チャラン・ポ・ランタン

チャラン・ポ・ランタンのレビュー・評価・感想

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チャラン・ポ・ランタン
10

チャラン・ポ・ランタンがいい

チャラン・ポ・ランタンはボーカルで妹のももさんとアコーディオンで姉の小春さんによる姉妹ユニットです。結成は2009年、ボーカルのももさんがまだ高校生の時から活動をしています。アコーディオン主体の音楽なのでシャンソンや民族音楽に影響を受けていますが、その音楽性はとても個性的で最高です。カンカンバルカンというバックバンドと共に活動していますが、そこにギターはなくアコーディオンと管楽器、バイオリンがメインのバンドになっているのも特徴的で好きなところです。姉の小春さんが作る曲はかわいらしい曲もあれば、ちょっと笑っちゃうような曲もあって飽きさせない。代表曲はドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のオープニングに使用された「進め、たまに逃げても」。この曲もいつ聴いても元気になれる曲。特にわたしのお気に入りはイスラエルの民謡の「ハバナギラ」とアラブの民謡「ムスタファ」。この二曲はおすすめです。「ハバナギラ」はロックよりもロック、パンクよりもパンクな曲で、どうしようもなく盛り上がります。「ムスタファ」は面白い歌詞でライブでも終盤で盛り上がる楽しい曲です。ぜひ、チャラン・ポ・ランタンいろんな人に楽しんで聴いてもらいたい一押しアーティストです。

チャラン・ポ・ランタン
10

平成育ちの昭和系アーティスト

2009年から活動している女性2人組アーティスト。
実の姉妹での活動をしており、妹のもも(ヴォーカル)姉の小春(アコーディオン)からなるグループ。シャンソン・スカ・歌謡曲ジャンルを主に提供。名前は聞いた事ある人は多いかもしれません。と言うのも2016年TBS系ドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」のOPを担当しました。その時の楽曲は「進め、たまに逃げても」というもので、アップテンポで歌詞内容も可愛らしくドラマにマッチしていました。
この2人が主に提供してくれる楽曲は上記でもある通りスカやシャンソン、歌謡曲といったハイカラなメロディーなんです。それはそれは曲調から歌詞内容まで完璧で、時代を遡らせてくれます。
映画「少女椿」の主題歌となった「あの子のジンタ」はこちら側のメロディーとしては申し分ない出来となっております。スカとかシャンソンとかわからんよ…という方はですね、そうですね。ブンチャ ブンチャ ブンチャチャ ブンチャっていうテンポが続く感じです。アコーディオンの音で。なんとなく物悲しく暗く寂しげな音程と、少しアングラな歌詞がぐっと引き込ませてくれる、そんな感じです。またももさんのあの小柄な体躯から絞り出されるパワフルな歌声と、小春さんの超絶技巧アコーディオンが目も耳も満足させてくれる事間違いなし!