リリーのすべて

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8

エディレッドメインの美しさが凄かった!

1926年、デンマーク・コペンハーゲンに暮らす肖像画家ゲルダと風景画家アイナーの話。
夫のアイナーは美術界でも少しずつ評価は上がってきてますが、妻ゲルダはなかなか認めてもらえず苦戦しつつも夫婦仲はとても良好!
ある日、ゲルダが描きかけていたバレリーナのモデルが来れず急遽、夫・アイナーに頼むことに。
拒否しつつも衣装を合わせるだけで良いというゲルダに、レースの広がった綺麗な衣装を手に取ったアイナーはその瞬間、言い知れぬ感情が自分の中に目覚めた事に戸惑います。
そこへ遅れてやってきたモデルのバレリーナは、衣装を合わせてポーズを取るアイナーを見て「リリー」と面白がって名付けました。
そして妻ゲルダもそんな夫を冗談で女装させて友人のパーティーに出席させた事から、アイナーの中でどんどん「リリー」が目覚めてきます。
ちょっとした冗談から恐らくずっとアイナーの中で眠っていた「リリー」を目覚めさせてしまった事で、アイナーは「リリー」になるべく、世界で初めて性転換手術を受けます。

アイナー役のエディ・レッドメインが後半は本当の女性のように美しいリリーになっていく変化が素晴らしく、そして彼を最初から最後まで、最後はもう夫という存在ではなくなったのに深い愛で支えた妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルの画面から滲み出る愛情に涙しました。
この時代に性転換手術という未知の医療に踏み切った2人の物語を、コペンハーゲンの寂しげな風景、パリの華やかな背景に載せてとてもとても丁寧に綴られた作品です。