劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> / City Hunter the Movie: Shinjuku Private Eyes

劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> / City Hunter the Movie: Shinjuku Private Eyes

『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』とは、2019年に公開された劇場用アニメ作品。名作漫画『シティーハンター』の20年ぶりの映画作品であり、レギュラー声優陣は全員が続投している。原作者の北条司が同作の前に描いた『キャッツ♥アイ』のキャラクターもゲスト出演した。最終興行収入は15.3億円。
冴羽獠は、金をもらって悪党から依頼人を守る凄腕のガンマン。ある時、獠は進藤亜衣という女子大生から「助けてほしい」と依頼を受け、彼女の護衛をする中で新兵器の宣伝を目論む悪党と対峙していく。

劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> / City Hunter the Movie: Shinjuku Private Eyesのレビュー・評価・感想

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劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> / City Hunter the Movie: Shinjuku Private Eyes
10

懐かしい作品を当時のままで

この作品には沢山の魅力があります。まずは原作が終了してからかなりの年月が経ちますが、当時のキャストを起用、物語の雰囲気も当時のままです。映画館で上映を観ましたが老若男女問わず涙出来る作品になっています。またこのようなアニメ作品は原作を知らないと楽しめないのではないのかと思うと思います。しかしこの作品は漫画やアニメといったシティーハンターの原作を全く知らない人でも楽しめる作品となっています。複雑な話はなくよくあるストーリーではありますが、途中で退屈しないような展開も多数あります。冴羽獠という一見スケベでふざけている感じの主人公ですが、しっかりするところはしっかりするギャップも魅力です。そして一番素晴らしいと思ったのは劇中歌です。映画の中で戦闘中や感動のシーンなどで沢山の曲が流れるのですが、実はその曲は過去のアニメ作品などの主題歌や劇中歌がそのまま使用されます。エンディングでは過去のアニメ作品の名場面が特別に編集された映像が流れエンディングでも泣ける作品です。シティーハンターが大好きな人にも、シティーハンターを全く知らない人でも笑えて涙出来る素晴らしい作品です。凄くオススメ出来る作品なので是非観てみてください。

劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> / City Hunter the Movie: Shinjuku Private Eyes
10

オープニングからウルウルしそうに

シティハンターとしては王道の展開で、安心して見ていられる作品です。冴羽のもっこり、香のハンマーやトラップ、海坊主のツンデレなどなど往年の名シーンが目白押し。そして、ストーリーやキャラクターたち以上といってもいいのが数々のテーマ曲や挿入歌オープニングのエンジェルボイスで泣きそうになったのは私だけではないはず!小室さんの歌声が小さかったりするのはご愛嬌でしょうか?wGetwildなどテーマ曲が注目されがちですがCDを買い集めていた私にとっては北代桃子さん(当時の名義)の曲まで入っていたのは非常に嬉しかった点です。さて、肝心のストーリーの方はというと急成長する企業の若き社長(山寺宏一さん)が香の幼馴染で、再会して惚れちゃうこの時点で怪しさ爆発なのですがもちろん王道なので真っ黒ですwヒロインの父に大型ドローンの脳波コントロールシステムを開発させていたのもこれまた定番もちろん父親は死んでしまいます、、、コルトパイソンでその大型ドローンを粉砕するのも予定通りw結局、ちゃんと死んじゃうのはヒロインの父と死の商人と二人だけたっくさんのドローンやクモのようなマシンの乱射にも街ゆく人や冴羽たちは傷を負わなかったようですw警視庁の冴子の立ち回りやキャッツアイの三姉妹の登場も懐かしさを加速させてくれます。迫力の戦闘シーンを楽しむためにも是非とも劇場で楽しんでいただきたい作品です!

劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> / City Hunter the Movie: Shinjuku Private Eyes
8

最近では珍しい安心して観れるアニメ作品

リアルタイム世代では無く、アニメや原作は少しかじった程度でした。まず、作画が素晴らしく綺麗なことは勿論、数十年経過しても変わらない冴羽のもっこりと薫のハンマーのくだりファルコンのロケランや決める所はきっちりキメる獠のかっこよさなどなど、観ていて凄く懐かしい気分になれる良い映画でした!キャストの声の変化に関しては年齢の都合上、致し方の無い部分はございましたが、何よりも冴羽獠役の神谷明さん70歳を過ぎているのにも関わらず相変わらずの爽やかボイスでびっくりでした。ゲスト声優も山ちゃん、玄田などなど豪華なメンツがそろっております。個人的にはちょっとキャッツの出番が少なすぎたのはガックリでした。また、劇中において多々の著作物が出てきてはニヤリとさせてきます(モ○○ト、T○○○シ○○ズなど)。自分もシティーハンターの本編を通しで見るのは初めてでしたが、総評としてはアクションあり、ラブあり、サスペンスありのバラエティに富んだ面白い映画で作品をはじめてという方にも是非お勧めできるムービーでした。自分は20代ですが、幅広い世代が観に来ていて普段は過疎化している地元のシネコンの席がほぼ埋まっていました!是非、皆様ご覧になられてはいかがでしょうか?