PSYCHO-PASS / サイコパス

PSYCHO-PASS / サイコパス

『PSYCHO-PASS』(さいこぱす)とは、2012年からアニメの放送が開始した日本オリジナル作品。 第1期のアニメ放送で人気を博した『PSYCHO-PASS』は、第2期とつづき第3期が放送されている。 また、映画も4作品公開されるほどに人気のアニメ作品になっている。
舞台は人が犯罪を犯す可能性を犯罪係数として可視化できるようになった近未来。 ドミネーターと呼ばれる拳銃型機械を用いて警察が犯罪係数の高い人々を逮捕・排除する世の中で警察官である主人公の常守朱(つねもり あかね)と執行官の狡噛慎也(こうがみ しんや)や仲間たちが凶悪犯に立ち向かいながらも抱えた闇と戦っていく。管理社会のディストピアのなかでの犯罪者、刑事の物語が描かれており、特殊能力バトルではなく、互いの知能を駆使した「知恵比べ」が中心となる。
アニメの『PSYCHO-PASS』は、漫画の『監視官常守朱』というタイトルを元に作成されており、漫画は全部で6巻ある。 他にもアニメと付随した漫画も発売されている。

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PSYCHO-PASS / サイコパス
9

タイトルなし

サイコパスはシーズン1、シーズン2、映画版が制作されているノイタミナ枠のアニメ作品だ。テレビ放送がされていた脚本虚淵玄によるサイコパスシーズン1は最高のアニメだ。シーズン2は脚本家も変わり、もはや別の作品なので、あまりおすすめしない。

作品の舞台は人々の心の状態を犯罪係数とよばれる値で監視することで、犯罪を未然に防ぐというシュビラシステムが発達した未来の日本だ。犯罪係数が一定以上高くなると、ドミネーターという機械で麻痺させられるか、殺されてしまう。
主人公は、常森茜という公安局の新人監視官だ。公安局は犯罪捜査を行う組織で、そこには犯罪係数が普通よりも高いが、犯罪捜査のために公安局に務めることが許可された執行官と、彼らを監視し、時には抑止力となる監視官がいる。犯罪捜査を行う中で、常森茜は執行官の部下・狡噛慎也が追いかけつづけていた犯罪者・槙島を知る。さまざまな事件の裏に潜む槙島の目的とはなんなのか?常森と狡噛は槙島を追い、捜査をするというストーリーだ。
このアニメの、登場人物がさまざまな本からセリフを引用してくるところが私は気に入っている。哲学書、SFなど、元ネタを知ることで読書の幅が広がるところが楽しい。また、正義とは何か、というこのアニメの大きなテーマも魅力的だ。