十二国記 / The Twelve Kingdoms

十二国記 / The Twelve Kingdoms

『十二国記』とは、小野不由美による小説、及びそれを原作とするアニメなどのメディアミックス作品である。女子高生の中嶋陽子は、人の顔色を気にして生きてきた。そんな陽子の前に、麒麟の景麒を名乗る青年が現れ彼女を王と呼ぶ。陽子は本来の故郷である十二国世界へ渡り、様々な戦いを経て王になる覚悟を決めるのだった。ある者は権力とそれに伴う責任に向き合い、ある者はコンプレックスに向き合って成長を遂げる。古代中国風の異世界を舞台にした異世界ファンタジーでありながら、不思議なリアリティを持つ作品である。

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十二国記 / The Twelve Kingdoms
8

人間の成長について

劣等感の塊で、いつも自信が無く過ごしている女子高生の主人公は、ある事件を介して、いきなり違う次元の言葉も通じない国の王に任命される。主人公が違う次元の一国の王になるまで、心の葛藤を通して人間として成長していく様を描いている。
なんとなく生きている自分にとって、この作品は自分を見つめ直すきっかけになりました。世間一般の考え方が自分の意見だと勘違いしていた自分にとって、自分は本当にこのままの考え方でいいのか、自分のしっかりした意見は無く、うわべだけを見てこっちにフラフラ、あっちにフラフラしている自分は、第三者から見てみると「アホちゃう」と思われても仕方が無いことに、この作品を見て気付かされました。
この作品を見て、自分もこの女の子と同じじゃないかと思いました。言いたいことも言えず、周りの意見に振り回されて、自信が無く、いつも何かを当てにして生きていました。
人生の転換期って本当にあるんだなと近頃思い始めました。自分は今が自分の人生の転換期だと思います。自分の内面を見つめ直し、自分独自の土台をしっかり作り、根本から育てていくようなイメージで、自分をしっかり確立していきたいと思いました。
そしていつの日か、今まで出会ってきた人に出会ったとき「お前、変わったなあ」と言われるように人間として成長していきたいと思います。