劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~のレビュー・評価・感想

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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
10

青春部活の最高峰

響けユーフォニアム誓いのフィナーレは、元々小説、アニメ化されたのを映画化にした作品です。
あすか先輩や先輩たちが前回、全国へと導きましたが、彼女たちが卒業し、新しい体制となった北宇治高校はさらに全国に改めていくために奮闘します。
後輩も入部し、久美子たちも先輩となりました。
後輩の奏と同じ楽器を吹くことになり、彼女も先輩であったあすかと朝食似たような雰囲気をだし、久美子もちょっと困惑していました。
青春、部活、学校を舞台に全国目指す北宇治高校吹奏楽部の物語です。
それぞれの人間関係などもあり、部活の雰囲気ってこんなんだったなと思えるものである。
一貫として全国を目指すという目標は変わらず、全員がそれに向けて練習するというのは、他の映画でも言える。悔しいという気持ちがあり、その悔しさをバネに乗り越えるというところも面白いところである。
「悔しくて死にそう」という麗奈というもうひとりのキャラクターの中学のときの台詞も「響けユーフォニアム」の1話のところからもずっとこの映画につながっている。
コンクールというのには、必ずランキングがあるということも主人公たちは分かっていた上で、その想像を越えていたものでもある。
彼らたちが目指すのは全国、それに向かう高校生たちの青春は熱い。

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
8

楽好きなら大人でも見てほしい!

とにかく映像がきれい!これほどきれいなアニメ映画はありません。音楽を通した物語なので、音響も素晴らしいです。
高校一年生の黄前久美子と、彼女が所属する北宇治高校吹奏楽部の、夢と感動の青春ドラマ。ヒロインの久美子がなかなかヒロインらしからぬ個性的な女子高生です。不器用で素直ではない彼女ですが、友人たちに支えられながら、高校二年生の夏になりました。部長もトランペットの優子先輩になり、部内には新入部員が入ってきます。前年度全国大会出場校とあり、経験者も大勢入部、部内の雰囲気が一年生の時と、かなり違ってきます。後輩ができて、後輩の相談役に抜擢されてしまった久美子。不器用だけれど1人1人の様子をしっかりと見ている久美子ならでは、という先輩たちからの要望です。コンクールを目指す練習も、後輩たちのトラブルも、悩みも一手に抱えてしまい、それでも友人たちに支えられながら、成長していく久美子の姿が見られる、シリーズ第四作目の「~誓いのフィナーレ」です。結果、京都府大会で北宇治高校は負けてしまいますが、後輩たちの人望が厚くなった久美子は、そのまま優子先輩や夏紀先輩たちの陰謀?で、次期部長に任命されてしまいます。
シリーズ4作目の映画になります。京都アニメーション独特の安定の美しさと実際に流れる大会中の演奏も見どころです。今回の誓いのフィナーレは、前作響け!ユニフォーム「リズの青い鳥」の時間軸で、主人公が3年生希美とみぞれから、元々のヒロイン久美子を中心として描かれています。リズの青い鳥を見た人はもちろんですが、アニメ版の響け!ユニフォームを見ていた人は、アニメの続編になりますので、ぜひ見て下さい。