ZORN / ZONE THE DARKNESS

ZORN / ZONE THE DARKNESS

ZORN(ZONE THE DARKNESS)とは、1989年生まれの東京都葛飾区のヒップホップMC、ラッパー。日本で最も人気のあるラッパーの一人であり、2004年にZONE THE DARKNESSとして活動を開始。その後2014年に昭和レコードに移籍、活動名義をZORNと改める。代表曲は「Walk This Way feat.AKLO」、「家庭の事情」、「My Life」など。日常を等身大に歌ったリリック、複雑で硬い韻で紡がれる楽曲は多くのリスナーを魅了している。

Inaribushiのレビュー・評価・感想

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ZORN / ZONE THE DARKNESS
10

洗濯物干すのもHIP HOP~HIP HOP聴くならこちらがオススメ~

突然ですが、HIP HOPはお聴きになりますか?
以前に比べるとメジャーなジャンルになってきましたが、まだまだ日本においてはHIP HOPが好きな方は多くはありません。
いきなり話の結論から入りますが、これから紹介するアーティストはHIP HOPに興味ない方でも一度は聞いていただきたいのです!!

簡単な説明として、1989年生まれの31歳で出身は東京都葛飾区新小岩です。15歳の頃からラッパーとして活動を始めフリースタイル(ラップでバトルする)の大会で若干17歳で優勝し、THE 罵倒というバトル好きなら誰でも知っている大会で前人未到の三連覇を達成しています。
これがどれくらい凄いことかと例えると、お笑いやスポーツの大会で三連覇するのと同じくらい凄いです(笑)。
例えが悪くてすいません、、、。
老若男女問わず、人気沸騰中のラッパーです。
そんなZORNですが、私がオススメな理由は「飾らず、等身大の自分や生活を曲で表現している」からです。
ラッパーのイメージって「〇〇だYo~♪」みたいな感じで、高級な車やお酒飲んで、きれいな女性を引き連れているイメージってありませんか??
実際ラッパーはブランディングもあり、お金持ちに魅せて夢を与える人が多いです。ダサい姿を見せず、ラッパーとしてお金を稼ぐというかたは多いのも事実です。
しかし、ZORNは違うんですよ、違うから人気なんです。かっこつけず、飾らず、日々の日常を曲で表現していて、それがかっこよくてたまらないんです!!
ZORNは月曜から土曜まで現場仕事で働きながらラッパー活動を行っています。ちなみに武道館ライブを行った次の日にも現場仕事をしています。
ラッパーでもあり、ほんとに一般の方と同じような日常を過ごしています。その日常をさらけ出してラップにすることで、リスナーから共感されています。
タイトルの「洗濯物干すのもHIP HOP」というのは歌詞の一部なんですが、ZORNの中で一番有名な歌詞です。
「洗濯物干すラッパーなんて夢がない!!」と思われるのも覚悟で曲にしたのは個人的に痺れました。
他にもZORNの歌詞では、「金ピカのチェーンなんて持ってない高級車にだって乗ってない、でもここに誇りを持っていたい 少年のような夢を追ってたい」「大体こんなもんさmy life 昨日も今日もまあ変わらない なんにもいいことなんてない でも言葉に出来ない感謝に愛」など、とにかく日常ということにこだわりを持って曲を作っています。
どんな方でも共感できる点があるので、初心者の方でも聞きやすいアーティストです。
騙されたと思って、聴いてみてください!!