桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club

桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club

『桜蘭高校ホスト部』とは葉鳥ビスコ原作のマンガおよびそれを元にしたアニメ。2002年月刊少女雑誌にて連載開始、2010年に完結。単行本は18巻、累計発行部数は1100万部を超える人気作。国内だけでなく世界各国で翻訳されている。

6mayのレビュー・評価・感想

レビューを書く
桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club
9

友情あり、恋愛あり、青春ありのラブコメ少女漫画

題名も表紙絵もわかりやすい少女漫画。イケメン集団の中に、紅一点の主人公の少女。
友人から借りたので、自分から興味があったわけではない。暇つぶしに手に取ってみただけ。
でも、帯には650万部突破!900万部突破!他国にも翻訳され、付録や全員サービス等にも採用され、知らなかったが、アニメやドラマにまでなっていたので、最後まで読んでみることにした。
本編では、壺を割ってしまい借金を負った主人公が、高校内のホスト部にて活動しながら借金を減らしつつ、他の部員が主人公に恋したり、主人公がいることにより友情に変化が現れたりする。
毎回学校だけが舞台になるのではなく、夏休みに主人公が軽井沢にアルバイトに行ったり、部員の親が所有する行楽地に遊びに行ったり、困っている学生を助けたり、学園祭のようないかにもな学校行事があったりと、盛りだくさん。毎回、次回の内容が容易に想像出来ないのも、いい意味で読者の期待を裏切るから、人気の理由かもしれない。
ホスト部の部員が7名と多いことで、それぞれの生い立ち等を記載するだけでそれなりの分量になる。お金持ちのボンボンだが、それなりに苦労や葛藤があり、それが凡人にも共感できる内容になっているのもまた、素晴らしい。人として身に付けていくべき様々な葛藤や感情も多々織り込まれている。