スパイダーマン: スパイダーバース

スパイダーマン: スパイダーバースのレビュー・評価・感想

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スパイダーマン: スパイダーバース
8

それぞれのスパイダーマンの魅力が伝わる

スパイダーマンが好きな人に是非見てほしい作品です。
いろいろな世界にいろいろなスパイダーマンが存在しています。この映画では6人のスパイダーマンが登場します。プライムの世界ではPeter Parkerがスパイダーマンになっています。同じ世界にMiles Moralesが存在して、Peter Parkerの公認として新しいスパイダーマンになる若い少年です。他のスパイダーマンはPeter B. Parker、Gwen Stacy、Peter Porker、Peni ParkerとNoirのPeter Parkerです。
この映画ではそれぞれのスパイダーマンの紹介をするので、初めて見た人にもなにが起こるのか、それぞれのスパイダーマンがどうやって力を持つようになるか、自分の世界でどんな人生を歩んでいるのか、どうやってプライムの世界に行ってしまうのかをちゃんと説明されています。
それぞれのスパイダーマンの個性がちゃんと見えるため、それぞれの魅力が十分伝わっています。どれも好かれるスパイダーマンです。どうやってMiles Moralesが立派なスパイダーマンになれるかがこの映画の中心です。とても感動的な話で、受賞をもらうほどいい作品です。

スパイダーマン: スパイダーバース
8

新たなアニメーションの進化、確立

個人的に、実写版の『スパイダーマン』シリーズを見てきましたが、アニメーションとしては初めてでした。今作品のすごいところはproductionI.G,岩波美和監督、吹き替えには小野賢章、宮野真守と日本のアニメーション、声優業界を第一路線で活躍している人たちが今作品を彩っています。
色んな次元から、色んなスパイダーマンが出てきます。この時点で意味がわからないと思いますが、この意味のわからなさが成立するのが凄い。また、色彩の鮮やかさというのは実写ではなく、アニメーションだからできたことだとも思います。
私個人、映画好きではありますが、アニメに対してあまり好きではありませんでした。実写だからこそのドラマティックさがアニメで表現できるのか?と思っていましたが、これが……ぜひ、見て頂きたいです。主題歌にはTKfrom凛として時雨の音楽もかっこよかったです。あのハイトーンボイスの中にある殺伐とした感情が、彼らの無常に起きる事件や誰かを失った悲しみ、それでもスパイダーマンとして戦っていくという決意を感じさせる力強さを感じました。また、次があるのであればどんな映像美が見れるのか、期待しています作品でもあります。

スパイダーマン: スパイダーバース
9

スーパーヒーロ―映画ファンでなくても楽しめる作品

『スパイダーマン:スパイダーバース』は、批評家から絶賛された映画で、2019年度アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞した作品です。CGと手描きの漫画を融合した斬新な手法を使い、舞台となるブルックリンの街がとても魅力的に描写されています。また、コメディとアクションを見事に織り交ぜており、思わず吹き出す場面や登場人物達のダイナミックな動きに観客は引き込まれます。

本作の見所は、登場するキャラクター達。スーパーヒーローである事に疲れたメタボの40才、豚、そして未来の東京を守る女の子等総勢6人のスパイダーマンが登場します。
悪役・フィスクが家族の死を乗り越えられず、他の次元に生きる家族を取り戻そうとします。加速器と呼ばれる巨大装置を使ってパラレルユニバースを融合させようとしますが、現世界に存在する人々全てが消滅してしまうため、スパイダーマン達が阻止するために立ち上がり、その攻防が本作の主軸となるストーリーです。
声優陣が非常に豪華で、主人公の少年マイルスの叔父役に『ムーンライト』と『グリーンブック』で2度アカデミー賞助演男優賞を獲得したマハーシャラ・アリ、白黒の世界から来たスパイダーマン・ノアール役にニコラス・ケイジ、そして『トゥルー・グリット』に出演し、若干14才でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた才能溢れるヘイリー・スタインフェルドがスパイダー・グウェン役と錚々たるメンバーで話題を集めています。マーベル・コミックやスパイダーマン等スーパーヒーロ映画を全く知らない人でも堪能できるエンターテイメント性の高い映画です。

スパイダーマン: スパイダーバース
9

スパイダーマンという存在を知っていれば、楽しめる海外アニメ映画

スパイダーマンはたくさんの映画が出ていますが、今回の作品はアニメ式ということで、少し違う路線だったので映画館で観てきました。第91回アカデミー賞にて、長編アニメーション賞を受賞しました。細田守監督作品やディズニー/ピクサーを抑えての受賞です。
子供から大人まで楽しる作品で、ストーリー、アクション、迫力ともに、よくまとまった作品だと思います。海外のアニメらしい、カラフルな映像と、スピード感が印象に残りました。今までの作品を見ていなくても、スパイダーマンという存在と、少しのスパイダーマンの技を知っていれば楽しめる作品です。それぞれの特徴のあるキャラデザインと性格、技が印象的です。自分のお気に入りのキャラクターがきっとみつかると思います。
ストーリーは少年が勇気を持って戦う王道ストーリーです。勇気を持つきっかけ、挫折、そこから立ち上がってからの最後の活躍まで王道だからこそ他の戦闘シーンやキャラデザインも際立っていました。映画の内容は、基本的にギャグが多く含まれています。今までの映画のスパイダーマンシーンを使った小ネタもあるのですが、観ていなくても全然楽しめますし、観た人は、更に楽しめます。もちろん泣けるシーンもあります。日本人なら、「なるほど。海外からの日本の印象はこうなんだな。」というシーンも出てきて、笑えます。