わたしの幸せな結婚

わたしの幸せな結婚

『わたしの幸せな結婚』とは顎木あくみ原作の小説および、高坂りとによる同小説を原作とした漫画である。特殊な能力「異能」を持つ名家に生まれながらもそれを受け継がなかった主人公、斎森美世。それ故に義母や異能を受け継いだ異母妹から日々厳しい仕打ちを受け、父親からも見放されていた。美世は、冷酷無慈悲と噂の久堂清霞の所へ嫁ぐことになるものの、この結婚が彼女の人生を一変させる。今まで誰からも愛されなかった主人公が幸せになっていく、結婚から始まる和風シンデレラストーリーである。

1998_02-18のレビュー・評価・感想

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わたしの幸せな結婚
8

幸せになって欲しい

よくある、「身分違いの恋」的な作品かと思いきや、ファンタジー要素も入っていて絵柄も可愛くどんどん読み進めてしまいました。
原作は小説で、それを漫画化した作品です。
主人公は「異能」という、その世界で重要な力を持たずに生まれてしまいます。
家族から虐げられて、実の母も死んでしまい、密かに恋心を抱いていた幼馴染みは妹の旦那に。。。という悲劇的なお話なのですが、ひょんなことから国1番の権力者である男の人のもとへ嫁ぐことに。
そこからタイトルである「幸せな結婚」に向けて話が進んでいきます。
ただ、主人公が今までの生い立ちもあってか何かにつけてビクビクおどおどして過ごすので、見てるこちらは上手くいくのか!?とハラハラしっぱなしです。
主人公の嫁ぎ先の男性は、そんな彼女をみて「今までの女性と違う」と感じ(今までの女性たちは浪費家だったり傲慢だったりして、3日ももたずに追い出しています)、段々と心を開き歩み寄り、不意に見せる笑顔や優しさにキュンとさせられます。
婚約者として暮らしていく中で、主人公が過去のトラウマを払拭して幸せに結婚という日を迎えられるといいなと思っています。
「異能」を持たないはずなのに「異能」がありそうなことがチラリと書かれていたりと伏線が結構散りばめられていて、先の展開から目が離せません!