おなかにいっぱい、あやかしの種

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おなかにいっぱい、あやかしの種
8

人として暮らす妖怪たちの、本当の姿が見えてしまう怖がりヒロインが可愛い

周りが見えるのに怯え、髪が長い状態だったあかるは可愛いし、リンに前髪を切られた後のあかるも可愛いです。彼女を抱くことになる男性妖怪キャラクターたちも魅力的で、佐藤紗織理さんのキャラクターデザイン力がたまりません。

男性向け成年漫画を女性作者が描く、というのはそれだけで人気が出るそうですが、当作者に関しては紛れもなく実力派であると感じます。女性作者であることに強い魅力を感じるような方でも「作者の性別などどちらでも構わん!」と思う方もいるのかも?なんて想像してしまうくらいには素晴らしい作品で、それがフルカラーです。

経験がなかったにも関わらず、妖怪たちの精液を集めるためにリンとあかるは協力兼相互利用関係を結びます。彼女が今までそれほどにサトリの目に苦しまされてきたんだろうなぁ、と思うと同情してしまいます。
あかるも同意の上で覚悟を決めてことに当たっているとはいえ、やはり最中は怖がり怯えている姿はかわいそうながらも劣情を誘います。

妖怪が相手なので、中にはグロテスクなものやなかなか高度な特殊性癖を持つものなどいるにも関わらず、不潔感がないのは演出力の賜物でしょうか。

あくまでもお互いを利用しあっているだけ、というあかるとリンの関係の中にも暖かいものを感じ、設定はヘビーなのになぜか可愛いイメージの方が強いです。