デジモンセイバーズ

デジモンセイバーズのレビュー・評価・感想

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デジモンセイバーズ
6

主人公デジモンの使い回しはやめてほしい

フロンティアとは違ったベクトルでの異色作。この作品は、生身の人間でありながらデジモンと直接戦える者・マサル兄貴を許容できるかできないかで評価が変わってくる。一体化するテイマーズ勢、自らデジモンになるフロンティア勢も最初目の当たりにしたときは驚愕したことだろう。ちなみに主人公唯一のゴーグル無し、男声優と独自性が多い。彼に合わせて、作風も勢いで突っ走る少年漫画的なものに。相棒との友情や親子の絆など、熱さはガチだ。
最初の内は新鮮さを感じていた。しかし後半に進むにつれて細部が荒削りになっていくのが見て取れる。アグモンがまた主役として湧いてるのと、主人公・大門のDQNっぷりを除けば、まぁまぁ面白かったかなぁ。素手でデジモンを倒すとか、そういうぶっ飛んだ設定が面白かったんでしょう。大は番長レオモンみたいな変なデジモンと絡みが特に良かったかな。どちらかというとすっとぼけた主人公なんで、色物との絡みは良かった。中二とかいう設定が、もうありえないくらい等身がデカくて、強いんですけど…まあこの作品ならしかたないなって思います。ただ、アグモンには思い入れがあったので、主人公デジモンの使い回しはやめてほしいなって思いました。