キングダム(映画) / Kingdom (2019 film)

キングダム(映画) / Kingdom (2019 film)

『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。
奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。

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キングダム(映画) / Kingdom (2019 film)
8

映画KINGDOMを観て

テレビアニメ版のキングダムが好きで2期まで見終わってから映画を観ましたが、予想以上に良くできていて良かったと思います。最近の漫画の実写化は評判が悪いことが多い気がしますが、キングダムは評判が良いほうだと思います。
まず、他の皆さんが言ってる通り、中国が舞台の物語ということもあって、日本人が演じても顔に違和感が無いことが大きいと思います。この少し前に映画化された進撃の巨人と対比されてのことかとは思いますが。
スピーディーなアクションに、ワイヤーを使ってるとは思わせないようなジャンプの描写、吹っ飛ばされ方など、本当なら有り得ない高さなのに、とても自然に見える形になっていて驚きました。
配役も、顔もしっくりくるメンバーでとても良かったと思います。目元がキリッとした吉沢君、優しい顔立ちの大沢たかおさん、美しく格好いい長澤さんなど、漫画がそのまま現実になったようでした。あえて言うなら、正と王騎将軍はもう少し威厳みたいな雰囲気が作れれば良かったと思うのですが、漫画と違って生身の人間だから表現が難しいのかなとも思いました。
また、王騎将軍の大きさですが、映画を見ている最中は「大沢さん、もう少し身長高ければ120%ピッタリだったのに。」と思ってしまいましたが、後で調べて見ると、180センチ越えの長身でした。逆に山崎君や吉沢君が背の高い俳優さんだったので、王騎将軍の2mを越える大きさを表現しきれなかったんだなと妙に納得しました。
細かいところはさておき、全体的に本当に良く再現されており、映画からキングダムに入った友達にも好評で良かったと思います。