ディープ・ブルー(1999年の映画)

ディープ・ブルー(1999年の映画)

『ディープ・ブルー』(原題:Deep Blue Sea)とは、1999年にアメリカで公開されたパニックアクション映画。監督はアクション映画を得意とすることで有名なレニー・ハーリン。興行収入は1.6億ドル。物語の主人公スーザンは、アオザメの脳を素材とするアルツハイマー病治療薬の開発を海洋上の研究施設アクアティカで行っていた。遺伝子操作を行った影響で脳が発達し賢くなった巨大ザメは、自らの考えを持つようになり、外界へ出て自由になるという目的のため、研究者や関係者たちを次々に襲撃する。

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ジュラシック・パーク(Jurassic Park)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。 バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

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スパイダーマンの歴代スーツまとめ

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『スパイダーマン』とは、MARVEL COMICS発祥のアメコミヒーローである。 スパイダーマンは、スパイダースーツを着用してヴィランたちと戦いを繰り広げる。これまでスパイダーマンは『サム・ライミ版スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』『MCUスパイダーマン』の3つのシリーズで映画化されてきた。シリーズによってスパイダースーツの形状や能力が異なっている。

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ミスト(The Mist)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ミスト』とは、スティーブン・キング原作フランク・ダラボン監督・脚本の2007年のアメリカ映画。 嵐が来た翌日突然正体不明の濃い霧が町を覆い、デヴィッドと息子ビリーは買い物先のスーパーから動けなくなってしまう。スーパーの倉庫で霧の中の“何か”と遭遇したデヴィッドは他の客に危険を知らせ、店のものを使いバリケードを施した。しかしその夜再び“何か”が店内まで侵入し皆パニックに陥る。正体不明の霧とその中に潜む“何か”、そしてスーパーに取り残された客たちの心理状態を描いたホラーサスペンス映画である。

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キャプテン・マーベル(MCU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。

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マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。

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『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。

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パルプ・フィクション(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『パルプ・フィクション』とは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年公開のクライム映画である。主演はジョン・トラボルタ、共演はサミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン等。アカデミー賞脚本賞とカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞した。ギャングであるヴィンセントと相棒ジュールズは、ボスからの命令でスーツケースを取り返すべく、アパートに潜入する。3つの異なる犯罪エピソードから構成されており、ストーリーの時系列と映画の時系列が異なる構成が話題を呼んだ。バイオレンスと乾いた笑いに満ちた傑作群像劇。

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』とは、アメリカ合衆国で制作されたヒューマンドラマ映画である。天才的頭脳を持ちながら過去の虐待による心の傷が原因で、仲間とともに非行を繰り返す主人公の少年ウィル・ハンティングと、ウィルに向き合う、愛する妻を失った心理学者ショーン・マグワイアの心と心の交流を描いた作品。アカデミー賞脚本賞、ゴールデングローブ賞脚本賞受賞作であり、マッド・デイモンの出世作。ショーン・マグワイア役のロビン・ウィリアムズもこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞している。

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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミック『スパイダーマン』の実写映画化作品としては7作目、再リブートシリーズとしては2作目、また、マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として扱われたMCUシリーズとしては23作目の映画となる。高校の夏休みにクラスメイト達とヨーロッパ旅行へでかけた主人公のピーター・パーカーは旅先でスパイダーマンとしての任務が与えられ、再び戦いに出ることになる。

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マンマ・ミーア!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『マンマ・ミーア!』とは、2008年にイギリス、ドイツ、アメリカが共同製作したロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。 エーゲ海に浮かぶギリシャの小島を舞台に、シングルマザーの母ドナに育てられたソフィが自身の結婚式でヴァージン・ロードを一緒に歩いてもらうために本物の父親を探し出す物語。 今作は世界的に有名なスウェーデン出身のポップ音楽グループABBAのヒット曲で構成されており、見てるだけで思わず歌い出してしまうハッピーミュージカル映画である。

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アンブレイカブル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『アンブレイカブル』とは、2000年製作のアメリカ映画。日本公開は2001年の6月。大ヒットとなった「シックス・センス」の次にM・ナイト・シャマランが手掛けた作品。脚本もシャマラン自身が担当した。凄惨な列車事故に遭いながら、ただ一人かすり傷ひとつ負わずに生き残った男が辿る数奇な運命を描く。主演は「シックス・センス」に続きブルース・ウィリス。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン。

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コーチ・カーター(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『コーチ・カータ』とは、弱小高校バスケ部が、スパルタコーチであるカーターの指導によって成長し、活躍する姿を描いた青春映画。落ちこぼれの集まりであるリッチモンド高校バスケ部に、OBであるケン・カーターが新コーチとして赴任してくる。カーターは、バスケの技術を教えるより先に、まず選手たちと契約を交わす。契約を守らない者は試合に出さないというカーターに対し選手たちは反発するが、徐々にカーターの真意を理解し耳を傾け、相互に信頼しあうようになる。

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ディープ・ブルー(1999年の映画)のレビュー・評価・感想

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ディープ・ブルー(1999年の映画)
8

たくさん死ぬ

サメもので、シチュエーション・ホラーでもあります。海の中の研究施設に、頭のよくなったサメと取り残されたという話です。そんなサメができたのは、バカな研究員が勝手にサメの頭を大きくしたからです。なのに、この女、悪びれないし、 この女以外の研究員らが死ぬし、イライラしました。最後には、わたしのせいだからと、囮を買ってでるのですが、当たり前だと思いました。お前のせいで何人死んだと思ってんねんという感じです。そう、この映画、人がたくさん死にます。それに結構簡単に死にます。最初サメに襲われた研究員のおっさんは片腕をもがれ、ヘリから落とされ、海の中でボールのようにサメに投げられ、と最悪だし、最後の方まで残ってた男もあっさり食われます。やっぱ、食う系の敵は怖いなあと思いました。主人公の男はあまり有名な人ではないけど、その後、ミストにも出ます。ひどい目に遭う男の典型です。なんだか、男らしい顔だけどどこかひどい目に遭うのが似合うような男かなと思います。あと、サミュエル・ジャクソンも出てますが、なんと思ったより簡単に死んでしまってびっくりでした。でも、それが狙いでしょうね。やっぱり、パニックムービーはたくさん死ななきゃと思いました。

ディープ・ブルー(1999年の映画)
9

ほとんど死ぬ

ほとんど死ぬサメ映画です。認知症の薬の研究施設で、脳の大きくなった賢いサメが研究員を襲います。食べるとかはもちろん、ヘリを落としたり、ヘリを建物にぶつけたりして人を殺すとても賢くて怖いサメです。施設も、サメの研究所なので海の上にあって、その上、水が入ってきてサメの独占場だし、パニック度が高いです。とても有名な役者さんが出ていますが、彼もあっけなく殺されますし、人が死ぬ映画が好きな人には楽しい映画なのではないでしょうか。私もそういう映画は大好きなのでとても楽しく見れました。昨今、なんだかんだで結構助かる映画も多い中、パニックの名に恥じず、たくさん死んでくれました。サメはただ強いだけでなく頭もいいので、人間との知恵比べという面もあって、ただの怪物と戦うものより面白かったです。食べられる人たちは大体が、悪いことをしていない熱心な研究員なので、とてもかわいそうでした。一人、サメの脳を大きくした自業自得女がいますが、彼女も最後にはサメにやられてしまいました。結局、残ったのは2人だけという展開が当時は新しくてすごいと思ったものです。一応研究施設という建物内での戦いですが、水の量もすごくて、海での戦いと大差なく、ジョーズに匹敵するサメ映画だと思います。

ディープ・ブルー(1999年の映画)
8

誰が死ぬのかわからないサメ映画

数だけはあるものの、あまりヒット作に恵まれないサメ映画界隈。そんなサメ映画の中でも、割と日本でも知名度があると思われるのが『ディープ・プルー』だ。
サメの脳細胞を利用してアルツハイマーの治療薬を作る研究所で、違法な遺伝子操作を施されていたサメが暴れ回る。アニマル・パニックものとしてはよくあるあらすじだが、本作の最大の特徴・評価点は、誰が死ぬのかわからない点だろう。「こいつ、すぐ死にそう」「これは死ぬ展開だろ」と思っても、それを裏切ってくるのだ。具体的には序盤のボードでイチャコラしているリア充とか、一人はぐれてしまったモブキャラっぽい黒人コックとか。特にコックに至っては、自分を襲ったサメを返り討ちにするという、普通の映画なら想像できない活躍ぶりだ。
実質主役であるカーターのかっこよさにも目が行く。最初はちょっといけ好かない感じのマッチョマンだが、いざ事件が起これば、仲間と協力して脱出を試みる。非常事態であっても周りに当たり散らすことなく、仲間と知恵を出し合って困難を乗り切ろうとする理性的な人物だ。さらに率先して身体を張る漢でもある。惚れてまうやろ。
とはいえ、本作にも欠点はある。最大の欠点は、製作側がヒロインとして配役したであろうスーザンの酷さだ。研究チームのリーダーで、一見すると理知的な美人なのだが、研究に固執するあまり、殺されそうになったサメを逃がすわ、サメに違法な遺伝子操作をして今回の騒動の原因を作るわと、癖のありすぎるキャラだ。脚本の都合もあるとはいえ、なんでこんなのをヒロインにしたのかと製作者に問いただしたくなる。
ともあれ、明確な長所・短所を持っている本作。このレビューで多少のネタバレはしたものの、それでもなお先の読めない展開があなたを待っている。ぜひ、この『ディープ・ブルー』の世界に、どっぷりと深く浸かってほしい。

ディープ・ブルー(1999年の映画)
8

頭のいいサメが人間に襲いかかります。

認知症の特効薬の研究のため、脳を大きくされたサメと、研究所の人々の戦いを描いたパニックムービー。
舞台は海に作られた研究所で、水が浸水し、サメがウロウロできる環境です。パニックの名にふさわしく、最初から最後までパニックだらけです。登場人物は次々死んでいくし、サメは怖いしでドキドキしっぱなしです。近頃は、登場人物の大半が死ぬ映画もめずらしくないですが、この映画上映当事は、そんな展開は珍しくてびっくりしました。特に、サミュエル・L・ジャクソンが死ぬところは、サミュエルという大物俳優、重要そうな人物役であることと相まって「嘘ー!」という感じでした。また、他のサメムービーと違って、サメの頭がいいこともあり、人の死に方が結構様々です。ある人は腕をサメに食われ、ヘリで救助されるはずだったのに、サメに妨害され、担架に固定されたまま海を漂いサメに食われ、ある人は水中で何か修理をしていたところを狙われました。人間と動物の戦いにおいては人間の頭の良さが動物に勝つためのポイントなのに、サメのほうも頭がいいと人間に勝ち目はありません。もう絶望です。最終的に2人だけ助かるのですが、助かる人も結構意外な人で、面白いです。サメムービーが好きな人は必見ではないでしょうか。

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