テラフォーマーズ / TERRA FORMARS

テラフォーマーズ / TERRA FORMARS

『テラフォーマーズ(TERRA FORMARS、テラフォ)』は、作画が橘賢一・原作が貴家悠によるコミック作品。『全国書店員が選んだおすすめコミック2013』で2位で、『このマンガがすごい!(2013年)』オトコ編では1位となった。累計発行部数は1600万部(2016年4月時点)を突破している。
火星開拓の副作用で異常進化したゴキブリ「テラフォーマー」と人類の存続をかけた戦いを描く。

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テラフォーマーズ / TERRA FORMARS
8

想像できない展開の緊迫感を味わえる

火星を人間が住める環境にするためにゴキブリを放ちます。500年後に人間がゴキブリを駆除するべく火星に赴きますが、そこで進化したゴキブリの姿を目の当たりにします。そこから人間とゴキブリたちの戦いが繰り広げられていきます。
この作品は主要キャラだと思っていたキャラが意外とあっさり、しかも早い段階で殺されてしまうなんてことがよくあります。意味のない死が多くて不快という声もありますが、誰がいつ死んでもおかしくないという状況が、ゴキブリに対する恐怖と戦いにおける緊迫感を煽る重要な要素だと考えます。さらに 裏切りによる人間同士の争いが、より一層物語を深めてくれます。
キャラ一人一人に、しっかりとした背景があり個性がよく出ています。戦う姿もカッコよく、それぞれに戦う理由があります。非常に感情移入しやすく引き込まれること間違いないです。
グロシーンが結構あるので苦手な人は要注意です。
誰かのために自らの命を燃やして戦う人間たちの姿は涙なしでは見られません。見れば見るほど明かされていく、ゴキブリたちの進化の過程と人間たちの関係性、勝つか負けるか予想もつかない戦いからは目が離せません。