大江千里

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大江千里
8

1980~90年代を代表する、ポップス

大江千里は80~90年代を代表する、ポップスのミュージシャンです。
代表的なアルバムとしては、『1234』や『olympic』などがあり、代表的な歌としては、秦基博など、多くのミュージシャンにカバーされ、2013年公開の映画『言の葉の庭』のテーマソングに使われた、『rain』や『かっこ悪い振られ方』、『YOU』などの曲があります。
歌の傾向としては、80年代から90年代にかけてヒットしたことから、いわゆる『バブリー』な曲が多く、恋愛などに関する曲が大半を占めています。しかしながら、ボーカルとしての活動は現在は行っておらず、2000年代に入ってからは、ジャズピアニストとしての活動に専念すべく、ニューヨークに渡り、現在は主に自らの楽曲をピアノでカバーする活動を行っています。
確かに、今となっては流行遅れな感じも否めませんが、例えば『rain』に代表されるような、男性が女性に振られて、その女性を想い、雨にずぶぬれになるなど、雨のしっとり感を表現する歌詞は秀逸で、今なお、多くのミュージシャンにカバーされたり、アニメ映画のテーマソングに使われるような優れた作詞を行うようなミュージシャンだったと言えます。