凪のお暇

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凪のお暇
7

自分を見つめることもできる漫画

『凪のお暇』は凪という主人公の女性が自分を見つめ直す物語です。
凪はとても人に気をつかう女性で、同僚にも彼氏にも毎日笑顔で接します。彼氏はもてるタイプの男性で、凪のストレートヘアーと作る料理がお気に入りです。しかし実は凪はくるくるの天然パーマ。それを隠すために毎朝早起きをして髪の毛の手入れをしています。彼氏は偶然それを見かけますが、「健気でかわいい」と思うのです。しかし、彼氏は素直に自分の感情を表現するタイプではなく、自分の友人に「あの女は身体が良いから付き合っている」という内容のことを話します。それを偶然聞いてしまった凪はすべてがどうでも良くなり、会社を辞めすべての交友関係を「断捨離」するのです。
無色になった凪はおんぼろのアパートで暮らし始めますが、そこのアパートの住人との出会いで、お金がなくても工夫をして人生を楽しむことを覚えます。彼氏は突然いなくなった凪をなんとか見つけ出すのですが、素直になれずに暴言ばかりで、凪に本音は伝わりません。
凪はアパートに住むDJと恋をしたり、母子家庭の子どもと仲良くなったり、貧乏でも人生を楽しんでいるおばあちゃんとの出会ったりしていくことで、心が豊かになるということの素晴らしさや、自分が無理をしない付き合いをすることの良さを知り自分らしさを見つけます。
読んでいると節約して人生を楽しんだり、公園で綺麗な景色を見たりすることの楽しさを思い出します。また元カレと凪のすれ違う恋愛模様もコミカルに書かれていてとても面白いです。