アイドルマスター シンデレラガールズ / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS / デレマス

アイドルマスター シンデレラガールズ / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS / デレマス

『アイドルマスター シンデレラガールズ』は、バンダイナムコエンターテインメント(旧バンダイナムコゲームス)とCygamesが共同で開発・運営した、携帯端末向けのソーシャルゲームである。プレイヤーは「プロデューサー」としてアイドルたちを育て上げ、彼女たちをトップアイドルに育てる役割を果たす。ゲーム内ではトレーニング、楽曲制作、ライブパフォーマンスなどが含まれており、アイドルたちの成功を支援する内容である。
シンデレラガールズには多彩な個性を持つ190人ものアイドルキャラクターが登場し、彼女たちの成長や活動をフォローするストーリーが展開される。プレイヤーは好きなアイドルたちを応援し、彼女たちの成功を共有できるようになっている。
ゲームだけでなく、アニメ化、コミック、ライブコンサート、CDリリースなど、さまざまなメディアで展開されている。アニメ化は、2015年1月〜4月に放映された1stシーズン、同年7月〜10月に放映された2ndシーズン、2023年4月〜6月に放映された『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』がある。

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アイドルマスター シンデレラガールズ / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS / デレマス
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アニメのアイドルマスターシンデレラガールズがひどすぎる

7年前からmobageのアイドルマスターシンデレラガールズをプレイしている。大好きなコンテンツの1つだ。そんなシンデレラガールズの単独ライブが行われたのは2014年の4月。心を躍らせながら身に入った覚えがある。そのライブの最中衝撃の出来事が起こった。アイドルマスターシンデレラガールズのアニメ化発表である。アニメの発表はとても嬉しかった。何より今まで愛してきたキャラクターが動いて喋ってくれるのだ。
キービジュアルが発表され、予告のMVが公開され、アニメの放送日を今か今かと待ち続けた。そしてついに2015年1月、アニメは放送された。結論から言うとそのアニメは自分の理想と大きくかけ離れていた。ゲームでは自分のプロダクションを作り自分だけのユニットを作っていくというのが魅力のコンテンツだったはずなのに、アニメでは突然プロダクション名が決められ、知らない男性キャラがアイドルのプロデューサーを務めた。物語の進行上そこは仕方ないと自分を納得させたが、回を重ねるほどにシナリオに違和感を感じるようになった。何よりも違和感があったのはアイドルがアニメオリジナルのユニットメンバーを結成し、そのユニットに縛り付けられるかのように行動していたことである。アイドル達はユニットに固執し、個性を伸ばすどころかそのユニットに合わせて自分の強みを活かすことを我慢しているアイドルもいた。組んだユニットメンバーとウマが合わず、喧嘩ばかりしている描写は特に不快だった。そのユニットで活動する良さが描かれることは特になく物語は進行し、自分がゲームで愛したキャラクターはユニットにしばりつけられ脚本の都合の良いように性格を歪められ、アイドルとしての強みを伸ばせず中途半端ばアイドルになり下がったように感じた。
いままでゲームで積み重ねてきたアイドルの歴史が塗りかえられ、アニメという大きな影響力を持ったコンテンツの力により、アイドルの個性は死んだ。見ていてとてもつらかった。アイドル島村卯月の成長物語の中で犠牲になったアイドルが数多くおり、そのアイドルを心から愛していたプレイヤー、プロデューサーの気持ちを踏みにじるような作品だと感じた。アニメ脚本化がゲームをプレイしていないのではないかと疑ったほどだ。自分はこのアニメを今後も受け入れることができないだろう。