真マジンガー 衝撃! Z編

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真マジンガー 衝撃! Z編
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タイトルなし

永井豪原作のロボットアニメの金字塔「マジンガーZ」のリブート作の一つで2009年に放映されました。
本作は原作版マジンガーZを下敷きにしているとはいえ、アニメファンの間では「原作クラッシャー」と定評がある今川泰宏監督により従来のマジンガーでは考えられなかった展開になっており、例えば「マジンガーZが変形して巨大な拳になる」「ロボットよりも超人バトルのほうが多い(ロボットアニメなのに!?)」「ダイナミックプロ関係のキャラクターや要素をとにかくクロスオーバーさせる」という超展開が多く、ファンの間では(バッドエンド気味なラストも含めて)賛否両論巻き起こりますが、元々知るきっかけになった「起動武闘伝Gガンダム」においてもガンダムがキン肉マンを思わせる展開になってたぐらいなので今川作品としてはアリだったのでしょう(笑)。本作では従来の主人公だった兜甲児やヒロイン・弓さやか等の存在感が薄まってしまう状況になるほど、ダイナミックプロの他作のキャラの出番がやたら多く(元ネタを知らなかったら本当に困惑するほど笑)そのあたりも賛否両論点になっていますが、従来では憎めないヤラレ役ポジションだったあしゅら男爵の扱いが驚くべき事になっていて、むしろあしゅら男爵の方が真の主役では?とも思えます。