BUCK-TICK

BUCK-TICK

BUCK-TICK(バクチク)とは、日本のロックバンド。メンバーは、ボーカルの櫻井敦司(さくらいあつし)、ギターの今井寿(いまいひさし)、ギター&キーボードの星野英彦(ほしのひでひこ)、ベースの樋口豊(ひぐちゆたか)、ドラムのヤガミトール。
1987年ライブビデオ「バクチク現象 at LIVE INN」でメジャーデビュー。代表曲には、「悪の華」「スピード」「ドレス」等がある。ボーカルの櫻井は元々ドラムであったが、後にボーカルへ転向。
1989年ギターの今井が、ライブツアー中に麻薬取締法違反で逮捕。今井は執行猶予付きの有罪判決を受ける。ライブツアーは中止され、今井以外のメンバーも半年の間謹慎することになる。その後もシングルやアルバム制作を行い、ライブ活動をするなど勢力的に音楽活動をしている。また2005年リリースの「ドレス(bloody trinity mix)」ではテレビアニメ『トリニティ・ブラッド』、2019年リリースの「RONDO」では、テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』といったアニメのタイアップも行った。

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BUCK-TICK
8

ヴィジュアル系の源流の一つ

1987年にメジャーデビューしたBUCK-TICKですが、2021年まで30年以上、一度もメンバーチェンジをすることなくコンスタントに活動を続けています。
デビュー直後の曲は所謂ビートロックで同郷の先輩BANDのBOOWYのフォロワー的な見られ方でしたが、1989年の3rdアルバムTABOOで一気にゴシック・ロックなどのダークな方向にシフトチェンジしました。
私が思うBUCK-TICKの一番の魅力は、音楽性が非常に多岐にわたるということです。
BUCK-TICKは21枚のオリジナルアルバムをリリースしていますが、ビートロック、ニューウェイブ、ヘヴィロック、グランジ、ゴシック、アンビエント、エレクトロ、インダストリアル、シューゲイザーなど、その音楽性はアルバムごとにバラバラです。
そのようになる理由として、メインコンポーザーであるギターの今井寿が音楽オタクと言えるような人で、その時その時で流行し初めた音楽にいち早く目をつけ、取り入れてきたからだと思います。
そうして様々なジャンルの音楽を取り入れてきたBUCK-TICKですが、同じジャンルの音楽でもBUCK-TICKが演奏すると少しひねくれたような妙な中毒性があるんです。
その変化を恐れない姿勢を続けてきたことでBUCK-TICKはマンネリとは程遠い存在であり続け、30年以上の長い間に渡ってファンに飽きられずに活動し続けてこられたのではないでしょうか。