男はつらいよ

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男はつらいよ
7

寅さんから学べること

現在20代の自分ですが、1960年代に作られた本作品は十分に楽しむことができました。『男はつらいよ』について多くの人は何となく構成はご存知なのではないでしょうか。

シリーズもので、寅さんという明るそうなおじさんが出てきて、恋をして、失恋をして、旅に出る、この繰り返し。
内容はまさにその通りで、寅さんが旅から東京、柴又の親戚の居候先へ帰ってくるところから始まり、そこから出て行き、また旅に出るシーンがお決まりのパターンです。

寅さんは生粋の渡世人で、旅する各地で周りをしっちゃかめっちゃかにします。他人のお金で宴会をひらいたり、すぐ喧嘩を始めたり。
しかし、彼は自分なりにしっかりそれらの埋め合わせをします。ある時には物事を頼まれれば一生懸命にこなそうとし、また別の時には困っている人の将来のため奮闘して手助けすることもあります。
1番の見所はまさにこのあたりで、寅さんの周りの人たちは彼に助けられつつ進路を進めたり幸せになっていくのですが、当の主人公寅さんだけは彼が望むようなかたちで幸せになれないのです。
それに気付くと、ああ、だから題名につらいって言葉が入ってるんだな、そりゃつらいよな...としみじみなるところに深く共感と感動できるものがあります。
それと、寅さんは一見破天荒な人間なのですが、映画を観る人からも、作中の人物からも、みんなに慕われています。
なんでそうなのかと考えつつみてみるとまた面白いと思います。
第一作目は、特にそういった部分がわかりやすくみえると思うので、是非ご覧になってみてください。