きみに読む物語 / The Notebook

きみに読む物語 / The Notebook

2004年制作。アメリカ映画。出演のジーナ・ローランズは本作でゴールデン・サテライト賞助演女優賞を受賞した。療養施設にいるデュークは、認知症の老女に物語の読み聞かせをしている。その物語とは、1940年代のある若いカップルの話だった。話を聞くうち、老女は時折記憶を取り戻す。原作はニコラス・スパークス。

tasaking1985のレビュー・評価・感想

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きみに読む物語 / The Notebook
10

涙腺崩壊。ハンカチじゃ足りない!

この話は、認知症になってしまい自分の伴侶のことを忘れてしまうおばあちゃんと、それでも寄り添い思い出して貰いたいおじいちゃんの話です。
過去と現代の自分達を行ったり来たりする話で、2人はホームにいて、おじいちゃんにおばあちゃんは毎回「初めまして」と言います。自分の家族のことも忘れていて、孫なども丁寧に紹介します。家族には「パパだけでも」と帰宅を頼まれましたが、妻の隣を離れまいと帰宅を拒み、家族が帰るとおじいちゃんはある物語を読み聞かせるのです。それは過去のお話でした。
2人の出会いや馴れ初め、辛かったこと。身分違いの大恋愛で、ちょっとずつ自分が体験したことある話だと思い出します。思い出したかと思えば、また忘れて抱き合った自分の旦那に悲鳴声をあげてしまいます。看護婦さんに鎮痛剤を打たれてぐったりしている自分の妻を見ていられませんでした。翌日おじいちゃんは心臓発作で倒れてしまい2人は会えないまま何日か経ちました。おじいちゃんはリハビリをし動けるようになり看護婦はんの目を盗みおばあちゃんに会いに行こうとします。優しい、看護婦さんは気を使って席を外してくれました。おばあちゃんに、会いに行くと自分のことを覚えていました。手を繋ぎ抱き合い同じベットで、亡くなりました。次の日看護婦さんが2人が共に無くなっているのを発見しました。身分違いの大恋愛を成就させ最後まで一緒に愛し抜く素晴らしい話です。ハンカチでは涙の量を抑えきれません。これ以上の感動できる映画に出会える気がしません。