赤ちゃんと僕

yama_ratelnosさんのレビュー・評価・感想

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赤ちゃんと僕
9

家族という存在の温かさを感じれます

1991年から羅川真里茂さんによって描かれた少女漫画です。少女漫画という括りではありますが、登場人物達の恋物語という王道な内容とは少し違っています。こちらは「家族」をテーマにした作品になっています。主人公は小学6年生の男の子(榎木拓也くん)、この子には弟がいて、保育園に通う3歳の男の子(榎木実くん)です。この家族が母親を事故で亡くしてしまった所から物語は始まります。
父親は家事や育児をしっかりする良き父なのですがやはり仕事があるので、兄である拓也くんが弟である実くんを面倒を見る機会が多くなります。
拓也くんは兄ではありますが、小学6年生。まだまだ友達と自由に遊びたい気持ちでいっぱいです。弟の実くんはお母さんがいないことで、いつもお兄ちゃんに甘えます。
時には実くんに八つ当たりの様に当たってしまったり、でもそのことを酷く後悔してしまったり…。
そんな中で拓也くんが、実くんの愛しさや家族の大切さを思い知ったり、自らの意思で実くんの世話や家事をやっていくようになっていきます。
父親も含めて本当に家族全員がお互いを大切にし合っていて、読んでいると本当に心が温まるお話となっています。
そしてみんなの心の成長も楽しめます。
また拓也くんの小学校や実くんの保育園、はたまた父親の会社の仲間達と、個性あふれるキャラクター達との関わりも面白さを何倍にもしていきます。
ぜひぜひ一度手に取って読んでみるのをオススメする珠玉の作品です。