年生まれの東京都葛飾区のヒップホップMC、ラッパー。日本で最も人気のあるラッパーの一人であり、2004年にZONE THE DARKNESSとして活動を開始。その後2014年に昭和レコードに移籍、活動名義をZORNと改める。代表曲は「Walk This Way feat.AKLO」、「家庭の事情」、「My Life」など。日常を等身大に歌ったリリック、複雑で硬い韻で紡がれる楽曲は多くのリスナーを魅了している。

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ZORN / ZONE THE DARKNESSのレビュー・評価・感想

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ZORN / ZONE THE DARKNESS
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ラッパーでパパ2足のわらじのj-hiphop rapper zorn

今大注目されている。rapperのzorn以前の旧姓はZONE THE DARKNESSで活動しており昭和レコードを脱退してから勢いが止まらず。KREVAとコラボ曲した楽曲「onemic」のMVやリリース発表など昭和レコード脱退後振り幅がかなり広がり止まらないパンチラインと生活に特化した等身大の心に刺さるリリックが感動すら覚えてたまりません。興奮覚めやらぬままアルバム「新小岩」をリリースこれもまたアルバムに入ってるコラボ曲のLife Story feat. ILL-BOSSTINOのMVが最高にかっこいいです。以前YouTubeでZORNが影響を強く受けたと公言しているTHA BLUE HERBのILL-BOSSTINOとコラボ曲はファン待望のフューチャーリングでした。かなり熱いです。そして、2020年10月に日本武道館でワンマンライブ「My Life at 日本武道館」を行いました。最高のセットリストにミスひとつなく歌いあげたzornそして、とにかく激アツだったゲスト。
zornのリリックに度々出てくる缶コーヒーのエメマン
日本武道館の自動販売機はエメマンが売り切れだったとか
ファンの愛も感じたライブでした。ZORNが作り出す音楽も最高なのですが、抜群のファッションセンスや整った顔にラッパーだけど週5で未だに現場に出てる気取らない姿勢そして3人の女の子のパパをしているというギャップが人気の理由の1つでもあります。女の子ファンも多いです。今年開催する横浜アリーナでのライブも大注目です!

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東京下町出身のラッパー、ZORNの魅力。唯一無二のそのリリックに震えろ。

ZORNはかつては、ZONE THE DARKNESSというMCネームで活動していました。
当時は、2人のラッパーがお互いにラップを通してディス(悪口)を広げる即興バトル、通称MCバトルで活躍していました。
また、当時リリースされた音源でもかなり攻撃的なディスを多方面に放ったり、セルフボースティングという、自己肯定、自己賛美を行っていました。
どちらもラッパーとしてはよく使われる表現ですがその独特のフロー(リズム感)は、今聞いても特徴的で一度聞くと耳を離れません。
しかし、そのZORNが今まさに評価されている理由はそこにはありません。
ZORNが評価されたのは、あくまで等身大、リアルに沿ったラップをしたからでしょう。
ヒップホップ、ラップの世界で「リアル」というのは非常に重要な要素です。
簡単にいうと、貧困でもないのに貧困のフリをしたラップをしても説得力がないですよね?
ヒップホップの世界では、その説得力が一つの魅力として扱われています。
ZORNはまさに、その「リアル」に1つ新たな可能性を提示しました。
暴力やドラッグなど、いわゆるステレオタイプのラッパーではなく日常のリアルをラップで表現したのです。
この表現がまさに、革命的な新しい要素です。
『洗濯物干すのもヒップホップ』
このフレーズは、これからも語られ続けるであろうパンチラインです。
簡単に説明すると、周囲にある日常がヒップホップならそれはヒップホップであるという、自己肯定の一つなわけです。
前述のフレーズが出てくる楽曲は、『My life/ZORN』です。
さまざまな日常がこの曲ちりばめられています。ぜひとも一度聞いてみてください。
濃密な5:40があなたのことを支配することは間違いありません。

ZORN / ZONE THE DARKNESS
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[日本の名盤]ZORN/MY LIFE

my life/ZORN
この楽曲は数年前、ZORN氏の別楽曲に引き込まれ出会った作品です。

ラッパーZORNは筆者が長年追いつづける大好きなHIPHOPアーティストの1人。
アルバムが発売される度に即買いし何度もリピートを繰り返します。その人生に深く共感し、何より家族を愛している姿が1人の人間としてかっこいい、私の憧れの存在です。
さて、ZORN氏の名曲 my lifeですが、彼自身がアンダーグラウンドで様々な困難や葛藤、どん底を経験しながらも死にものぐるいで掴んだ平凡(幸せ)を、絶妙なライミングとゆったりとビートに乗せたフロー、パンチラインの応酬で表現するこの楽曲。

いくつかのラインを紹介。

昼休憩は嫁の弁当 俺より朝早くありがとう

娘達の声おかえり 暖かいごはんまたおかわり

金ピカのチェーンなんか持ってない
高級車にだって乗ってない
けどそこに誇り持ってたい。

60Wの栄光さ 全然金なくても
成功者

今週日曜どこへ行こう?その日の為6日を生きよう

洗濯物干すのもHIP HOP

これらのパンチラインからもわかるように月から土まで毎日仕事に精を出し、帰宅すれば愛妻と愛娘が居る。そんな何気無い平凡(幸せ)に感謝と愛を表現する。世間が抱くラッパーへのイメージとは良い意味で対極にある表現での楽曲。

何気無い毎日への感謝と家族への愛を持つことは、実は1番かっこいい男の条件なのかもと思わせられる、心揺れる名曲です。

ZORN / ZONE THE DARKNESS
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洗濯物干すのもHIP HOP~HIP HOP聴くならこちらがオススメ~

突然ですが、HIP HOPはお聴きになりますか?
以前に比べるとメジャーなジャンルになってきましたが、まだまだ日本においてはHIP HOPが好きな方は多くはありません。
いきなり話の結論から入りますが、これから紹介するアーティストはHIP HOPに興味ない方でも一度は聞いていただきたいのです!!

簡単な説明として、1989年生まれの31歳で出身は東京都葛飾区新小岩です。15歳の頃からラッパーとして活動を始めフリースタイル(ラップでバトルする)の大会で若干17歳で優勝し、THE 罵倒というバトル好きなら誰でも知っている大会で前人未到の三連覇を達成しています。
これがどれくらい凄いことかと例えると、お笑いやスポーツの大会で三連覇するのと同じくらい凄いです(笑)。
例えが悪くてすいません、、、。
老若男女問わず、人気沸騰中のラッパーです。
そんなZORNですが、私がオススメな理由は「飾らず、等身大の自分や生活を曲で表現している」からです。
ラッパーのイメージって「〇〇だYo~♪」みたいな感じで、高級な車やお酒飲んで、きれいな女性を引き連れているイメージってありませんか??
実際ラッパーはブランディングもあり、お金持ちに魅せて夢を与える人が多いです。ダサい姿を見せず、ラッパーとしてお金を稼ぐというかたは多いのも事実です。
しかし、ZORNは違うんですよ、違うから人気なんです。かっこつけず、飾らず、日々の日常を曲で表現していて、それがかっこよくてたまらないんです!!
ZORNは月曜から土曜まで現場仕事で働きながらラッパー活動を行っています。ちなみに武道館ライブを行った次の日にも現場仕事をしています。
ラッパーでもあり、ほんとに一般の方と同じような日常を過ごしています。その日常をさらけ出してラップにすることで、リスナーから共感されています。
タイトルの「洗濯物干すのもHIP HOP」というのは歌詞の一部なんですが、ZORNの中で一番有名な歌詞です。
「洗濯物干すラッパーなんて夢がない!!」と思われるのも覚悟で曲にしたのは個人的に痺れました。
他にもZORNの歌詞では、「金ピカのチェーンなんて持ってない高級車にだって乗ってない、でもここに誇りを持っていたい 少年のような夢を追ってたい」「大体こんなもんさmy life 昨日も今日もまあ変わらない なんにもいいことなんてない でも言葉に出来ない感謝に愛」など、とにかく日常ということにこだわりを持って曲を作っています。
どんな方でも共感できる点があるので、初心者の方でも聞きやすいアーティストです。
騙されたと思って、聴いてみてください!!