呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen

『呪術廻戦』とは、芥見下々による日本の少年漫画。略称は『呪術』。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2018年14号から連載している。『ジャンプGIGA』の2017 vol.1から2017 vol.4で連載された『東京都立呪術高等専門学校』を前日譚としている。2022年には累計発行部数は7000万部を記録。小説にて2019年に発売された『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』、2020年に発売された『呪術廻戦 夜明けのいばら道』の累計発行部数は50万部。全国書店員が選んだおすすめコミック2019では1位。みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019では大賞を受賞した。
主人公は並外れた身体能力をもつ高校生の虎杖悠二(いたどりゆうじ)。オカルト研究部で起きた事件をきっかけに特級呪物「宿儺(すくな)の指」を食べてしまった虎杖が呪術師として呪霊という化け物と戦う姿を描いている。
2020年10月から2021年3月まで毎日放送・TBS系列でテレビアニメが放送された。2021年12月24日に長編アニメーション映画『劇場版 呪術廻戦 0』が公開。歴代興行収入14位の137億5000万に上った。『東京都立呪術高等専門学校』を原作としており、同作を『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』として単行本で発売した。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisenのレビュー・評価・感想

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呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
8

呪術廻戦が表現する世界について

人々が生み出す呪いは世界を破滅させるのか否か。呪いの渦巻く現代で生きる呪術師達の群像劇。それが「呪術廻戦」という作品である。映画・ノベライズ・舞台化もされた、『週刊少年ジャンプ』の人気作品である。
恐怖・不安・生きづらさ等人々の負の感情から生み出される「呪い」。仙台で暮らしていた主人公虎杖悠二(いたどりゆうじ)は、ある日所属していた高校にて特級呪物「両面宿儺の指」を拾う。
だが、その呪物に呼応するかのように出現した怪物のような見た目の呪霊が現れる。
その頃、呪いの調査任務で仙台に来ていた呪術師・伏黒恵に助けられ互いに協力し応戦するのだが苦戦してしまう。「呪いは呪いでしか対処できない」と伏黒に言われ、呪霊に対処すべく咄嗟に宿儺の指を飲み込んでしまった虎杖は、突如その体に日本最強の呪術師「両面宿儺」を宿してしまった。すると宿儺が現れ、虎杖の体を乗っ取り生まれ変わろうとする。
呪いを払い呪いとともに生きる選択をする虎杖と、非呪術師を救い呪いに立ち向かう呪術師達の向かう先には何が待ち受けているのか。少年漫画でありながら、生と死が絡み合う壮大なストーリーであり個々の生きる指針を与えてくれる作品でもあるのだ。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
10

画面から目が離せないアニメ

主人公・虎杖悠仁を筆頭に、登場人物たちが次々に呪いを祓っていくとてもワクワクが止まらないアニメ。
史上最強と呼ばれる五条悟の戦闘シーンにも注目。
はじめは呪いを知らなかった虎杖が持ち前の運動センスを武器に高専で徐々に力を学んでいき、数々の強敵と闘っていく物語。虎杖は性格もとても優しく仲間思いで、心動かされる場面がいくつもある。また最強とよばれる五条悟は目がキラキラで顔もイケメン。戦闘も最強、老若男女誰からも人気の存在である。虎杖の同級生の釘崎のばら、伏黒恵も個性的で、虎杖に劣らず一流の力を持っている。この3人が今後どう強くなっていくか期待大だ。またこの3人と五条悟のやり取りもとても面白い。
ストーリーが続くにつれてそれぞれの登場人物の物語が明らかになり、とても感動する。登場人物ごとにさまざまな術式や領域展開が見られることにも注目。
現代社会とも合致する負の感情を呪いにすることで、より感情移入しやすくなる。戦闘シーンは漫画では若干分かりにくいが、アニメで見ると迫力がすごくていつまでも見ていられ、今後の展開がとても気になる。
キャラ一人ひとりの個性が強い分、好き嫌いが分かれ自分の推しが見つかりそう。ハラハラドキドキワクワクそんなアニメである。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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自分に自信を持てない少年の目覚ましい成長、少年と彼をとりまく人々との深い絆や愛に涙した(劇場版のレビュー)

『週刊少年ジャンプ』に連載され、アニメ化もされた『呪術廻戦』という作品の前日譚ともいえるストーリーが、『劇場版 呪術廻戦 0』である。
この映画の内容が『呪術廻戦』本編に繋がる部分もあり、すでに本編を知っている人には「なるほど」と思わされる部分も多いだろう。キャラクター同士の関係性が丁寧に描かれているので、映画を見た後で再びアニメ本編(または原作コミックス)に触れることで新たな気付きがあり、より深みを感じることができる。

この作品の主人公・乙骨憂太は、幼いころ結婚を約束するほど思いあっていた祈本里香という少女に呪われている。交通事故で命を落とした里香は、その死後「呪霊」となることで憂太の元にとどまった。
里香の呪いとしての力はすさまじく、やがて「特級過呪怨霊」と呼ばれて恐れられるほどの脅威となってしまった。それほどまでに里香の力を増幅させたのは、他でもない憂太への深い愛情だった。

話が進むにつれ、里香が憂太の元にとどまらざるを得なくなった真の理由が判明し、強敵との戦いの末その呪いは解かれて里香は憂太から離れて天に召されて行く。2人の力が1つに重なって脅威に立ち向かう姿は、2人の深い愛で結ばれた関係性を強く感じさせられて涙せずにはいられなかった。

またラストシーンでは、この映画の1つの軸ともなる強敵・夏油傑の人物像について新しい発見があり、それは『呪術廻戦』本編ともつながる重要な要素にもなってくる。
『呪術廻戦』のファンであっても、まだ未読・未視聴であっても、楽しめること、また、感動することは間違いない。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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幅広い世代にかけて大人気の『呪術廻戦』。その魅力とは!

2018年より『週刊少年ジャンプ』にて連載をスタートし、爆発的な人気を誇る『呪術廻戦』の魅力をお伝えします!
魅力1:個性的なキャラクター
登場人物には様々な個性的なキャラクターがいます。例えば「パンダ」という名前で個性的なキャラクターがいたり、最強の呪術師「五条悟」や、ヒロインも従来の漫画とは違いとても強く凛としていてそこもまた魅力の一面です!

魅力2:ダークな世界観なのにコミカルな一面も!
「呪術」と言うだけあって呪われたり、人が亡くなってしまうシーンはあります。それでも続きを読みたいと思ってしまうのは、話の展開の面白さと所々に挟まってくるコミカルなシーンでしょう。それのおかげで「暴力的なのはちょっと...」という方にもおすすめできるものになっているんだと思います!

魅力3:術式を使ったバトルや技がカッコいい!
『呪術廻戦』の世界には「術式」といったその人固有の技のようなものがあり(遺伝などで受け継がれることもある)、例えば「伏黒恵」が使う十種影法術は10種の式神を召喚して操ることができます。「夏油傑」が使う呪霊操術は、その名の通り呪霊(人間の負の感情が具現化したもので作中の敵)を取り込んで操ることができます。
こんな風に呪術廻戦オリジナルのかっこいい技などは呪術廻戦にしかない魅力と言えますよね!

まとめ:
『呪術廻戦』は「魅力的なキャラクターが多い!」「ダークな世界観にも関わらずコミカルな一面もあり読みやすい!」「技がとてもかっこいい!」などの魅力がありました!ぜひ、1度お手に取ってみてはいかがでしょうか!?

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
10

圧倒的作画の美しさに驚かされる映画版

幼いころ結婚の約束をした折本里香が交通事故で亡くなる瞬間を見た乙骨憂太は、彼女の呪いに苦しめられていた。ある日、憂太の前に東京都立呪術専門高等学校の教師で、呪術界最強の男五条悟が現れる。里香の呪いが原因で周りの人たちを傷つけていた憂太は、呪術高専に転入し里香の呪いを解こうとする。
『週刊少年ジャンプ』で連載されている芥見下々の大人気漫画『呪術廻戦』。その1年前が舞台の「呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校」を映画化したのが、劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』である。
主人公の乙骨のボイスキャストは声優の緒方恵美が担当。制作をMAPPAが手掛ける。

以下、ネタバレ要素が有るので、まだ見ていない人は注意してほしい。
原作はコミック1冊分だが、映画版では京都組やおなじみのキャラクターの百鬼夜行でのバトルシーンなどが補足されていて、ファンだけでなく呪術廻戦を初めて見る人でも楽しめる。とにかく作画が綺麗で、流れるようなバトルシーンに豪華声優陣の演技が重なって、思った以上に濃い内容の作品に仕上がっている。
また、主題歌「一途」、エンディング「逆夢」をKingGnuが担当。「一途」は主人公乙骨憂太と里香の関係性をしめすような疾走感が感じられる。映画の印象的なシーンとともに流れる「逆夢」にもグッとさせられ、観る人たちをさらに深く物語に引き込んでくれている。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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スピード感に圧倒されるストーリー展開

人間の負の感情から生まれる化物「呪い」。その力は人を死へと導く。
類稀な身体能力を持つ高校生の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課としていた。だが、ある日学校に眠る強力な「呪物」の封印が解かれたことで呪いに襲われる。呪いに襲われ命の危機に瀕する友人を救うため、虎杖はある決断をし呪いを呪いで祓う「呪術師」の世界に足を踏み入れる。
『週刊少年ジャンプ』で連載している『呪術廻戦』は、絵、キャラクター、ストーリーのバランスが絶妙で、個性的なキャラクター達が繰り出す様々な呪術と、スピード感と迫力のある圧巻のバトルシーンに没入できる。
漫画自体の構図のバランスも良く、コマ割りが細かく、小さいコマにも文字がギュッと詰められており、1話1話の読み応え感がすごい。それでいて、迫力のあるシーンでは細かいシーンまでしっかり描きこまれいて、読者は目を引き付けられるのだ。漫画家の腕の良さを強く感じられる。
また、キャラクターだけではなく、バトルを軸としたそれぞれの人間模様、友情ドラマ、個々の成長など予想不可能なストーリー展開からも目を離せない。
第1巻からドハマりすること間違いなしの、ダークファンタジーアクション漫画である。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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最高傑作!純愛・友情の迫力バトル『劇場版 呪術廻戦 0』をレビューします。

『劇場版 呪術廻戦 0』は『呪術廻戦』の前日譚であり、現在呪術高専2年生の乙骨憂太が1年生の時の話です。『呪術廻戦』の教師で五条悟の同級生、夏油傑が引き起こした呪術テロ「百鬼夜行」を軸に、大迫力のバトルシーンが描かれています。

おススメポイント①
【乙骨憂太の過去と成長】
今作では主人公の乙骨憂太の成長と過去が描かれています。
幼少期に結婚を約束した幼馴染の少女、祈本里香を交通事故で失ってしまい怨霊として憑りつかれてしまいます。そこから卑屈な性格になっていましたが、同級生との絆や夏油傑との戦いを通して見違える成長を見せていきます。最後には、感動的な解呪シーンもあるのでお楽しみに。

おすすめポイント②
【迫力のバトルシーン】
今作でのバトルシーンは見どころの一つです。劇場版のクオリティも相まってすごい迫力に仕上がってます。おすすめは特に、五条悟vsミゲル、乙骨憂太vs夏油傑です。現代最強の呪術師五条悟のバトルシーンでは、街中を破壊しながら相手を圧倒する様子が描かれています。

そして、なんといっても乙骨憂太vs夏油傑。
自分を守る為に夏油傑に敗北してしまった仲間達の仇を取るため、特級過呪怨霊「祈本里香」を完全顕現すると、3人が激しく立ち位置を入れ替えながら激しいバトルを繰り広げます。特に、決着となる最後の呪力のぶつかり合いは、乙骨の「純愛」と夏油の「大義」のぶつかりあいとなります。是非、自分の目で確かめてみてほしいです。

まとめ
本編をみていない方でも全く問題なく入り込めますし、ここから本編を読むとよりこの作品の面白さが再確認できるような作品になっていると思います。
原作にはないオリジナルシーンもいくつも含まれていますので、是非一度鑑賞してください。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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圧倒的ビジュアルと心揺さぶる物語の融合

『呪術廻戦』を見た後の感想は、一言で言うと「圧倒的なビジュアルと心を揺さぶるストーリー」でした。
卓越した作画と独創的なストーリー展開に、完全に引き込まれました。
第2期前半の懐玉・玉折編では最強五条、夏油らの高専時代が描かれています。前半のさわやかで甘酸っぱい青春の雰囲気から一変、五条が最強になった理由や、夏油が闇落ちした心境の変化などにスポットが当てられており、セリフはなくても暗く、重々しい雰囲気がBGMなどからも感じ取ることができました。
第2期後半、渋谷事変編では特に感情を揺さぶられるシーンがとても多かったです。
まず、作画スタイルが第1期から大きく変化しました。第1期の美しい作画も素晴らしかったですが、渋谷事変を描くにあたっては、今回の作画スタイルがより適していたと感じます。
特に、渋谷事変の地獄を表現するシーンでは、ダークで生々しい画風がストーリーの重厚さを増していました。
摩虎羅と宿儺の戦いのシーンは、視覚的にも非常に印象的でした。ダイナミックで流動的なアニメーションが非常にマッチしていました。このシーンでは、キャラクターの動きが非常に滑らかで、戦闘の緊張感が見事に表現されていました。

『呪術廻戦』はその卓越したビジュアルとストーリーで、アニメの新たな基準を設定したと言えるでしょう。物語の深みとキャラクターの複雑な心理描写は、視聴者を物語の世界に深く引き込みます。このアニメは、アニメファンだけでなく、幅広い視聴者に推奨できる作品です。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
10

「いい意味で!」期待を裏切っていく!!

『呪術廻戦』をひとことで表すと「期待を裏切り続ける」漫画。
「呪術師」という呪術を用いて呪霊を祓うことを専門とした、呪術師を養成する高専に所属する生徒並びに教師陣。またフリーで活躍する呪術師を主人公サイドとし、人の負の感情から生まれる呪霊を祓っていくという物語。
このようなサラッとした簡単な説明を聞くと、「まぁそこまで斬新ではないかな」と思ってしまう人も多いのではないだろうか。だが1度『呪術廻戦』の世界に足を踏み入れて読み込んでいくと、その展開の裏切り方に誰もが驚かされていくと思う。

物語序盤、主人公が一旦死んでしばらく出てこない。多くの漫画を読んできたが、このように「主人公がかなり序盤に死ぬ」という展開は初めて出会い、度肝を抜かれた。
また作中最強の師匠・先生ポジションが、物語中盤に思ったよりあっさり封印される。そして結構長い間封印されたまま出てこないのだ。そして封印を解かれ出てきたと思ったらラスボス戦に意気揚々と参戦。誰もが勝つと思っていた矢先、体を真っ二つに切られあっさり死亡してしまう。

「最強」を序盤から謳っており、戦闘シーンも本当に強く、味方からも敵からも認められるほどである。最後まで活躍し続けて主人公に力添えをするか、主人公以上に活躍してくれるのではないかと思ったら、あっさり死亡した。これはもう開いた口が塞がらない。
また作中では他の主要キャラや準主要キャラもバンバン酷い倒され方をしていくので、読み進めながら「最終的に誰が生き残るのか」を予想していくのもまた面白いのではないかと思った。
何度読み返しても新しい発見やさらなる考察、行き過ぎと思っても案外行き過ぎていない深読みがどんどん溢れてくる、何度も美味しく楽しめる漫画だ。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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「呪術廻戦」最高!登場人物がただ報われるだけではないストーリーが好きなヒトにおすすめです

マンガ・アニメともに非常に人気の作品「呪術廻戦」は、私にとっても非常に面白い作品です。
登場人物が最強で、圧倒的なパワーで敵を倒したり、主人公がブイブイ言わせるようなストーリーが多いイメージもある「少年ジャンプ」に掲載されています。本作品も、五条悟という圧倒的強者が登場しますし、主人公である虎杖悠二も、類を見ない強靭なフィジカルで敵である呪霊を倒していきます。この点では、ジャンプらしいといえますが、登場人物が「ちゃんと」傷つき、亡くなっていき、報われない描写があるという点に私は強く惹かれました。
ストーリーが進んでいくにつれ、主人公に近い位置の人物や、五条悟に近い位置の人物が傷つき、命を落としていきます。また、虎杖自身も、なんども苦境に立たされ、ただ乗り越えるのではなく、その代償を背負い、心に傷を負っていきます。それでも懸命に、ときには足を止めながらも前へと歩んでいく姿が、より人間らしく、心を打たれる表現であると感じています。
また、アニメ版に限って言えば、主人公虎杖の声優を務める榎木淳弥の演技は、正しい表現かはわかりませんが「かざらない、素朴な」もので、それがより虎杖の人間臭さを感じさせています。
ただ、強い、ただハッピーエンドなストーリーではなく、ちゃんと苦しい、つらい部分のある作作品を堪能したい方はぜひご覧ください。

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現代を舞台に繰り広げられる呪いとの戦い

『呪術廻戦』は、芥見下々によって創り出された日本の漫画作品。現代を舞台にして、人々の負の感情から生まれる「呪い」と呼ばれる存在と戦う呪術師たちの壮絶な戦いを描いています。この作品は、独特な世界観と心理描写、高度な戦闘シーンで多くの読者を魅了し、アニメ化もされたことでその人気はさらに拡大しました。

物語の主人公は、非凡な身体能力を持ちながらもごく普通の高校生活を送っていた虎杖悠仁です。ある日、学校で起きた「呪い」に関わる事件によって、彼の運命は大きく変わります。恨み、悲しみ、怒りなどが形となった「呪い」がはびこる世界と遭遇し、虎杖は呪術師としての才能を開花させ、人々を守るために呪いと戦うことを決意します。

芥見下々は、キャラクターの深層にある心理や感情を丁寧に描き、それぞれの登場人物が抱える葛藤や成長が、読者に深い印象を与えます。また、戦闘シーンは、呪術という架空の力を使いながらも、そのルールを明確にし、読者が理解しやすい形で展開されます。視覚的な迫力とともに、戦略的な思考が要求される戦いは、単なるアクションではなく、思考を巡らせる楽しさも提供しているのです。

『呪術廻戦』の世界には、強力な呪術を使う呪術師たちや、様々な形態を持つ呪いが存在し、彼らの戦いは時に激しく、時には心に訴えかけるドラマを生み出します。そして、それぞれのキャラクターが持つ過去や目的が徐々に明らかになる中で、物語は複雑に絡み合い、読者を引き込んでいきます。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
9

漫画『呪術廻戦』感想&評価

緩急が素晴らしい作品です。
激しい戦闘シーンの緊張と、ギャグ要素や日常の緩急のバランスがちょうど良く、それぞれのキャラクターの背景も相まって続きが気になって仕方ないです。
話の展開スピードがかなり速く、読み飽きません。
例えば、主人公が打ちのめされるような状況において、その心情と持ち直すまでの経緯を他の漫画なら2〜3話使って描くようなものも、この作品ではたった数コマで描いています。
「感情移入しにくい」という意見もあるかもしれませんが、かえって切迫した状況で受け入れるしかないというリアル感があります。
キャラクターも個性的でぶっ飛んでて魅力があると思います。
女の子キャラが総じてサバサバ系強め女子なのはかなり偏りがあると思いますが、ツンデレ好きにはたまらないはず。
また、連載開始当初から『HUNTER×HUNTER』っぽい、『BLEACH』みたいなどと言われていましたが、『呪術廻戦』はそんな「〇〇っぽい」という揶揄を分かった上で、いや敢えてというか「〇〇っぽい」を匂わせている気がします。
そもそも、好きな作品に影響を受けるのもオマージュするのも好きだからなわけですし、作者は楽しんでそれをやってる気がします。
メタ的なセリフが多い作品なので、読む側も「これってもしやアレか?」と思いながら楽しめばいいと思います。

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終わりが地獄と分かっていても見ることをやめられない青春悪夢アニメの第2期

大人気アニメ「呪術廻戦」の2期は、原作が出たころから人気のある章でした。
ゴールは”地獄”とファンの間では言われています。
それなのに見ることをやめられない、見ずにはいられないのがこのアニメの魅力です。
”呪い”をテーマとした原作であるのに、2期の中心は”人間の負の感情”。だからこそ夢中になってしまいます。
キラキラしたヒーローもののように何かを犠牲にして何かを得るのではなく、戦って得たのは「孤独」なんです。俯瞰してみると一見不条理だと感じてしまうのに、実際に何かを代償に得られるものなんかないと私たちは知っています。
命をかけて何かを守った経験などほとんどの人が経験をしていないのに、それでも感情の投影がやめられません。
また、ストーリー性はもちろん面白いのですが、視聴者側に「こうしていれば」という想像が止まりません。
こうしていれば「孤独」ではなく「愛」を得ていたのではないか、ああできていれば今でも彼らは、と考え続けてしまいます。
全ての感情や出来事が明かされていないからこそ面白みが増しています。
そして注目すべきはOPとEDの映像です。ここには本編にはないアナザーストーリーが描かれています。簡潔に言うと、OP・ED映像が天国であるのに対し、本編が地獄なのです。”悪”とされているものを見続けると”悪”の感覚や認識が鈍ります。
例えば戦闘アニメだと”殴る””蹴る”の残虐さを度外視し、”戦闘”することが当たり前のように感じます。
これが呪術廻戦2期にはないのです。呪いを払うということは当たり前の世界なのに、地獄の苦しみが和らぐことはありません。
さらに原作はこれ以上に地獄が待ち受けているのに、見ることをやめられない麻薬のようなアニメです。

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五条悟・夏油傑の高専生時代が辛すぎる単行本8・9巻

虎杖たちの教師で最強の術師として登場する五条先生。単行本8・9巻ではその五条先生が高専生だった時の話が描かれています。人類最強の術師である五条悟と最悪の呪詛師と言われる夏油傑。実は2人は高専生時代、親友だったのです。8・9巻ではどうして夏油傑が高専を離反することになったのかが描かれています。

漫画を読む前は、呪詛師になった夏油に対して嫌悪感がありましたが、漫画を読み終わると夏油の離反に納得しました。夏油は星漿体の任務で天内理子を目の前で亡くし、後輩の灰原が任務で死に、ある村では呪霊が見える双子が村で虐待を受けている姿を見ます。いくら特級の術師であっても、17歳の少年が経験するには、耐えられないほどの辛さだと思います。呪霊が見えて術式があるだけで、他の高校生とは変わらないはずですが、夏油たちは生死をかけて戦います。また周りの人が当たり前のように死んでいってしまいます。呪術師になると自分で決めたことであったとしても、高校生の子どもが体験するには重すぎです。
また仲間が死ぬという経験をした子どもに対して、カウンセラーをつけたり、十分な休息が必要です。当時の高専生たちはそのようなケアを一切受けていないようでした。他にもアニメ2期で夏油は任務まで一人で電車で移動していましたが、アニメ1期で虎杖たちは保護監督の人たちが運転する車で送迎されています。夏油が離反したことで、呪術師である生徒たちをどのようにケアしていくのか見直しがされたのでしょうか。夏油の離反の理由は、表向きには「非術師が生み出した呪霊を仲間の術師が祓い、死んでいくことに耐えられない」というものでした。しかしそのような状況があったとしても、学生を大切にする姿勢が夏油たちが在籍していた時からあれば、夏油の離反は避けられたのではないかと思ってしまいます。

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呪術廻戦の魅力

『呪術廻戦』は、とても面白いマンガです。なんといっても個性豊かなキャラクター達が魅力的です。主人公の虎杖悠仁に、同級生の伏黒恵と釘崎野薔薇の3人がどう成長していくのか、関係性がどうなっていくのかも見どころです。また、五条先生や東京校の上級生、京都校のメンバー達などたくさんのキャラクターがでてくるので、自分の推しなどを見つけるのも楽しいです。そして、そのキャラクター達がどんな呪術を使って戦うのかが気になるし、見ていて面白いポイントでもあります。特に女性キャラ達は、よくマンガでありがちな、かわいくて守られる系の性格ではありません。めちゃくちゃ強くて男前、信念があって本当にかっこいいです。ただ、恋愛的要素が少なめなので、そこのところがもう少しあってもいいんじゃないかなと感じました。パッと見、男受けという感じですが、イケメンキャラが多いので女性も楽しめるマンガだと思います。呪霊達が、人間の恐怖や恨みなどの感情からでてくるものだというのが、なんとも今の時代に合っていますよね。考えさせられるポイントかなと思います。若干難しいところもありますが、一度読んでみると止まりません。次が気になってしょうがないです。アニメのほうが分かりやすいのでおすすめです。

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最高におすすめしたい漫画、呪術廻戦

『呪術廻戦』は、戦闘や能力系の漫画が好きな人、オカルト系が好きな人、構成が複雑な作品好きな人にオススメです。

この作品は、呪術師が呪いと戦う話で、能力1つ1つに対してもモチーフや代償なども緻密に設定されております。バトルが多く、戦闘の描写は迫力があり、スピード感満載で読んでいてわくわくします!
登場人物の言葉は深みがあって、読んでいる人の胸にささります。個人的にですが、登場人物の女性がみんな精神面も戦闘の分野においても強い女性なので、読んでいて気持ちがいいです。
物語の内容がかなり複雑で、伏線も多いです。イマイチ理解できない人は何度も見返したり、YouTubeの解説を見たりすると、より楽しめると思います。
それぞれのキャラクターにも味があって、必ず好きなキャラクターに出会えると思います。ですが、この作品はキャラクターが死にやすいので、推しを作るのはあまりおすすめしません。
夢中になることや、自分の大切なものを守ることに対しての、主人公の真っ直ぐさにグッときます。
知っている人も多いかもしれませんが五条先生が死ぬほどかっこいいです。それだけでもこの作品は見る価値があります。

ハンターハンター等の富樫作品が好きな方は特にハマると思います。死というものがどういう事なのか何なのかすごく考えさせられます。アニメ化、映画化もされており、それでも世界観が崩れない漫画は希少だと思いました。

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少年ジャンプでは少し異質な正義の求め方

『呪術廻戦』は週刊少年ジャンプで異彩を放つ作品です。

物語の冒頭で、主人公の虎杖悠仁は病室で祖父の最期を見届けます。
祖父の孤独な死を目の当たりにした虎杖は、彼の遺言である「囲まれて笑顔で死ね」という言葉を胸に刻み、その後で、「両面宿儺」という怪物をその身に抑え込みながら、この世界の怪物である呪霊との戦いに身を投じることになります。

『呪術廻戦』に登場するのは呪術師と呼ばれる少年少女たちです。
虎杖もその中の一人ですが、彼らの死生観は一般人とは異なるものとして描かれています。
虎杖は自分の命を犠牲にすることを躊躇せず、他者を助け、正しい死というものを他者に与えたいという信念を持っています。

本作は鮮烈なアクションシーンや緻密なキャラクター描写も魅力のひとつです。
作者は読者を圧倒するようなストーリーテリングと力強い絵柄で、呪術師たちの壮絶な戦いを描き出しています。
また、作中の人間ドラマや友情、成長といった要素も見逃せません。
少年らしい正義の求め方とは異なるものの、ストーリーはきちんと少年ジャンプの王道を行っています。

『呪術廻戦』は週刊少年ジャンプの中でも異色の作品であり、正義の求め方について考えさせられる作品です。
一般的な少年漫画とは一線を画し、深いテーマや哲学的な要素が混じり、展開されます。

週刊少年ジャンプの枠を超えた異色の作品として、ぜひ一度手に取ってみる価値があります。

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『呪術廻戦』をこれから視聴のあなたへ

常人離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁。彼の学校に眠る「呪物」の封印が解かれてしまい、人を襲う化物・呪霊が現れてしまう。彼は「呪物」の回収のために現れた、呪術師の伏黒恵と共に校舎に残された生徒の救出に向かう。
しかしそこで虎杖は窮地に立たされてしまい、力を得るために自ら「呪物」である「宿儺の指」を取り込んでしまったことで、特級呪霊である両面宿儺が復活してしまう。

本作は2018年14号から集英社『少年ジャンプ』で連載されたダークファンタジー少年漫画『呪術廻戦』です。
芥見下々先生の代表作とも言える作品で、2017年には『呪術廻戦』の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』も連載しています。

この漫画の面白さはなんといっても、「呪霊」や「呪術師」とのバトルシーンです。登場人物たちが各々オリジナルの能力「術式」を保持しており、これらを使用して戦うのですが、このバトルシーンがとてもかっこよく相性や戦闘シーンの中で成長し相手を圧倒するシーンが魅力です。

まだ見たことがない方にも、ぜひこのシーンだけでも見ていただきたいのがアニメ版第20話『規格外』です。こちらで登場する、主人公「虎杖悠仁」たちの担任である「五条悟」が放つ「虚式 茈(ムラサキ)」。このシーンだけでも見る価値は十二分にあると思います。興味がある方はぜひ視聴してみてください。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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呪術廻戦の魅力

私がオススメしたい漫画は呪術廻戦です。とても有名な漫画ではありますが、少しダークな印象と難しめの内容で見るのをためらってる人が多い印象があります。実際、自分の周りでも人気のわりに見てる人、途中で見るのをやめた人が多くいる印象です。漫画の内容はジャンプ作品ではメジャーな能力バトルものですが、呪術という他作品にはない要素が魅力でもあります。それぞれのキャラクターがさまざまな能力を持っているのはもちろん、敵側の能力が人が恐れるもの(自然や人自身)の負の感情が現実となって襲ってくるという変わった漫画になっています。
それに五条悟という自他ともに認める最強呪術師がいるというところもこの漫画の面白いところだと思います。作者ですらどうやって倒すか迷うくらいのキャラが初めからいるのがこの漫画を面白くしているんだと思いました。結局、五条悟は封印されているという形で本編には出て来てませんが、それでも他のキャラクターが五条悟を解放のために動く状況がとても面白いです。キャラクター一人一人がとても特徴的で、パンダという名前の人の言葉を話す呪骸や普段はおにぎりの具でしか会話ができないキャラとか。一度見たら頭に残るようなキャラクターがたくさんいるので、是非見たことない方は読んで欲しいです。

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【アニメを見ていなくても楽しめる!?】劇場版 呪術廻戦0とは?

結論から言うと、この『劇場版 呪術廻戦0(じゅじゅつかいせん ぜろ)』はアニメを1話から見ていなくても映画を楽しむことができる、そんな内容となっている。
まず初めに、「呪術廻戦」とは人間の負の感情から生まれる化け物(呪霊)を呪術師が呪術を使用し倒すというバトルマンガとなっている。
また呪術廻戦は、常人離れした身体能力を持つ高校生、虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)が主人公であり、虎杖悠仁が呪術師の学校、都立呪術高専に入学し物語が始まる。
しかし、劇場版 呪術廻戦0は、虎杖悠仁が呪術高専に入学する前の話になる。そのため呪術廻戦「0」というタイトルになる。

呪術廻戦0では乙骨憂太(おっこつ ゆうた)が物語の主人公であり、乙骨憂太は交通事故により怨霊化してしまった幼馴染の祈本里香(おりもと りか)の呪いに苦しむ。
その呪いの力を、人を守るために使えるよう力の使い方を学ぶため、呪術師最強と言われている五条悟(ごじょう さとる)の誘いによって呪術高専へ入学する。
呪術高専では乙骨憂太は同級生の禪院真希(ぜんいん まき)、狗巻棘(いぬまき とげ)、パンダと出会う。
この出会いと呪術高専の学びで、乙骨憂太は祈本里香の呪いを解くことを決意する。
そして呪術高専を追放された五条悟の同級生である夏油傑(げとう すぐる)が企てる百鬼夜行を阻止するために戦っていくという物語である。

この映画の見どころは、迫力ある戦闘シーン、何より乙骨憂太である。
五条悟の戦闘シーンはどれだけ五条悟が最強であるかがわかる、そんな迫力のある戦闘シーンとなっている。
また乙骨憂太の戦闘シーンも見どころである。
最大の見どころは、映画の終盤の夏油傑の最後の一撃に対抗すべく、乙骨憂太は祈本里香に告白し呪力のリミッターを外すことで呪力の塊の一撃を放つ。
この告白のシーンを見た夏油傑が『この女たらしめ!』と言い放つが、乙骨憂太が『失礼だな、純愛だよ』との台詞と同時に呪力の塊を放つ。
この一連のシーンがこの映画の最大の見どころと言っても過言ではない。

この映画を見た際には続きのアニメも見たくなること間違いないので、ぜひ「劇場版 呪術廻戦0」を拝見してほしい。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
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アニメ初心者の方にぜひオススメしたい!呪術廻戦のハマる魅力とは?

人間から流れ出た負の感情「呪い」が集まって具現化した呪霊を、呪術師と呼ばれる呪いの力を操る者たちが倒していくバトル系ダークファンタジー『呪術廻戦』。2018年に連載がスタートした大人気コミックスで、2021年12月には劇場版『呪術廻戦0』が公開したり、2023年にはアニメの第2期放送が決定したりと、その人気は右肩上がりだ。呪いをテーマにしていることもあり、全体的には闇の要素が強い作品だが、登場人物の多くが高校生で学生特有の面白おかしな描写も多く、アニメ初心者でも比較的見やすい作品である。
『呪術廻戦』における魅力は大きく2つだ。1つは多彩なキャラクターである。主人公の虎杖悠仁は作中で「呪術師には珍しい根明」と評されるほどの善人だが、ひょんなことで悪の象徴である両面宿儺という呪いをその身に取り込んでしまう。「お前は強いから人を助けろ」という祖父の遺言や善悪の二極性に葛藤しつつも、持ち前の明るさと正義感で様々な困難を乗り越えていく姿が魅力的だ。虎杖の同級生である伏黒恵は冷静沈着でクールな性格だが、処刑対象となった虎杖を「死なせたくない」と五条に頼むなど、情に厚い一面もある。同じく同級生の釘崎野薔薇は東京に強く憧れる田舎っ子で芯の強い女の子だ。口が悪く喧嘩っ早いところもあるが、虎杖を化け物呼ばわりした他校生に怒りを露わにするなど、仲間想いな一面も垣間見せる。その他にもおにぎりの具しか話さない先輩やペッパー君呼ばわりされる先輩、人間味臭いパンダなど登場するキャラクターは、それはもう多種多様だ。もちろん生徒だけでなく教師陣も負けていない。個性的なサングラスと堅物さが特徴的な脱サラ呪術師やキモかわいい人形を作る学長など、こちらも個性豊かな大人たちが揃っている。その中でも特に五条悟は別格だ。自他ともに認める呪術師最強の男で日本人離れした容姿とスタイルを持ち合わせる、一見完璧な人間に見える彼だが、その性格は飄々としていて基本的に軽薄さが目立つ。それ故に生徒たちからはバカ呼ばわりされるなど、彼もまた一筋縄ではいかない個性的な人物だ。物語が進むにつれてこのような個性豊かなキャラクターか増えていく楽しみは『呪術廻戦』の魅力の一つだ。
もう1つの魅力は何といっても迫力満点のバトルシーンだ。漫画の迫力も素晴らしいが、やはりアニメならではの動きのあるそれには度肝を抜かれる。アニメ制作を担当したのは、テレビアニメ『進撃の巨人The Final Season』や映画『この世界の片隅に』などで高い評価を得ているMAPPAだ。バトルならではのスピード感や臨場感に溢れる作画には、思わず目が釘付けになる。アニメ7話「急襲」や20話「規格外」における戦闘シーンは特に別格なので、まだ見たことがない人はここだけでも見てほしい。
『呪術廻戦』は2020年にアニメ化されたばかりなので話数もまだ24話しかない。1日1話のペースでも1ヶ月で見終えてしまうため、まだアニメ初心者で「長編はちょっと…」と思っている方にも見やすい長さだ。さらに2023年には第2期放送も決まっているため、次の楽しみもある。何のアニメを見ようか迷っているならば、ぜひこの機会に『呪術廻戦』の世界を覗いてみてはいかがだろうか。

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アニメ、呪術廻戦についてまだ見たことがない方にもわかりやすく説明します。

呪術廻戦について簡単な概要をわかりやすくご紹介します。
呪術廻戦は、2021年12月24日に『劇場版呪術廻戦0』が公開されました!
『劇場版呪術廻戦0』は、呪術廻戦0巻のマンガをアニメ化したものです。
呪術廻戦の原作者は、芥見下々先生です。
2018年から週刊少年ジャンプで連載を開始していて2020年には、テレビでアニメ化が決定し2020年10月から2021年3月まで放送しました。
これから呪術廻戦のあらすじを簡単にご紹介します。
主人公の虎杖悠二の学校で呪物の封印が解かれ呪霊が出現してしまう。
そのとき呪霊を処理し、呪物の回収をしようとする呪術師の伏黒恵と出会い一緒に呪霊を処理しようとするがなかなか倒せなかった。
そこで、虎杖は呪霊の力を得るため呪物(宿儺の指)を食べ両面宿儺と融合してしまう。
呪霊は倒せたが、虎杖は宿儺の指を食べたことで宿儺の器として死刑を宣告されてしまう。
だが、最強の呪術師五条悟の発案で、虎杖悠二に全ての宿儺の指を食べさせてから殺すという条件で生き残った。
そして、虎杖や東京都立呪術高等専門学校の生徒たちは宿儺の指を集めるためさまざまな呪霊による事件を解決していく。
というのが簡単なあらすじです。

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戦闘シーンがダイナミックでとてもきれいです!

芥見下々さんが原作のアニメ「呪術廻戦」は人間の負の感情から生まれる呪いを払う呪術師たちの戦いを描いた作品です。
主人公は、虎杖悠仁という身体能力にすぐれた高校生です。
あるきっかけで呪いの王である両面宿儺を体に取り込み、東京都立呪術高等専門学校へ入学することになります。
そこで出会った最強の呪術師である五条 悟、虎杖と同じ学年の伏黒恵や釘崎野薔薇などの仲間とともに戦っていきます。
このアニメの見どころは、大迫力の戦闘シーンです。
東京校と京都校の交流会の最後で、五条悟が見せた呪術がもはや何が起こったかわからないレベルですごかったです。
花御と戦っていた虎杖と東堂でしたが、花御に領域展開を発動されてしまいます。
しかし、完全に発動する前に五条悟が現れ、「蒼」と「赫」を合わせた複合術式である虚式「茈」を発動させました。
この術式は、見ることも触れることもできない重さだけがものすごい速さで飛んでくるもので、その威力は通った場所の木々がすべてなくなるほどでした。
戦闘シーンはBGMもそうですが、色彩も何とも言えないほど派手で見入ってしまいます。
個性的な仲間と術式、見どころがたくさんあるアニメで、原作と合わせてみてもおもしろい作品です。

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過大評価すぎる作品

どうしてこの作品がこんなに評価されているのか理解出来ない。
オリジナリティーのない設定とストーリーの打ちきり漫画を読んでる気分だ。
1巻を最後まで読んで「あーあ、面白くないなー」って思ったら2巻以降も大して面白くなることはないので読まない方がいいのではないだろうか。
作者は複雑な能力とか技を考えるのが好きなのだろうが、ただでさえ設定が混雑しているのに、
「魂を直接攻撃できる」とか「生物のクリティカル位置を狙える」とか、いちいち複雑でややこしい能力の説明を出してくるのには気が滅入る。
加えて「呪い」と全然関係ない能力ばかりで何がしたいのか理解不能だ。
設定の説明が多いわりによくわからなくて読んでて苦痛である。
主人公は共感できない存在なのに周りに馴染んでいるのが不思議だ。敵も味方もキャラ付けが浅いし薄い。
そして敵のキャラデザが「強そう」または「怖い!」ってならない「なんだこれ?」って感じになる。
「呪い」がテーマなんだからもっとホラー要素が強めだったらハマってたのではないだろうか。
「底が浅く、表面しかないな」という印象の漫画といった感じだ。なぜここまで評価されるようになったか?
鬼滅のヒットに便乗した感が拭えないが…。