検察側の罪人 / KILLING FOR THE PROSECUTION

検察側の罪人 / KILLING FOR THE PROSECUTION

『検察側の罪人』とは、雫井脩介によって書かれた日本の小説が基になっている日本のサスペンス映画である。木村拓哉と嵐のメンバーである二宮和也がダブル主演で魅せるサスペンスストーリー。老夫婦殺人事件と時効を迎えた事件がきっかけとなり自分の正義に固執する最上と事件の真相に対する正義を追い求める沖野の対立が描かれた本作。脇には吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人などが固める。映画のキャッチコピーは「一線を超える」。

aqua0802のレビュー・評価・感想

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検察側の罪人 / KILLING FOR THE PROSECUTION
7

もう1回観たい。

筆者自身がジャニーズ好きなので、多少のひいき目はあるかもしれないが、ご容赦いただきたい。今回は2つの視点からの感想をお伝えしたいと思う。
一つはやはり話題であるキムタクとニノの演技対決!2人とも演技力は言わずもがなではあるが、作品に対するというより、それぞれが積み重ねてきたキャリアの集大成として披露し、また「俳優」だけではない、世間に認知された「ジャニーズの俳優」としてどう表現していくか模索し、苦心したうえでの作品と言える。
2人の繊細かつ勇敢な感性を垣間見れたと思う。色々言われてしまいやすい2人だが、今後も第一線で活躍する姿を見続けていたいと思った。

2つ目は演出についての感想。原作が大作であればあるほど、映像が薄っぺらく感じてしまうこともよくある。今回も切り取った感を感じないわけではないが、さすがの原田監督、俳優の演技、画角、セリフ回しから、しっかり厚みの演出となっていて、引き込まれざるを得ないといった感触。ただこの作品に限らず、暴力に対する女性の反応として「怯え」のみ描写があることが不思議である。この作品であれば吉高由里子演じる「女性事務官」の反応である。木村拓哉演じる最上と同じくらいの怒りを表現してこそリアリティと思う。個人的には。