カードキャプターさくら / CCさくら / Cardcaptor Sakura

カードキャプターさくら / CCさくら / Cardcaptor Sakura

『カードキャプターさくら』とは人気漫画家集団CLAMPによって講談社刊の月刊雑誌『なかよし』で、1996年~2000年に渡って連載されていた少女漫画および、それらを原作としたアニメ作品である。強大な魔力を秘めた「クロウカード」の封印を解いてしまった小学生・木之本桜が、クロウカードの守護者・ケルベロスと協力しながら、クロウカード集めに奔走する。

カードキャプターさくら / CCさくら / Cardcaptor Sakuraのレビュー・評価・感想

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カードキャプターさくら / CCさくら / Cardcaptor Sakura
10

世代を超えて愛される作品

『カードキャプターさくら』はCLAMP作の中でも有名な作品。漫画だけでなくアニメ・映画も放映されています。クロウカード編→さくらカード編→クリアカード編に進むと共にキャラクターの年齢も小学生から中学生、高校生と変わるので時間と共に成長を感じられます。
一目見ただけでは「可愛らしいアニメ」と思われがちですが、『カードキャプターさくら』(通称CC)は奥が深いのです。主人公の木之本桜を始め、李小狼など魔法を操るキャラクターがたくさん出てきます。ただ悪い魔物・敵を倒すだけではなく、主人公桜の心の中には「困っているから助けてあげなくちゃ」という思いが常に存在しています。「敵=悪いから倒さなければ」と決めつけてしまいがちですが、悪いことをしてしまう裏側にはその人が解き放てない本当の思いがあることを、桜は教えてくれるのです。このことは現実社会にも言えることであり、考えるべき事柄だと思います。
又、この作品は世代を超えた愛を語っている作品でもあります。異性愛・同性愛・年の差愛など様々な愛の形が記されており、この愛の形を否定するキャラクターが1人もいないことも魅力の1つですね。自分のことよりも相手を思いやる心を持ち、たとえ全く知らない他人だったとしても困っている人がいたらすぐに駆けつける可愛くてかっこいい素敵なキャラクターが主人公であるからこそ、この作品がより魅力的なものに感じるのだと思います。

カードキャプターさくら / CCさくら / Cardcaptor Sakura
10

『カードキャプターさくら』の魅力

『カードキャプターさくら』は、大人も子供も楽しめる作品です。マンガを読んだことない方、是非一度お手にとってみてはいかがですか?きっとハマってしまうこと間違いなしです。まず、主人公のさくらちゃんがとってもかわいいんです。かわいくて優しい、家族や友達思いで何事にも一生懸命。さくらちゃんがどんな風に困難を乗り越えていくのかがみどころ。その他のキャラクターも個性豊かで、恋愛模様も注目ポイント。特に、さくらと小狼の関係性が、物語と共に徐々に変わっていくのが見ていてとても心温まるし、キュンとします。とにかく『カードキャプターさくら』はあたたかい世界で、誰もが相手のことを思いあって行動します。こんな風に家族や友達や恋人に対して言葉をかけてあげられる世界って、なんてステキなんだろうかと思います。続編の『カードキャプターさくら クリアカード編』や、アニメに映画2本もある大人気シリーズ。たっぷり楽しめます。見てない方、損してます。女の子なら大好きになるでしょう。ただ魔法やらなんやらで面白いだけじゃない、登場人物の心情などが細かく描写された世界観に大人が読んでも面白いと思えるでしょう。子供さんに見せるのにも、とてもおススメのマンガです。

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9

とにかく私服が可愛くて多い

さくらちゃん自体可愛いが、驚くのは私服の多さだ。あそこまでレパートリーがあるのは、他作品でも見たことが無い。洋服のデザインもよく被らないなと尊敬する。クリアカード編に入ってからも、私服の数は相変わらずなのも本当に凄い。
もう一つ凄いのはさくらだけでなく、他のキャラの服もちゃんと変えているところ。普通は主要キャラだけになりがちなのに、そこまでカバーしてくるのは天才。
それに比例するように、いわゆる飯テロ的なシーンの多さにも驚かされる。90年代後半で、ここまでだしているアニメはさくらしかないだろう。
クロウカード編で印象に残っているのはミラーのカードの回。実際に実害が出るのは今回が初めてではないだろうか?後にカード自身も謝罪する珍しいエピソードだった。シャドーのカードの回は確かに大変な目にはあったけれど机の片づけに追われただけだった。
他に特徴的なのが、普通は物語には欠かせない『敵』が出てくるのだが、このアニメには一切出てこない、というのも特徴だ。アクションシーンも少なからずありながら敵を作らずに完結させることはかなり凄い。
クリアカード編がいま連載されているが、アニメ版の方は、どうやら昔のアニメ版と原作の設定をごちゃまぜにしている感じのよう。設定だけはきちんとしてほしかった...。そのほかは文句なしのアニメだ。一度は見てほしい。

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8

子供の頃からずっと好き!

小学生の頃、テレビで放送していたカードキャプターさくらをずっと見ていました。
姉も母も好きだった事もあり、単行本も家にあったし、映画も家族で観に行き、主人公のさくらちゃんの人形やおもちゃも買ってもらいました。
とにかく主人公のさくらちゃんと、恋のライバルとして登場した小狼くんが大好きで、小さい頃は純粋に何もわからないまま楽しく見ていました。
中学生になり改めてマンガを読み返した時に女の子同士・男の子同士・先生と小学生の恋愛が描かれていた事に気付き、どうして今まで気付かなかったんだろう!と驚いたのと新しい発見に嬉しくなりました。
何回読み返しても飽きる事もなく、それどころかコマの色んな所で新しい発見があり、新鮮な気持ちにさえなります。
簡単なあらすじとしては、さくらちゃんが封印されていた本を開いてしまい、中に入っていたカードがあちこちに飛んで行ってしまった。
そのカードを全て集める為にカードキャプターになり、家族や友達にバレないように頑張って誤魔化しながらカードを集めていく、と言った感じです。
さくらちゃんには親友の知世ちゃんがいるのですが、知世ちゃんは裁縫がめちゃくちゃ上手で、さくらちゃんに似合う衣装を作って来てくれるんです。
知世ちゃんはそんな可愛いさくらちゃんをビデオカメラで撮ってるんですが、本当にその気持ちがよくわかるなと感じています。
個人的にはかなりオススメなのですが、途中で書いたように色んなタイプの恋愛模様が描かれているので、苦手な方もいるのかな?と。
大丈夫!と言う方には続編も出ているので、それも併せて是非読んでみてもらいたいです。

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7

元祖魔法少女、かわいい衣装のポイント

漫画が出た1990年代後半、可愛い作風とイラストのセンスに子供ながらに衝撃を覚えました。

ストーリーは小学生の木ノ元さくらが身近でおこる様々な異変に魔法の力で立ち向かうというものです。
この漫画、アニメで特筆すべきところは可愛らしい衣装です。さくらの親友であるともよちゃんが毎回さくらのためにコスチュームを手作りするのですが、その完成度とセンスが素晴らしいのです。
ある時は羊をあしらったコスチューム、ある時は天使の羽を付けたり星をあしらったりと様々なものがあり、そのどれもが本当に目を見張るような美しさと可愛らしさです。
また作者 CLAMP先生の画力がずば抜けており、本当に美しく癒されるタッチです。
もう1つ特筆すべきは個性的なキャラクターです。ぬいぐるみのような魔法使い・ケルベロスやさくらのお兄さん、海外の転校生や担任の先生などなど、どのキャラクターも本当に可愛らしく魅力的です。

コミックスの続編を描く『クリアカード篇』として、さくらが新たなカードを集める作品も存在します。美しさはそのままに、さくらが中学生になって転校生のシャオラン君と恋愛関係になっている様子は昔からのファンとしては本当に嬉しく感じます。
年齢、世代問わず沢山の方に読んで頂きたいです。