大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-

大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-

『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』は、2017年にNintendo 3DS専用ソフトとして発売された大法廷バトル。本作は、前作『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒険-』から2か月後の大日本帝国から話が始まり、主人公・成歩堂龍ノ介を操作しながら、世界の大探偵であるシャーロック・ホームズとその仲間たちとともに、事件に立ち向かっていく姿を描く。テンポの良いストーリーや何度遊んでも楽しめる難解な事件、そして、『逆転シリーズ』ならではの癖のある登場キャラクターたちが本作を大いに盛り上げてくれている。

mattan1966のレビュー・評価・感想

レビューを書く
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
10

怒涛の伏線回収、前作の消化不良と低評判をも大逆転させた大傑作

前作で残したまま終わってしまった伏線が綺麗に全て回収され、大満足の1品でした。まず、前作最後の国際電信記録…。英国から日本に打電された4つの名前…。【K.アソウギ、A.サッシャ―、T.グレグゾン、J、ワトソン】その中で唯一意味不明だったA.サッシャ―の正体が、本名アン・サッシャーで、前作1話の真犯人ジェゼール・ブレッドの偽名だった。そして、裏社会で名の知れたプロの殺し屋だった事が判明し、前作1話で不明のままだった動機が単に暗殺依頼を受けたからという事が判明して、とても驚かされましたが、大変スッキリしました。次に亜双義が英国でなすべきこと…。バスカビル家の犬のモデルになった殺人事件の容疑者にされ、命を落とした父・玄真の真実を確かめる事…、そして、その為に交換殺人の依頼を受け、グレグゾンの命を狙う刺客としての任務。前作の人柄とは印象が変わってしまいましたが、謎が解けた気持ちは最高でした。そして、前作4話でちょっとだけ出てきた謎のまま終わった2人…。ウイリアム・ペテンシーとデカーゴ・ミターマン。ペテンシーのセコい瓦斯泥棒とその監視役だったとは、前作当時では知る由もなく、今作2話は瓦斯がカギを握っていた印象でした。死神や黒幕の正体、全てが明かされ満足した終わり方をした大傑作で前作プレイは必須になりますが、最高にお薦めしたい1品です!