ジュラシック・ワールド/炎の王国 / Jurassic World: Fallen Kingdom

ジュラシック・ワールド/炎の王国 / Jurassic World: Fallen Kingdom

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(じゅらしっく・わーるど/ほのおのおうこく)とは、『ジュラシック・ワールド』シリーズ1作目から三年後の現代を舞台にした映画。2018年に公開され、『ジュラシック・パークシリーズ』としては5作目になる。
ジュラシック・ワールドのパークで発生した事件から三年が経過し、パークのあった島で火山が噴火し、恐竜たちは絶滅の危機に陥っていた。恐竜と人間の共存を願うクレアは保護団体を運営して、恐竜の保護に力を入れいていた時にロッグウッド邸のミルズから支援を受けて恐竜を救いに島へと向かった。島へはオーウェンとミルズの呼んだ部隊も同行していたが、部隊の人たちに裏切られて命からがら逃げ出す。島から逃げたクレア達は、ミルズが恐竜達を金儲けの材料としてしか考えておらず闇オークションを開催する計画を耳にし、オークションを壊した。ロッグウッド邸で出会ったクローン人間のメイジーと出会い、恐竜を保護することは人間のエゴなのか考えさせられるが、メイジーが自分と同じで生きていると考えて恐竜を救い、人間との共存生活が始まっていくラストで幕を閉じる物語になっている。
映画の舞台が島からロックウッド邸に変わっていく飽きさせない物語で、メイジーの登場によりさらに複雑になっていく。

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ジュラシック・ワールド/炎の王国 / Jurassic World: Fallen Kingdom
8

タイトルなし

2015年に公開されたジュラシックワールドの続編で、2018年7月に公開されました。
物語は前作から3年後、遺伝子操作で蘇生した恐竜たちによるテーマパークが恐竜たちの暴走によって廃墟と化したものの、島の火山が噴火を始め島に残っていた恐竜たちは全滅の危機にさらされてしまう。
前作の主人公・オーウェンとクレア達は恐竜の救出に紛争するが、その背後では恐竜たちを利用した恐るべき陰謀が進んでいた…!

予告や当初の宣伝関係だと、火山からの恐竜救出がメインのような印象を持ってしまいがちでしたが、これらは言わば前半の山場にあたるシーンで、後半から屋敷の施設をメインにした逃亡劇という流れになったのはやや意表を突かれる形になりました。
ジュラシック~シリーズだと、大半が恐竜達の脅威から主要人物たちが如何にして窮地を脱するかが見どころになるのが多いのですが、本作はシリーズでは初めて恐竜を売買して利益を得ようよするなど、人間側の悪意が大きく描かれ恐竜がその被害者にされるという初の試みがなされていました。
故に如何にクローンといえども恐竜達にも生きる権利はあり、ラストで開放されるくだりは感動しますが、それに伴いアメリカ全土に恐竜が野生動物と同じように徘徊する事となりタイトルの「ジュラシック・ワールド」がこういう意味だったのかと痛感させられる結末となりました。
また、前作から人気が出たオーウェンと心を通わせるヴェロキ・ラプトルのブルーは本作から最早完全にワールドシリーズの主役になった形になり、また脱出劇でパキケファロサウルスがやたら大活躍したのも面白かった場面でした。