天国と地獄〜サイコな2人〜

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天国と地獄〜サイコな2人〜
7

タイトルなし

ある日、ひょんなことから互いの魂が入れ替わってしまった女刑事と連続殺人鬼?の攻防の日々を描いたミステリーサスペンス

綾瀬はるかが演じるヒロインの望月彩子は、幼い頃から正義感が強く、生真面目で、小学校の頃にクラスで濡れ衣を着せられた過去があってからは「理不尽を通さない世の中にしよう」と固く決意して警察官となった。警視庁捜査一課の刑事となってからも、持ち前の正義感と生真面目さを大いに発揮して、事件捜査に日々まい進していた。

また、高橋一生が演じる連続殺人鬼?の日高陽斗は、ベンチャー企業「コ・アース」の社長であり、知的で人に優しく、社員にも慕われる好人物であった。

そんな二人はある日、はずみで歩道橋の階段から共に転落、日高の所持していた不思議な石の力によるものか、なんと互いの体がチェンジしてしまった、ここから二人の熾烈な入れ替わり生活が始まる。

彩子は日高が殺人犯であるとほぼ確信しているが、入れ替わったままではむろん逮捕は出来ない、それどころか、入れ替わりを逆手に取られ、日高に言われるがまま、互いの生活はそのまま継続するという事態になってしまった。どのみち、日高には容疑が掛っているので、このまま放っておけば自身が日高として逮捕される可能性があり、日高を容疑者から外すためにも彩子は日高に協力するしかなかった。

信念と正義の人である彩子が、こともあろうに殺人の容疑者の言いなりになって、まるで別世界である社長としての生活を送る様子はとても面白かった、彩子のことを煙たがっていた先輩刑事の川原に執拗に追われるところや、バディを組んでいた後輩の八巻がフォローに走ったりする辺りも上手く花を添えている。

繰り返すが日高は優しい人間である、入れ替わった後もクウシュウゴウを名乗る一連の殺人事件の犯人を守るために奔走した。むろん捕まれば犯罪者となり、これまでの生活も失いかねない、真犯人の指紋が事件現場で採取されたことを知った時に吐き出した「もう駄目だ」は印象的だった。

最後には日高は真犯人や彩子を庇って、連続殺人の罪まで被ろうとする。彩子は彩子で自身が罪に問われかねないことも顧みず、私の正義を守らせてと、必死に日高に本当の事を言うように懇願する。こんな二人が入れ替わり、苦境の中で火花を散らしたところに、この物語の一番の見所を感じました。