東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.

いちごちゃん(・∞・)さんのレビュー・評価・感想

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東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.
9

ゲームとは違う顔が見られる、人里から見た幻想郷のお話

この漫画は、人気同人ゲーム「東方Project」のZUNさんが原作、春河もえ先生が作画をしています。
ゲームに登場する主要キャラの他、この作品オリジナルの妖怪・人物も登場。易者という、霊夢に真っ二つに割られる事でコアな人気を獲得したキャラも誕生しました。
主人公の小鈴の、臆病だけど好奇心旺盛で、割と図太い所も魅力的。親友の阿求とのやり取りや、鴉天狗の射命丸文(あや)の取材の時の服など、この作品でしか見る事が出来ないものも多いです。また、妖怪と人間との関係や、霊夢が何を守ろうとしているのか?など、原作ゲームではあまり分からない所も描かれています。
あとは神霊廟に登場した、二ツ岩マミゾウさんがとにかくカッコいい!神霊廟では妖夢に「じゃあいいです」と言われるなど、少し抜けた姿しか見る事が出来ませんが、この作品では化け狸の頭領としての威厳に満ちた姿を見る事が出来ます。特にカッコいいのが、ウワバミに対して「知ってる」と弱点である煙管の煙を吹き掛けるシーン。慌てるウワバミに対して静かに、淡々と描く事で妖怪としての格の違いを見事に表現しています。
残念ながら全7巻で完結していますが、一気に読むには丁度良い長さかも?最後は易者は割られたのに小鈴はいいの?と少し疑問に思うかもしれませんが、綺麗にまとめられています。ゲームを知っていれば、ニヤリと出来る場面も多いですが、知らなくても十分楽しめるので自身を持ってオススメできます!