のーぶら

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のーぶら
6

「ああ、またか」というベタな作品

優柔不断で至って平凡な主人公、成績優秀でスポーツ万能な優等生のヒロインA、純粋で優しい性格をしたヒロインB、といった感じのベタもいいところの王道ラブコメで、ヒロインBが実は女子ではなく男子というこれまたベタな内容となっています。
それでも主人公の片岡正人が最後は勉強に努力して学校の進学クラスに進んだり、実は男子だったヒロインBの野村ユウキが再び女子として扱われるように署名を集めたりと、単なるヘタレにとどまらず男気を見せるところが良かったです。
また、お色気シーンもなるべく健全にしようとする努力が垣間見え、繊細な美少女を求める読者である私のその要求にヒロインの野村は応じてくれました。正直、野村がいなければこの漫画は(たとえいくら中古でコミックスを全巻揃えられるといっても)全巻読むまではしませんでした。ヒロインAの大空薫は少しはズルい女、性格の悪い女であると面白かったのですが、これが何とどこまでも普通の優等生であり、自分の記憶に残しておくのが若干難しかったと思います。
本当はあまりのベタさから4点がいいところでしたが、野村が可愛くて自分の好みであったため、大マケにマケて6点にしました。