女神の見えざる手 / Miss Sloane

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女神の見えざる手 / Miss Sloane
9

最後の5分で全てがひっくり返る!

主人公は優秀なロビイスト、エリザベス・スローン。銃規制法案を強化すべく、緻密な計画を立て、時には味方をも欺く行動で政治家たちと戦う。「ロビー活動は予見すること。敵の行動を予測して、対抗策を考えること。勝者は、敵の一歩先を読んで計画し、自分の手を見せるのは、敵が切り札を使った後。相手の不意を突いても、自分が突かれてはだめ。」
映画はスローンのこの言葉からはじまるが、この短い言葉の中にこの映画の全てが詰まっている。ある日大手ロビー会社に勤めていたスローンにクライアントから、銃規制法緩和に向け女性票を集めて欲しいと依頼される。会社にとって大事なクライアントからの依頼だったが、スローンは自身の信念に反するとしてその依頼を断る。
大手クライアントからの依頼を断ったスローンはそのまま在籍していたロビー会社を辞め、銃規制に賛成派の小さなロビー会社への移籍を決める。その際、部下たちの分の席も確保し数人の部下と一緒に移籍することになったが、1番近くで仕事をしてきた部下ジェーンは大手ロビー会社に残ることに。そして銃規制賛成派と反対派の全面戦争がはじまる。
ジェーン率いる反対派は、今まで行き過ぎた行為を数え切れないほど行ってきたスローンのスキャンダルを暴くことで反対票を集めようとする。それに対してさまざまな策を駆使して賛成派の票を集めるスローン。
しかし、最終的にそのスキャンダルの証拠が見つかってしまい、それが聴聞会で問われることになってしまう。もう為す術がなくなってしまったと思われたスローンだったが、ここで冒頭のシーンの言葉を発言する。
スローンの切り札はなんだったのか。さまざまな場面で感じる違和感が全て最後のシーンで繋がる爽快感。
アメリカ社会に深く切り込んだストーリから一瞬たりとも目が離せない作品です。