電脳戦機バーチャロン

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電脳戦機バーチャロン
9

ロボット操作体感型ゲームの金字塔

2本のスティックを握って動かすという、実際にマシン操作しているかのような感覚を楽しめるロボットアクション格闘の礎的存在。
バーチャロンと言えば何と言ってもツインスティック。これのおかげでバーチャロンは他とは一線を画した無二の存在となり、「ロボゲーは当たらない」というのが常識だったという当時の業界の概念に風穴を開けられた(その独特過ぎるUIゆえに、近年の再販やリメイクには苦労させられてるのは皮肉でしかないが…)。
ただロボ操作っぽいというだけでなく、パッと見に反して操作は思いのほかシンプルであり、少し動かしてみれば直感的に動かす事ができるのも大きなポイント(スティックを倒してその方向に歩行、上の丸いボタンを押しながら倒すとダッシュ、奥のレバーを引くと攻撃という具合)。
発売から四半世紀を迎えようとしてもなお他のゲームではなかなか味わえない独特の魅力を放ち、ファンを掴んで離さない。
XBox360への過去作の配信・再販売を皮切りに、PSNで過去作が安価で買えるようになったため、環境さえあれば一度その独特の魅力を体験してみてほしい。複数のシリーズタイトルが出たが、実はタイトルごとに操作感やプレイスタイルがかなり変わるため(それゆえにファンによってどのタイトルが至高か全く意見が変わる「派閥」が出来るほど)、それぞれの違いを味わうのも一興。
なお、再販に合わせて何度か家庭向けのツインスティックが再開発・再販売される事があるが、そのあまりに独特な仕様のためにほとんどが新規設計となってコストが高騰し、3万~4万円台という下手すればゲーム機本体より高い値段設定に…。今はPSのパッドでも「スティックっぽい」操作もできるし、やり込むとむしろスティックよりパッドの方細かい操作ができるという意見もあるものの、やはりスティックはバーチャロンのアイデンティティそのものであるため、可能であれば何とかツインスティックを使ったプレイを体験してみてほしい(さすがに数は激減したが今でもアーケード版を稼働させているゲームセンターも中には存在するため、探してみるのも一興)。