ロスト・イン・スペース

ロスト・イン・スペースのレビュー・評価・感想

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ロスト・イン・スペース
4

なんかイマイチ。

ゲイリー・オールドマンが出ているので見ました。ロビンソン一家のドクターであるゲイリーは、裏切り者ですが宇宙船に取り残された挙句、ロビンソン一家と宇宙で迷子になっちゃうような人です。悪役だけど間抜けな役です。もちろん、間抜けだけど抜け目ない感じだし、ゲイリーがしてるからところどころの顔は怖くて侮れないなって感じです。ロビンソン一家の末っ子を手懐けちゃうし、嫌な男です。ゲイリーの演技を見るにはいい映画なんだけど、あまり面白い話ではありません。もともと人気テレビドラマシリーズだったみたいだし、映画にまとめるのはむずかしかったのでしょう。内容を詰め込んでいるけれど、どれもド派手さもないしメリハリもなく、コメディにふっきれてもいないから見ていて面白くないです。話の展開は面白そうなのに不思議です。末っ子とお父さんはうまくいってないみたいな話もあるのですが、末っ子はまだ小学生の恐らく低学年だし、ただの親子喧嘩にしか見えないです。そんな父が嫌いって感じもしないので、最終的な和解にカタルシスもない。ロビンソン一家の長女とパイロットの恋の話には全く興味がわきませんでした。人物を魅力的に描けてないからでしょうか。あまり印象にも残らず、面白くはない映画でした。

ロスト・イン・スペース
5

長い物語の一部だからなのか。

もともと、長いテレビドラマシリーズの映画化。地球外なくなったときのために他の惑星で住んでみるために宇宙に飛び立った家族と、裏切り者のホームドクター、運転士及び雑用の軍人が宇宙で迷子になるというアドベンチャー映画。もともと、ドラマでいろんな話があるところ、いろいろ削ぎ落としているからなのか、コンパクトに事件を描いてるのを映画用に伸ばしてるからなのか、なんかあまり迫力のない、間延びした感じの映画でした。蜘蛛型の宇宙人が出てきたり、裏切り者が結局家族と旅しなきゃいけなくなったり、タイムループがあったり、話の筋は面白いのに残念です。役者陣でいえば、有名どころではゲイリー・オールドマンが出ています。裏切り者のドクターを演じてて、なんか間抜けで、でもあくどさもあって、さすがだなと思いました。子どもを騙して鍵を開けさせるところとかは、ゲイリーぽいと思って笑ってしまいました。あと、蜘蛛型の金属系の宇宙人とか、膜に覆われた場所とか、出てくるものはSFっぽくていいと思いました。先ほど述べたように、私は、この映画を淡々としていてあんまり面白くないなと感じました。結局は題材的に連続ドラマの方があっているのだと思います。

ロスト・イン・スペース
4

話は面白いのに

宇宙で迷子になる「宇宙家族ロビンソン」の映画化。
地球以外に住める場所を探すために宇宙に家族で行くことになった家族と運転手の軍人と、裏切り者の医者が宇宙で迷子になって、クモ型の宇宙人に襲われたり、未来の自分らに出会ったり、息子と父親の触れ合いがあったりは話は面白いのに、なんかパッとしない映画だった。たぶん、キャスティングがなんか違ってたり、子ども向けに凄惨な場合を写さなかったり、演出面の悪さが目立ったのかなと思う。たとえば、父親が未来の息子にあって、他の家族は宇宙人に襲われて死んだんだみたいな話をするんだけど、家族皆殺しの画がないのだ。ここはあったほうがちよっと怖くていいのではと思う。いくら子ども向けといっても、やっぱSFにはちょっと怖さもいると思う。
あと、キャスティングでいうと、ウイリアムハートは家族ないがしろの父に見えないというか、ストレートに愛情深く見えるし、悪役の医者は、ゲイリーオールドマンなんだけど、彼はうまいしコミカルで好きなんだけど、なんかかっこよすぎる。この悪役はなんかもっと年寄りとかおとこっぽくないガリガリ男のほうが似合うと思う。というに、ところどころ、なんかしっくりきてなくて、あまり面白くない。