不機嫌なモノノケ庵 / The Morose Mononokean

不機嫌なモノノケ庵 / The Morose Mononokean

『不機嫌なモノノケ庵』とは、ワザワキリのマンガ作品であり、2016年にテレビアニメ化された。
主人公である芦屋花繪(あしやはなえ)は妖怪など全く信じていなかったが、ある日突然、妖怪に憑かれてしまう。それをきっかけに安倍春齋(あべのはるいつき)と出会い、妖怪祓いの仕事をすることに。仕方なく始めた妖怪祓いだったが、次第に妖怪への理解を深めていくのであった。

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不機嫌なモノノケ庵 / The Morose Mononokean
10

思いをとても優しく描いた、妖怪アニメ

色がとても鮮やかで、妖怪たちとの出会いを描いた物語「不機嫌なモノノケ庵」は、とっても素敵な心温まる作品です。
主人公は二人の男の子で、妖怪の事を信じていなくて、ある日、妖怪にとりつかれてしまった高校生の男の子と、妖怪祓いをする男の子が出会う事で、物語が始まります。
妖怪にとりつかれた男の子は、妖怪祓いの男の子と出会い、妖怪の気持ちを知り、自分に出来ることをしたいと思うようになります。
妖怪たちの願いや思いを受け止めて、叶えていくシーンがすごく優しくて、見ていると温かな気持ちになります。
妖怪たちは、皆とっても可愛くて、妖怪たちが妖怪の世界へと感謝をしながら旅立つ時のシーンは、感動して、とても心温まります。
その旅立ちの時に流れる、ゆったりとした優しい音楽も、とっても素敵で、ほっとします。
アニメの第1期は全13話で、最終回で、妖怪が見えなくなってしまった男の子を助けようと、妖怪の世界へ旅立った妖怪たちが、もう一度人間の世界に来て助けるシーンは、とても感動しました。
誰かを思う気持ちを、優しく描いた、素敵な作品です。
エンディング映像で、お花見のシーンがあるのですが、第一話では主人公2人と妖怪だったのが、少しずつ増えて、最終回のエンディングでは、たくさんの妖怪たちをお花見をしているシーンになっていて、すごく素敵でした。
妖怪たちとの出会いが、丁寧に、大切に描いていて、すごく素敵な妖怪アニメです。