DEATH STRANDING / デス・ストランディング

DEATH STRANDING / デス・ストランディング

『DEATH STRANDING』は、コジマプロダクションにより制作された、荒廃した未来の世界で配達人として生きることを描いたゲームである。物流の再興を目指し、配達業者となった主人公であるプレイヤーは、人と人を繋げ、孤立した都市をつなげていくことを目指す。
荷物を配達するためには、さまざまな道具を使い、険しい山や川、荒野を越えていく必要がある。しかし、荷物は重く、配達先も遠く、途中で様々な障害物に遭遇するため、プレイヤーは常に工夫しながら進まなければならない。また、プレイヤーは時折、怪物たちと戦う必要があり、その戦闘システムも独特である。
ゲームの世界観は非常に重苦しく、荒涼とした風景、キャラクターの深み、ストーリーの謎が魅力的である。これらの要素は、ゲームを特別なものにしている。
さらに、独自のオンライン要素があり、他のプレイヤーの荷物を拾って自分で配達することもできる。これは、孤独な配達人という設定に対して、共同作業ができるという新たな体験を提供している。

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DEATH STRANDING / デス・ストランディング
4

DEATH STRANDINGプレイ感

メタルギアの制作で世界的に知られる小島秀夫がKONAMIを退社し、100%自社のみで開発した新規IPということで期待が高かった本作。2019年のBest Game Directionにも選ばれた作品です。Best Game Directionというのは「他に類を見ない独創的な作品」を制作した方に贈られています。この「他に類を見ない独創的な作品」というのが厄介で、要するに素人にはとっつきづらい、非常に人を選ぶゲームです。普段ゲームをしない方は絶対にプレイしないことをお勧めします。また、小島秀夫という名前に聞き覚えがない方もプレイしない方がよいでしょう。絶対に後悔します。任天堂スイッチでゼルダの伝説をやった方がいいでしょう。
しかし、普段からバリバリゲームをプレイする方や小島秀夫のファンであるならば、これほどに魅力的なゲームはありません。冗長なセリフ回しや凝りに凝ったカメラワーク、世界観設定、独創性が高いユーザーインターフェースなど、どれもが小島秀夫でしか制作不可能な作品です。問題は作家性が高すぎて娯楽としての機能が薄いという点でしょうか。1回のゲームプレイに2時間~3時間かけられる人でないと後悔します。