SPY×FAMILY / スパイファミリー

SPY×FAMILY / スパイファミリーのレビュー・評価・感想

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SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

スパイ×暗殺者×超能力者の家族日常コメディ

東国(オスタニア)から西国(ウェルスタリア)に送られた凄腕スパイ黄昏(本名ロイド)は、西の政治家ドノバン・デイモンドに接触するべく、デイモンドの子供が通っている名門イーデン校に養子を入学させる任務「オペレーション梟」を命じられます。
養子を探し訪れた孤児院で人の心を読める少女アーニャと出会います。
その場でアーニャが難しいクロスワードパズルを解いた(実際には、ロイドの心を読んでカンニングした)ため、難関イーデン校に合格できると考えたロイドは彼女を養子にします。
実はそれほど賢くないアーニャを合格させるためロイドは四苦八苦させられますが、なんとか筆記試験を通過しました。
しかし、次の面接試験には「両親」が揃って面接に赴かないといけない連絡がありました。
もちろん妻のいないロイドは急いで妻となる女性を探します。
その矢先、2人はヨル・ブライアという女性に会います。ヨルは公務員をする傍らいばら姫というコードネームで密かに殺し屋をしていましたが、婚期の遅れを親に指摘され形の上での恋人を探していました。
心を読めるアーニャは殺し屋であるヨルを好奇心から母親になってくれるように仕向けます。
妻役を探していたロイド、恋人を求めるヨル、ワクワクを求めるアーニャの3人の利害が一致し、互いの素性を隠しながら、即席の家族として生活をスタートさせます。アーニャの入学に向けて3人で奮闘していく姿、お互いの素性を隠しつつ暮らしていく中で芽生える家族愛や絆、スパイや殺し屋の任務の緊迫したシーンの中にある笑い、様々な要素が混ざり合いつい読み進めてしまいます。
アーニャは無事入学できるのか、その後家族はどうなっていくのか。
出始めてまもない作品のためぜひ手にとってお読みください。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

一番キテル、三世代マンガ!

少年ジャンプ+に隔週連載中のスパイ漫画。イケメン凄腕スパイが、国を守るため、身分を隠し養子をもらい、最強の美女と偽装結婚して物語は始まる。しかも養子の幼女も妻までも、誰にも言えない過去(と現在)を持っている。3人は互いに自分を隠しながらも、事件が起きるごとに信頼を深め、本物の家族になっていく。敵と腹の探り合いやスパイものならではのクールでミステリアスな場面にドキドキ。幼女のお茶目で可愛い学園(小学校!)ネタには、おじさん達は悶絶必至だ。そして妻を演じる天然美女との、じれったいほど進まないラブコメ。どこを切っても面白い金太郎飴な作品。
1話目から応援コメントが半端ない数となっている。

作者の遠藤達哉は、この漫画を読むまで知らなかったが、なかなか目が出なかった20年選手だとか。この前の著名な作品(TISTA)の刊行が10年以上前だとかで、作者がその間を、どんな思いで過ごしていたのか…と、少し切ない気持ちにもなる。子供も、大人も楽しめるが、大人になって、大分経つ人に一番おススメなのは、こんな遠藤の背景があるからかもしれない。自分もそうだが、書かれていることが全て実感できる。変な時間に昔の映画を一人で見ているような、現実逃避感も味わえる。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
8

ギャグ要素満載のスパイ、アクションコメデイ漫画!

イギリスを舞台とした、凄腕のスパイの夫、殺し屋を家業とした妻、人の心を読める超能力を持つ6歳児の家族のコメディ漫画です。あることをきっかけにこの3人は疑似家族として同居することになります。スパイの夫は1つの国を守るため、情報収集できるようスパイであることを隠すために。殺し屋の妻は自身が殺し屋であることを実の弟に隠すために。6歳児は自身が超能力を持つことを本当の家族に知られて孤児になった経験から、能力を隠すことで家族を得るために。3人それぞれみんなが自分自身のことを隠しながら疑似家族として生活していきます。
彼らの職業・能力的には緊張感漂う設定であるはずが、妻の天然ボケや6歳児ならではの行動に、夫はスパイであることを知られないための責任感から振り回されるハメになります。その様子は本当の家族に負けないくらいのアットホームさで微笑ましく、面白いです。特に6歳児である娘アーニャは、超能力により父や母の本当の姿を知っているはずにも関わらず、あまりにも2人が良い父母を演じてくれるため居心地良く過ごしており、本当の家族以上に信頼している描写は心温まります。
イギリスのヒーロー、ジェームズ・ボンドが活躍する007やハリウッド映画のMr&Mrsに通ずる場面などもあるので、そういった作品が好きな方にもおススメです。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
9

超人気!「このマンガがすごい!」第1位のSPY×FAMILYの面白さ

スパイと家族。この二つのテーマを掛け合わせることで物語に生まれる深み。
決して人に情をもたない敏腕スパイのロイド。任務のために作った、かりそめの家族。任務が終わればお別れ。しかし、共に過ごすことで、変わっていくロイドの心情が描かれる。

そして孤児院で暮らしていた娘のアーニャ。服屋で出会った妻のヨル。この二人が持つ家族への想いも共感できるものがあり、つい感情移入してしまう。
単にスパイの物語だけでも十分にストーリー展開ができそうだが、そこにキャラクターの心理描写を巧みに盛り込むことで物語が充実。男女問わず楽しめるおすすめ作品だ。

また、登場人物の設定も面白味を加える。
妻のヨルは殺し屋。戦闘力は現段階でNo.1。凄腕のロイドも吹っ飛ばす力をもっており、時折見せる戦闘シーンは人間の度を越していて逆に笑える。
娘のアーニャは超能力者。人の心を読むことができ、ロイドとヨルのことはお見通し。そんな家族を誰よりも愛し、繋ぎとめようとする姿がかわいい貴重なキャラクターである。ロイドの任務に大きく関わる、キーキャラクターとなっている。

深みのあるストーリーと魅力的なキャラクター。「『よくこんな作品を生み出してくれた!』と作者の遠藤達哉さんには感謝の言葉を述べたい!」そんな気持ちである。早く続きが読みたくなる『SPY×FAMILY』を読んでみてはいかがだろうか。