かくしごと / Kakushigoto: My Dad's Secret Ambition

かくしごと / Kakushigoto: My Dad's Secret Ambition

『かくしごと』とは久米田康治による漫画作品で『月刊少年マガジン』(講談社)にて連載された。本作は、姫10歳編のコミカルな日常、姫18歳編のシリアスな未来の話、大きく分けて二部構成が取られている複雑なストーリーとなっている。
『さよなら絶望先生』といった非日常作品が多い久米田の作品には珍しく、日常色強めの作品になっている。
地元熊本県にある美術館で「久米田康治のかくしごと展」が開催され、2020年にはアニメ化された。

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かくしごとの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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『かくしごと』とは、漫画家の父親と小学生の娘の騒々しくも優しく温かい日常を題材とした、久米田康治による漫画作品。タイトルは「隠し事」と「書く仕事」の2つの意味が込められている。2016年から『月刊少年マガジン』で連載され、2020年にはアニメ化された。 下品な作風で知られる漫画家の後藤可久士は、失望されたくない一心で、娘の姫には自分の職業を隠している。親子愛が感じられる温かい言葉や、周囲のキャラクター達のクスっと笑える一言など、『かくしごと』には印象に残る名(迷)言が多く登場する。

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さよなら絶望先生(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『さよなら絶望先生』とは2005年から2012年まで『週刊少年マガジン』で連載された久米田康治によるコメディ漫画及びアニメ作品である。教師・糸色望は期待あふれる始業式の日に首つり自殺を図る。そこへ通りがかったポジティブ少女、風浦可符香に出会い助けられる。その後、新しく担任となったクラスに行くと自分の命を助けた少女はそのクラスの生徒だった。ネガティブ思考の教師と問題児ばかりの集まった教室で繰り広げられる痛烈な風刺コメディ。

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「有頂天家族2」とは、「森見登美彦」による小説作品「有頂天家族」シリーズ2作目をアニメ化した作品。2007年に小説「有頂天家族」が発売、2013年に第一期がアニメ化。2015年に小説「有頂天家族 二代目の帰朝」が発売、2017年に「有頂天家族2」としてアニメ化。主人公で狸の「下鴨矢三郎」は、天狗の息子「二代目」と出会う。二代目はヒロイン「弁天」と険悪な仲になり、矢三郎たち狸も巻き込まれていく。

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有頂天家族(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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2013年に放映されたアニメ。 原作は『四畳半神話大系』、『夜は短し歩けよ乙女』の森見登美彦。3部作となる予定の「たぬきシリーズ」である。キャラクターデザインは『さよなら絶望先生』の久米田康治。 2013年には漫画化、2014年には舞台化された。 豪華なキャストと丁寧な描写で根強いファンがついており、2017年4月9日より第2期である『有頂天家族2』が放送開始する。

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『じょしらく』とは、『別冊少年マガジン(講談社)』で連載されたギャグ漫画作品。原作・原案は久米田康治、作画はヤスが担当した。女性落語家の楽屋での会話を中心とした日常コメディであり、アニメ化もしている。作者は原作・原案は久米田康治で作画はヤスである。落語家の防波亭 手寅が主人公であるが、落語をしているシーンはあまり無く楽屋での会話がほとんどとなっている。日常のどうでもいいことから、ネタを広げながら話を展開させていく所が『じょしらく』の見どころである。

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ここではほのぼの系やギャグ漫画、1話完結ものなどスキマ時間でも楽しめる漫画をまとめている。長編や深いストーリーではないものが多いので、気楽に読むことができるものばかりだ。 紹介している作品の中には、アニメ化もされたガールズ落語漫画『じょしらく!』や、とある町に引っ越してきた元気な少女「よつば」の日常を描いたコメディ漫画『よつばと!』などがある。

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かくしごと / Kakushigoto: My Dad's Secret Ambitionのレビュー・評価・感想

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かくしごと / Kakushigoto: My Dad's Secret Ambition
9

ちょっとそこで見て、ほっこり、休めるアニメ

本作は、『さようなら絶望先生』で有名な久米田康治先生の作品です。久米田康治先生の特徴は下ネタ、ブラックジョークなど万人ウケするというより、好みが分れる話が多いのが特徴でした。それこそ、『かってに改蔵』の下ネタや『さよなら絶望先生』のメタ発言やネガティブ発言に引き、敬遠する読者、苦手意識を持つ読者もいたのではないでしょうか。本作は、いい意味で期待を裏切られた作品です。
笑える話やギャグ漫画家としての苦悩。『さよなら絶望先生』は基本、一話完結のギャグ応酬という印象が強い中、この作品は泣ける話と笑える話のバランスも良く、ほっこりとする物語です。下ネタなども控え目なため、「え、本当にあの先生の作品なの」と驚かされます。
でも、やはり久米田先生の作品のため、暴走するお父さんの親バカぷりとそれを必死に止めるツッコみ達(主にアシスタント)。時々、ジーンとくるほっこり話もあり、最後にはギャグ漫画家としての信念やら娘への愛情やらが溢れる楽しいアニメです。
12話完結のため、ちょっとした休みにも一気に見れる非常に安定した作品ですので、今日の休日でも見てください。
今なら、『u-next』、『Hulu』、『dアニメストア』『AbemaTv』など、各動画配信サイトで閲覧できます。

かくしごと / Kakushigoto: My Dad's Secret Ambition
10

隠し事は、描く仕事

主人公の『後藤 可久士(ごとう かくし)』は、10歳の娘の『姫』と、中目黒で父子慎ましくも明るく幸せに暮らしている。

しかし、父、可久士には、娘の姫には言えない『かくしごと』がある。

それは、『描く仕事』。

後藤 可久士の職業は漫画家であり、その内容が下ネタ漫画だからだ。

『父親が下ネタの漫画家なんて知られたら娘に嫌われてしまう』と思い込み、自宅で立派なスーツに着替えて漫画を描く仕事場へと出勤。

途中にあるブティックでTシャツと短パン姿に着替えるが、姫にバレない為の変装兼軽装でないと漫画が描けないという理由からである。

作業場は、何ともクセの強いアシスタントと、有能を自称する担当までおり、賑やかだ。

アシスタント達の名前はみな駄洒落となっており、意味を考えるのが楽しい。

そして、この作品であるが、細かくは語れないが、どうも闇が深そうな作品のような感じがしてならない。

先ずは可久士の娘の姫のクラスメイトだ。

『かくしごと』以前に連載をしていた、『さよなら絶望先生』に出てきた『女子高生』とおぼしきキャラクターが、『小学生』として登場する。

小学生としての彼女達の名前は、『さよなら絶望先生』の女子高生の名前のアナグラムのようになっている事に加え、性格も酷似している。

『さよなら絶望先生』はやや不穏な終わり方をしていたが、それとの繋がりをどうしても考えてしまう。

そして、コミックの冒頭と終盤では、18歳になった姫が登場する。

18歳の誕生日に姫は鎌倉にある海辺の丘上に建つ家の合鍵を何者かから貰い受ける。

そこは、中目黒にある自宅と全く同じ間取りの家だった。

その家に保管してあった漫画原稿から、彼女は父の隠していた仕事を含め、父の過去や母親について知る事となる。

一体、可久士と姫に何があったのか?
前作キャラクターに酷似している姫の友人達は何者なのか、笑いの中にハラハラが止まらない作品である。

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