彼氏彼女の事情 / カレカノ

彼氏彼女の事情 / カレカノ

『彼氏彼女の事情』とは、津田雅美が1996年7月号から2005年4月号まで『LaLa』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。通称は、「カレカノ」。1996年2月号から4月号までの短期連載(全3話)として掲載された後、長期連載となった。進学校といわれる高校を舞台に、「仮面優等生」の宮沢雪野と本物の優等生・有馬総一郎が織りなす恋愛模様を描いている。過去やコンプレックスとの対峙、周りを取り巻く友人たちとの人間関係などに悩みつつも成長していく2人の等身大の姿が多くの読者の共感を呼んだ。

Aniseのレビュー・評価・感想

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彼氏彼女の事情 / カレカノ
10

こんな青春送ってみたかった!

人生のバイブルといっても過言ではないとても好きな作品です。初めてみたのはアニメでしたがその後原作の漫画を集め、原作の大ファンになりました。
アニメはあの、有名なエヴァの監督と同じと言うこともあり、ちょっと癖のある感じですが、それがまた良いです。作品としてはアニメは物足りないのですが、原作のセリフ回しや絵を完璧なまでにアニメ映像に出来ていて良いのです。
もちろん好き嫌い別れる作品ではありますが、オススメするなら原作です。アニメでは描かれていない、一番盛り上がるお話がきちんと載っていますし、話もアニメと違ってまとまっています。
原作は文化祭のお話がファンの間でも一番盛り上がる話であり、その後の話の鍵になる話です。
主人公が見栄を張り、褒められて生きていたいという特殊な子ですが外では良い子であろうとし、努力を欠かしません。が、目の敵にしていた男の子に誰にもバラす事のなかった本性がバレてから…と話が始まるのですがその男の子も優等生でとても良い子であるにかかわらず一番闇が深い。
その後、男の子と主人公はもちろんくっつくわけですが文化祭がきっかけで男の子側に闇が見え隠れするようになります。
主人公も男の子と付き合うようになってから今まで隠していた本性を見せるようになりますし、だんだん増えていく友達達の恋愛模様もとても素敵です!
最終回は巻きでしたが伏線を回収しきちんと終わるのでおススメです。