下妻物語

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下妻物語
10

強く勇気のある女の子達の友情に笑ってほろりとさせられる

Amazonのprime Video の中でたまたま見つけた作品。見出したら引き込まれ、止まらなくなった。
カット割りの勝利。斬新さの勝利。スピードの勝利。日本アニメの実写版といったところか。
例によって製作予算が極端に少ないのがバレバレである。しかし、低予算なりに知恵を絞ったら、面白い映画が出来たという典型。
主役の女の子二人の演技の下手さ、台詞回しの下手さ加減をカバーするのに困っただろう。でも、カワイイからいっか、どーせマンガの世界だから。リアルさを追求したら金がかかる。架空の世界だから、名優じゃなくてもいいや。

様々なハンディーを抱えながら作った方が面白い映画になるという、日本映画の不思議さよ。
実は刺繍を認められるシーンが特に好きだったりします。この頃の深キョン本当可愛い。
強く勇気のある女の子達の友情に笑ってほろりとさせられるいい映画だなーって思います。

何回見ただろ笑 という邦画映画です。
私は基本、洋画派だったので完全スルーでした。
しかし、出会いは映画鑑賞が趣味ということで
スカパーでした。番組宣伝で惹かれた”女””ヤンキー”のワードたち。男のヤンキーや、ヤクザ映画がほとんどの中での女が同等の題材での
主役映画はなかなかなく、思い返しても、
”極道の妻たち”ぐらいですね。こちらも大好きでした。
なにがって、男社会に女がプロパガンダするのですから!女、なめんなよ。ですね笑
そうもこうも、邦画全体のスケールの小ささを理由になかなか観ようとしなかった私が観ようとした最大の理由が私の置かれていた環境でした。
ある田舎の学校に通う私でしたが、なんとそこは土地柄と隣の県を繋ぐだけの大通りがあるだけの田舎でよく暴走族が走るわ走る。
思春期に見たレディース80名が通りにあるコンビニを占拠してた時はある意味感動でした。
今はもう見ませんが…
同じ学校にも女のヤンキーがいて、大人しいか不良かどちらかというと不良側の彼女達と親しくしていた私からすると
この作品はその当時をフラッシュバックしてすごく懐かしくなる故に大好きで、かつ、世代を超えても勧めたいと思える作品の一つになりました。

そこで、ある時なぜこの映画を勧めたいのかとふと考えた時があり、思ったこと。
それは、ヤンキーに憧れたとかいう単純な理由でもなく、形に囚われない友情と、信念と自己というものがコミカルに表現されていたからでした。
ある種、これらは親しみやすい言葉に置き換えるならば”個性”なのですが。
”協調性”を美とする国、日本においての”個性”とは強ければ強いほど理解されにくく、爪弾きにされてしまう、というもののようで。この映画を鑑賞するとそんな彼女達の思春期なりの”協調性”に対するプロパガンダ=自分なりの信念を持ち必死に生きることという風につい解釈ができてしまい。
とはいえ、私もそれなりの歳になり。周りも大人になり、それなりに”協調性”を培い、見た目の進化もして。揉まれて揉まれてまぁあるく、その時代を卒業した今は、世の中の日本のルールとは何億人という人口に対しての一定の基準として定められていると解釈できたおかげで、どこまでが”なし”でどこまでが”あり”なのか。判断できるようになったということですが。
ただ一つ。変わらないのは爪弾きされても、彼女達のように”信念”を持ちながら生きるということでした。
おかげで、今の私の大親友は元レディースあがりの女の子ですが、教養と”協調性”を持ちつつの身なりの素敵な女性になりましたが、やはり元ヤン。
本質〈仲間思いなど〉はさほど変わらない(笑)ため、
長いお付き合いが出来ております。
そして彼女はとても人気者です。
何か困ったら助けにいく!とお互いに歳をとっても、結婚したとしても、お付き合いしていける人間だと、心底尊敬し合える仲であります故に、尚更この映画に共感できているのかもしれないという疑惑はございますが。(笑)
それでも!断言できると私が思うこと、それは。
それなりにやんちゃしても、なし、ありの
最低ラインを学んできた人とは、基本、
信用できる人が多いし、打ち解けたらピュアで
まっすぐで、信念を持ってる方が多い。
本当の友とは数ではなく、深さであり。
長いお付き合いができて、尊敬できること。
太い関係性を築ける友を求めるならば、
私はこれらは必要最低限の基準となるのでは
ないかと、改めてこの映画を鑑賞して感じました。
なのでパッケージに囚われず(笑)
是非似た境遇だった人や元ヤンの皆様には
特におススメしつつも(笑)
ヤンキーとは無縁だった皆様にも
形に囚われずに、本当の友情というものとは
なにか。を興味本位でよいので鑑賞頂ければと
下妻物語一ファンとしておススメいたします!
きっと後悔しないお時間となると思いますよ♫