キース・リチャーズ

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キース・リチャーズ
9

影響を受けました

言わずと知れた世界的有名なロックバンドのギタリストです。
もともと現在の年季の入ったそれこそ、百戦錬磨のモンスターバンドのギタリストのイメージしか、個人的な印象がなかったのですが、最近になって何故か興味がわき、いろいろと調べました。
60年代後半から70年代初頭にかけての、ルックスや雰囲気が好きです。68年の悪魔を憐れむ歌のギター演奏がクールで、71年のマーキー・クラブでギターを弾く彼の姿が、ワイルドです。
若いデビューしたての頃は、なんというか初々しくちょっとヤンチャで、斜に構えた若者といった感じですが、そこからわずか数年の間に、ワイルドで鋭い眼光、印象的でクールなギターリフを奏でる、バンドの中の中心人物へと変化していきます。おそらくリードボーカルのミック・ジャガーと共に、曲作りを始めた辺りから、人間的な成長と変化があったのでしょう。
また成功するに従って、後からついてくる巨額な富や、ドラッグでの逮捕、元リーダーのブライアン・ジョーンズとの不仲による亀裂など、いろいろな問題がキースに直面したであろうと思われます。それらを乗り越えてきたからこそ、放つ彼のオーラーが、ライブの映像や、プロモビデオからも伝わってきます。
成功とは一見、幸せをつかみ自分の目的を達成させる事だと思いますし、成功をつかみとる事は非常に重要だと思います。“成功”にたどり着くまでの道のりも、平坦ではなく険しいでしょう。
しかし本当に大変なのは、いかに成功した状態から、次の成功(あるいは目的)の為に、努力し切磋琢磨できるかだと、彼を見て感じました。