課長島耕作

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課長島耕作
10

人としての成長を促す本

島耕作は一般サラリーマンから日本を代表する企業のトップに上り詰めるキャラ設定。
決してバリバリイケイケのワンマン社長ではなく、普通の社員として始まるキャラ設定が勉強になる。
課長シリーズから始まり、学生シリーズから会長職までサラリーマンにある肩書き毎にシリーズ化している。
書かれた時代でキャラクターの性格や言葉使いが若干異なってくるのが気になる。
1980年代にシリーズが始まった島耕作は言葉使いが粗く、机に足を上げて仕事をするような設定だが、2014年から連載がスタートした学生島耕作は、そんな事はまったくなく、あくまでも冷静で落ち着いた判断のできる高キャラなのである。
課長島耕作はその時代のサラリーマンを見事にそのまま描いている。
時代も高度成長期。人間も勢いで頑張っている部分があり、人間性が荒いのは否めない。
サラリーマンのキャラクターとしてはオススメできない。
オススメは2010年代に描かれた島耕作シリーズ。
時代もキャラクターも落ち着いた設定で、行動や発言、判断方法などが勉強になる。
感情的な反応ではなく、冷静に淡々と有事をこなす判断力は学ぶことが多く、仕事ならずとも普段の生活にも役立つ事が多々ある。
人としての成長を望む場合は、是非見てもらいたい。