えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town

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えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town
10

大人が友達の良さに改めて気づき号泣する映画、バスタオルを持っていこう

映画えんとつ町のプペルは、大人が涙を流す映画です。
ハンカチでは足りずに、バスタオルを持っていかないといけないほどの映画です。

映画の制作総指揮が、お笑い芸人キングコングの西野亮廣さんです。
制作会社はSTUDIO4℃です。
物語はえんとつ町に住む少年ルビッチが、誰も見たことがない星を見ることを願っているところから始まります。
ルビッチはブルーノというお父さんのことが大好きで、いつもブルーノの語る紙芝居を楽しみにしてました。
お父さんは「いつか必ず、お前が星を探すときに助けてくれる人がいる、それが友達だ」とルビッチに言い聞かせます。

いつものように上を見ているとゴミ収集車の中から声聞こえ、ルビッチは助けにいきます。
そこに現れたのがゴミ人間のプペルです。
ゴミ山から脱出した後、意気投合したルビッチはプペルにあることを頼みます。

「ぼくと友達になってください」
ルビッチは友達がいません。
「友達ってなんですか?」
プペルは友達がなんだかはわかっていません。
「友達、やってみます」
けれど、そう言って友達を始めることにしました。
友達になって色々遊んだり、お風呂に入ったりして友情を育みます。
そしてすごく仲良くなると、ルビッチが自分の夢についてプペルに語ります。
「星って知ってるかい?」
星を見ることがルビッチの夢でした。

えんとつから出た煙が舞っている街では、星が見えません。
星を見ることがルビッチと父親であるブルーノの夢でした。
「私も星を見たいです」
プペルは星の話を聞いて、素敵な夢だと思い、応援することにします。
ただしルビッチには他の人には言わないでと約束します。

プペルはその後もある場所にいって、何かを探しながら星が見えるのを待っています。
そんな時にルビッチの知り合いにあって色々言われた時に、プペルは星を見ようとしていることを言ってしまいます。
ルビッチにその事が伝わり、ルビッチは怒ります。
今までバカにされてきた夢だったから、人には語らずにきたルビッチ。
プペルがそれをすぐに誰かに言ってしまったことが許せなかった。
やっとできた友達だから余計に許せなかった。
またゴミ人間がいつも臭いのに、風呂に入れてるって嘘をつくなとルビッチは嘘つき呼ばわりもされました。
約束は破られ、プペルのせいで嘘つき呼ばわりされて、ルビッチは怒ってプペルに言ってしまいます。
「なんで僕の前に現れたんだよ」
ルビッチはそういってプペルの前から去ります。
プペルは、ルビッチが友達も作らずに働いていることをバカにされたからつい言ってしまったことをここでは言いません。ここでのプペルの窪田正孝さんの「ほんとは違う、違うって言いたい。けどいってしまった事実はあるんだよ、ルビッチ。」と思わせる迫真の演技とこの場面で流れる秋山黄色さんの「夢の礫」という曲が、涙腺を壊します。
この後のルビッチが言ってしまったことを後悔。プペルはそれでもルビッチを信じ続けて何かを探しています。
この場面は「夢の礫」が流れるだけで、セリフはなく映像だけが流れます。
音楽が止まった頃に、ルビッチの家にプペルが訪れます。

プペルはルビッチにお届け物がありました。
ブレスレットです。
このブレスレットはルビッチが昔、仕事中に落としてしまいどこかへいってしまったものでした。
ルビッチがブレスレットをなぜ仕事雄も肌身はなざず持っていたかというと、父親からもらったものだからです。
それをルビッチが夢を語る前に言ったことをプペルは覚えていたんですね。
毎日毎日、ゴミ山まで行き探しにいっていました。
ルビッチが大切にしているものだから、怒られても臭くなっても見つけたい。
その一心でルビッチを想い続けたプペルとそれがわかった時のルビッチとの兼ね合いがまた泣けます。
「友達ってなんですか?」から始まっても、お互いを想うことでかけがえのない存在になる。
友情の深さに大人がこぞって泣く映画です。
文句なしの10点です。