翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama

『翔んで埼玉』とは、魔夜峰央によるギャグ漫画作品、およびそれを原作としたコメディ映画作品である。。二階堂ふみやGACKTを始め、豪華なキャスト陣が本気でふざけた内容が大きな話題となる。埼玉県民が東京都民に虐げられてきた架空の世界が舞台となり、埼玉解放を求めて他の県を巻き込みながら全面戦争へと発展していく。

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitamaのレビュー・評価・感想

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翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
10

埼玉県民にとって面白すぎます

やっぱり埼玉県民だったので、これは見なければ!と思い、見てみました。周りからの評判もかなり良かったのですが、みてみて期待通りの出来で大満足です。二階堂ふみがこんな演技をするのはみたことありませんでしたし新鮮でした。ガクトも映画などではあまりみたことないと思うので役者の抜擢が凄いですね。とにかく昔っから侮辱ばかりされてた埼玉が、映画を見た後誇らしくて仕方ありませんでした。映画でもとにかく序盤に埼玉を侮辱されまくっていましたね。こんなにとことん言われていたこと自体が埼玉の良さなんです。まるで、小学生の好きな子にわざといじめてしまうみたいな症状ですかね。そして、埼玉の郷土愛、やっぱり埼玉県民みんな持ってます。自分が言いたい事が、全て次から次へと出されて嬉しかったです。原作者の郷土愛をしかと受け取れました。こういうのは、それぞれ郷土を愛している人達が和歌山とか、佐賀とか、岩手とか地方の映画でも作っていけそうですよね。そんなことも今後あっても面白いかもと思いました。もう予定では、翔んで埼玉の2を出してくれる予定をききましたが、今現在ガクトの調子が良くならなくてはもしかすると、なくなることもあるんじゃないかと不安に思ってます。またぜひ見たいです。

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10

今世紀最大級の茶番劇! そして、バカバカしいほどの真面目さは最高!

地域格差を強烈に風刺した『翔んで埼玉』は、公開後に観客から最大級の賛辞?を受け、おちょくった先の埼玉県民からも予想外に大ウケしました!

予想外の大ヒットとなった要因は “埼玉県民には、そこら辺の草でも食わせておけ!”という、過激なまでの埼玉ディスりが多大なるインパクトを放ち、豪華キャストの役者さん達がバカバカしくも大真面目に茶番劇を演じた演技にありました。

原作は今から37年前頃の雑誌に連載された漫画家・魔夜峰央のギャグマンガですが、途中3話までで途切れてしまった「未完の漫画」です。
未完の理由は作者が当時住んでいた埼玉から横浜に転居した事で、「県外から埼玉をおちょくる悪意のある作品になってしまう」という懸念から連載を中断したとされています。

そんなマンガが30年の時を経てテレビ番組で取り上げられ、ネット上でも大反響を呼び、3話が収録された全1巻の単行本が復刻されてからは69万部超えのベストセラーとなりました。

実写映画化された本作は、原作漫画で途切れた幻の続きが描かれる事になります。

ラストはどうなったのか?(ネタバレ)
凄まじい闘いを終えた数年後の埼玉…その後は『日本埼玉化計画』に成功しました!
そして次なる計画として『世界埼玉化計画』に着手しようとしています!?

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9

埼玉愛に満ち溢れた自虐と笑いが勢ぞろい!

「パタリロ!」の作者 魔夜峰央さん原作のギャグ漫画「翔んで埼玉」を実写映画化した作品。
これでもかと言うくらいに、埼玉県を自虐的に描いています。
ダブル主演の二階堂ふみさんとGACKTさんは、まるで原作から飛び出してきたかのような、
みごとに役にハマっています。
ときは19XX年の日本。ここでは東京都民から埼玉県民はひどい迫害を受けていました。
場面は高校 壇ノ浦学院。二階堂ふみさん演じる壇ノ浦百美は都知事の息子で生徒会長。
そこに、GACKTさん演じるアメリカ帰りの帰国子女 麻実麗が転校してきます。
麻実は家柄もよく容姿端麗で頭脳明晰。そんな麻実に百美は敵対心を持っていました。
麻実に対し次々と嫌がらせを仕掛ける百美ですが、あることがきっかけで麻実に恋心を抱き始めます。
そして徐々に惹かれ合うふたり。※ふたりとも男性です。
しかし麻実には秘密が…。麻実は実は隠れ埼玉県民だったのです!
それを知ってショックを受ける百美。その後ふたりは離ればなれになってしまうのですが……。
この映画の魅力は、なんと言っても埼玉県の自虐的あるあるネタが満載ということ。
東京都に対し劣等感を抱く埼玉県。そんな埼玉県と隣接するライバル関係の千葉県、
一歩上の立場の神奈川県など、関東圏内の関係性が面白おかしく表現されています。
序盤の学園模様から、どんどんスケールが大きくなっていく展開にも注目です。
ちょっとローカル色が強すぎるかなと思うところもありますが、
関東県外の方も、シンプルにコメディー映画として、
また、自身の馴染みある地方に置き換えて観ていただければ、必ず楽しめる作品です。
エンドロールに流れるはなわさんの「埼玉県のうた」まで、ぜひご堪能ください。

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
8

ここまでディスるか

最初、ラジオから都市伝説の話が流れてきて、本編に入るのですが、ほんとこれぞ都市伝説という内容でした。私は関西出身なので、埼玉がどういうとことなのか、知らないのですが、おもしろかったです。知っている人はもっとあるあるがあって、面白いんだろうなと思いました。
好きなものとか出身地を悪く言われるのっていやなはずなんですが、それをうまく使われると、芸人でいうおいしい状態になってなんかいいです。だから、埼玉県民も結構この映画、ひいては原作が結構好きなんじゃないかなと思いました。あまりに大げさでばかげたディスりかただけど、なんだか本当にこんな風に言われているんじゃという妙なリアリティがありました。埼玉県民は怪我をしてもほっとかれるなんて、東京の学校に行きたくないです。
そして、埼玉だけでなく、千葉とかもディスられていました。まあ、東京が抜きんでているからでしょうか。結構、ディスられ勝ちな気がします。キャスト陣もなんだかキラキラした人たちでよかったです。京本政樹とかGACKTとか派手な顔立ちな人たちですけど、本作の世界観には合っていました。二階堂ふみさんも変わった役が得意な方なので、とても似合っていたと思います。ストーリー展開もだらだらすることがなく見やすい作品だったなと思いました。

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9

おバカな映画

原作自体がふざけた話なので、映画でいくらふざけても許されるというか、最高のおバカ映画でした。安心して気楽に見ることができます。そして、出てくるキャストが豪華です。伊勢屋友介、GACKT、二階堂ふみなど、すごい人が出てるなと思いました。特にGACKTはすごいなと思います。彼はよくバラエティとかにも出てるし、ふざけるのは嫌いじゃないのでしょうが、さすが、映画でもキメてくるなと思いました。格好もマンガチックというか世間離れしていますが、それがよく似合っています。話の内容は埼玉をディスり、ディスりまくるものです。東京に来た埼玉人がひどい差別を受けます。ここまで、埼玉をひどく書いていいんかいと心配になりますが、作者は自分が住んでたとこのことを悪く書いたんだから自虐なんだとか言ってました。でも、埼玉だけではなく、茨城もディスってました。関東人にはあるあるネタなのでしようか。私は関東に住んでいないので、埼玉への迫害とか茨城のこととかよく知りませんが、それでもなんだか面白かったです。埼玉人が見たら、なおさらおもしろいのではないかなと思います。ただ、ただおもしろいだけという映画も昨今あまり見かけないので貴重なおバカ映画だと思います。

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7

Amazonプライムで配信ということで視聴

Amazonプライムで配信されてたということで視聴しました。埼玉県を中心として、東京都や千葉県、群馬県等を舞台として繰り広げられる「くだらない」ことを大人が真剣に広大なスケールで演出したという感じな内容でした。頭を空っぽにして楽しみたいという方におすすめです。埼玉県人が迫害されているという設定ですが、その迫害の方法や設定、ストーリ―に「こんなことあるか!」と突っ込みたくなるような内容。そんないい意味でも「くだらない」内容の映画に対して豪華なキャストを用いているところもまた笑えるポイント。関東圏の都県の長所短所をこれでもかと誇張して表現することで各都市の雰囲気をうまく演出している上、ストーリーにも絶妙なバランスで関わってくるのでこれまた面白い。脚本、キャスト、演出全てにおいてクスクスと笑える内容の映画として仕上がっていました。ただ、残念ながら私は北海道民。所々に埼玉県民にならわかるのだろうなという小ネタが挟まれていたのですが、地域柄わからない人にはわからないところもあり、補足説明があればなお良かったと思います。短期間で繰り返しみたいと思える内容では正直ありませんが、数年後に突然見返したくなるような内容であると思います。今度は埼玉出身の知人と一緒に見てみたいです。

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8

埼玉対千葉

地上波での放映で鑑賞した。
最も虐げられしものが埼玉であるという映画だ。東京に入るには通行手形が必要であり、強制送還される!とパルチザンを髣髴とさせる。何に追われ何と戦っているのか考え込んでしまうような映画である。ダサイタマ!イナカクサイタマ!クサイタマ!アホクサイタマ!と罵られ、埼玉特有の熱病サイタマラリヤにかかってしまったら重症である。対するのは千葉半島。「半島を出よ」と村上龍に大作を書かしめた恐怖の地である。ようこそ千葉へとクールに決めているのが伊勢谷友介。面白半島と千葉を呼んだことで、さては埼玉県人だな!と言い当てられ、草加煎餅を踏みつけられるか!?という茶番に発展した。麻布在住のはずの麻実麗は、なにゆえ埼玉を庇い通行手形制撤廃をかけて戦うのか?郷土愛はあるか?社長排出率は?漁獲量、経験率、夏や冬に行きたい場所などのテーマにおいてことごとくworst1である埼玉。貧乳No.1という。埼玉解放運動の首謀者であることがバレた麻実麗に地位や未来を投げ捨ててついていくという生徒会長の百美。二人の逃亡を邪魔するのが、千葉の解放戦線で戦う阿久津翔であった。虐げられし埼玉は解放されたのか?郷土愛やいかに!?

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8

いい意味で酷い

間違いなく賛否両論・好き嫌いが極端に分かれる作品だと思います。同県出身者としては間違いなくツボにはまる要所要所に挟まれる埼玉ネタ、自虐に対してすべて同感と納得してしまいます。埼玉県内においても浦和と大宮にはそれぞれ意地とプライドがあり、そこでも各々戦っているにもかかわらず、東京に挑もうとする心意気に感動さえ覚えました。
予告に描かれるビジュアルや全体の雰囲気で食わず嫌いになっているのであれば、もったいないと思います。後半の千葉VS埼玉の出身地対決では、もちろんご本人の了承を得てのことだとは思いますが、様々な有名人が登場します。それぞれの登場シーンに加えられるコメントも面白いのですが、意外な人が埼玉県出身だという驚きも一つのポイントです。結論として言うと、結末なんてもはやどうでもよく、「我々(千葉)には海がある」「埼玉には誇りがある」、こういったところにただただ純粋に笑えればそれでよいのです。
残念ながら、この映画の鑑賞地域が関西地区だった為、地元民には笑えても知らなければ全く意味が分からないセリフやシーンがあり、映画館で声を出して笑うことができないなどが度々あったため、DVDを借りてもう一度見たいと思います。

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
9

映画館で声をあげて笑って観られる映画

タイトルは『翔んで埼玉』ですが、実際には1都6県の関東ローカルネタに溢れているため、他地域の方はピンと来ないところがあるかもしれません。
逆に、関東の方は、万難を排してでもぜひ、映画館で声をあげて笑いながら観てください。とくに、埼玉の映画館でご覧になることをお勧めします。

主演が東京都民(二階堂ふみ)と埼玉県民(GACKT)の役なのに、なぜか二人とも沖縄県出身という、不思議なことになっています。
原作には出てこなかった、神奈川県・千葉県・群馬県・栃木県は、とんだとばっちりを被っていますが、それすらも壮大なこの映画の世界を成立させるために必要な要素となっています。

原作は『パタリロ!』で有名な魔夜峰央の同名の漫画ですが、読んでいなくても全く問題ありません。もちろん、読んでいたら、ここまで再現するのか…!と思うこと間違いなしです。
美麗な描写とちょっとの毒を含んだ魔夜峰央の作品世界を、余すところなく、馬鹿馬鹿しくも仰々しく再現していますが、もちろん、魔夜作品を全く知らなくても楽しめます。

出演者と製作スタッフの、魔夜峰央の世界観への熱烈なリスペクトと、「コメディは真面目にやればやるほど可笑しくなる」という姿勢を、本気で全力で表現したことは、日本映画の快挙と言ってよいでしょう。
1カット1カットの画面の情報量の密度がとても高く、建物の設定から小道具の本当に細かいところまで手が込んでいるため、1回観ただけでは見逃してしまうような小ネタが至るところに仕込まれています。
とくに、人物デザイン監修/衣裳デザインを、『累ーかさねー』の柘植伊佐夫が担当していることが大きいです。
『累ーかさねー』のエキセントリックな人物表現が、更にパワーアップしており、非現実的な人物設定を視覚的に語らせて、予備知識ゼロの観客であろうと、この荒唐無稽な作品世界に否が応でも引きずり込むことに成功しています。
原作は「埼玉ディスり漫画」として爆発的に有名になりましたが、映画を観終わったとき、何故か埼玉が好きになっていることでしょう。

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
7

くだらなくて力が抜ける(笑)

翔んで埼玉みてきました!原作は見たこと無かったのですが、CMの一瞬で笑ってしまったのと、あのだんだんだんの歌が耳から離れず張り切って見に行きました。映画館であんなに笑い声が聞こえる作品は他にあるのかな?っていうぐらい笑いました。
まず、田舎物へ対するディスりがすごい(笑)そんなにバリエーションあるんだー!ってだんだん悪口が爽快にさえ感じられました!大人になって大声で堂々と悪口言う事ってないですからね。
GACKTさん、二階堂ふみさん演じる個性の塊としか言いようがない濃いキャラクターも最高です。あの二人だからこその面白さがあったかもしれません(笑)。その他の豪華キャストたちも全力でギャグってるのでどのシーン取っても笑どころに溢れています。有名人勝負に関しては埼玉と言うよりか個人をディスってないかな???!ってなりますがそこもおかしかったですね。
そして笑いだけでなく麻美麗と関わるうちに百美の心境の変化も心暖まってくるものがあります。田舎者を見下していたエリート都会人が内面をみて受け入れれるようになっていくのはハートフルでした。関東の地名や文化など地元感がわからないと少し伝わりにくかったり笑いにくい所もありますがとりあえず一言面白いです!(笑)

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9

もはやダサい玉は悪口ではない!?

予告を見た時からギャグな感じ満載で、わりとぶっ飛んだ映画なのでは!?と期待していた本作。ダサい玉、くさい玉、田舎臭い玉、あほくさい玉。あのGACKTさんがそんなセリフを大真面目に言うとは思わず。映画館の中に笑い声が頻繁に聞こえるって中々ないと思うのですが。原作者の方の埼玉への愛のあるディスりネタ、そして製作サイドの役者さんのセレクトがただただ冴えていてとにかく楽しかったです。原作が書かれたタイミング的に、西洋の貴族チックな雰囲気にするのが流行っていたのか分かりませんが、その漫画的な設定があるおかげで、内容もキャラも濃くなってました!ちなみに、本作はあくまでギャグメインのBLになるのですが。主人公がどこかのタイミングで「実は女です!」と言うんじゃないかと最後まで思ってました。その点では予想外すぎて完全に裏切られました笑ちなみにこの映画を見るまでファミマが埼玉発信とは知らず、日本埼玉化計画は本当に進んでいるのかもしれないと思わざるを得なかったです。EDのはなわさんの歌も面白かったので、埼玉県民の日皆様にもぜひ見ていただけたらなと。私は生まれも育ちも東京ですが、この映画を見て埼玉好きになりました!ダサい玉なんてもう言いません笑

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
7

ゆるいようでゆるくない

映画館で予告を見たときは、「どんな話?」と頭の中で?マークが漂い、正直ノーマークだった本作。でも評判が良さそうだし、笑える作品が見たいな、と思い、見てきました。冒頭のお断りのコメントに、またもや?と思いながらも、すぐにその理由が分かりました(笑)。東京が埼玉をどれだけマウンティングし、ディスり、また埼玉もそのポジションを受け止めざるを得ないのか。また、埼玉県内の風景や店、市町村同士の格付け合いなども、きっと埼玉県人なら”あるある”と思ってるんだろうな、と見てました。
物語はやがて千葉をはじめ、神奈川、茨城、群馬、栃木と関東を巻き込んで展開していきます。設定自体はもちろんあり得ないですし、小ネタも笑えますが、自分の生まれ故郷を愛する気持ちが登場人物それぞれを目標に向かって走らせているところは、見ていてちょっと熱くなります。埼玉県人ではないですが、見終わった後、自分の故郷を自慢したい気持ちにもなりました。あと、埼玉ポーズもやりたくなります(笑)。
魔夜峰央さんの原作ですが、麗を演じるGACKTのビジュアル・雰囲気が魔夜さんの作品から抜け出してきたと思えるくらいでお見事!です。百美役の二階堂ふみちゃんのスタイルも抜群。耽美?な衣装を見事に着こなしています。