星と翼のパラドクス

kurumi_hakoのレビュー・評価・感想

レビューを書く
星と翼のパラドクス
9

圧倒的な爽快感

スクウェア・エニックスがロボットアニメに定評のあるアニメ制作会社、サンライズとタッグを組んで放ったアーケードゲーム。
地球から遠く離れた別の銀河の惑星で、資源をめぐる大国の戦争が発生。アズ・ワンと呼ばれるパイロットが操るエア・リアルと呼ばれる機動兵器が投入される掌握戦と呼ばれる方式が戦争の主流となっていた。
パイロットは地球からアーケードゲームの筐体を通じて銀河のかなたに召喚され、パートナーと共にアズ・ワンとなってエア・リアルで空を駆ける、というストーリー。

ゲームルールは、8VS8の敵味方に分かれ、ステージ上にある複数の陣地を一定数制圧する事で敵本拠地のコアを露出、直接攻撃し三回破壊した方が勝ち、と言うもの。
敵との攻撃に強いアサルト、陣地制圧に優れたヴァンガード、バリアの設置、味方機の回復等支援に特化したサポートの三種類の装備にエア・リアルは換装出来、戦況を見極め時に撤退し装備を使い分ける必要がある。
陣地を制圧するか、敵プレイヤーの数を減らすか、陣地周辺の防衛装置を破壊し味方の制圧を支援するか、はたまた敵コア前に陣取って味方を信じるか、様々な戦略を巡らせる必要があり、ゲームスピードの速さと相まって非常にスリリング。
機体も頭部、胸部、腕部、ブースター、下半身の格パーツに分かれ、組み合わせ次第で性能は変化する。
そこに武装も1形態に付き最大四種類まで持たせられるので、その組み合わせは膨大な数になるだろう。
そしてこのゲームの最大の特徴は、エア・リアルのコクピットを模した筐体がゲーム中の自機の挙動に合わせて動く事にある。
高速移動、急上昇、被弾。現在状況に合わせてシートが動き、振動するので没入感は他のロボットゲームとは団違い。
シートの挙動はオプションで弱めたりオフにも出来るので、三半規管が弱い人でも安心だ。