ガンダム Gのレコンギスタ / Gレコ / Gundam Reconguista in G / G-Reco

ガンダム Gのレコンギスタ / Gレコ / Gundam Reconguista in G / G-Reco

『ガンダム Gのレコンギスタ』とは富野由悠季氏による日本のアニメーション作品。
技術の頂点を極めた人々が戦争の末に人類を滅亡しかけた宇宙世紀の1000年以上後を舞台にしている。命からがら生き延びた人々は新しい時代を「リギルド・センチュリー(R・C)」と名付け、さらには同じ轍を踏まぬよう技術に制限をかけ再び繁栄を初めていた。
明るく純粋無垢な主人公ベルリ・ゼナム、少し世話の焼けるお嬢様アイーダ・スルガンの二人の成り行きで始まった世界の仕組みを知る旅の物語である。

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ガンダム Gのレコンギスタ / Gレコ / Gundam Reconguista in G / G-Reco
6

評価が難しい作品

富野の御大が満を持して、∀ガンダムから15年ぶりに制作に関わった作品。前作のガンダムAEGの商業的失敗を見かねたのかは分かりませんが、ガンダム作品にしてはわかりや過ぎるストーリー展開していたAEGとは対象的に非常に複雑な内容となっています。物語のスタート時点で訳の分からない専門用語が出てきます。アメリアとゴンドワンという2つの対立した国家があり、そことは別に軌道エレベーターを保守しているキャピタル・テリトリィという地域があります。アメリアは軌道エレベーターを独占しているキャピタルに対し異議を唱えていています、主人公の「ベリル・ゼナム」はキャピタルの自衛組織であるキャピタル・ガードの候補生でもう一人の主人公である「アイーダ・スルガン」はアメリアの海賊部隊に所属する少女の物語となっています。キャピタル・ガードとは別に武闘派のキャピタル・ガードという部隊が存在したり、物語が進むごとに思惑と立場を持った色々な人々が登場したり、新たな勢力が増えたり、最終的には混戦状態となったりと置いてけぼりにされます。どことどこが何の為に戦争しているのかという説明が簡潔に出来ない内容になっていて、大変複雑で分かりにくい作品となっています。