ボス・ベイビー / The Boss Baby

ボス・ベイビー / The Boss Baby

『ボス・ベイビー』とは、2017年公開の3Dコンピュータアニメーションコメディ映画。マーラ・フレイジーが2010年に発表した絵本『あかちゃん社長がやってきた』を原作としている。幸せな家庭で育った主人公のティムは、ある日やってきたボス・ベイビーによって幸せな日々を壊されてしまった。家族との日々を取り返そうとするティムは、ボス・ベイビーに立ち向かう。見た目と中身が正反対なボス・ベイビーが生み出す笑いと、ティムとの絆が魅力的な作品となっている。

guuro9696のレビュー・評価・感想

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ボス・ベイビー / The Boss Baby
9

兄弟、家族っていいな

見た目は赤ちゃん、中身はおっさんのボス・ベイビーと、ある日突然、弟ができて嫉妬に狂う男の子の話。最後まで見終わった時には、兄弟って、家族っていいなと思える映画。
最初はボス・ベイビーがずる賢くてイライラしてしまったが、だんだんその本心が分かって同情してしまった。ある目的のために兄弟として二人の力を合わせて立ち向かっていくシーン等があり、後半は二人を応援してしまった。
任務を終えてボス・ベイビーがお空に帰るシーンでは本当に切なくて、行かないでって言えばいいのに等と思いながら見てしまった。せっかく分かり合えて仲良くなったのに、また離れてしまうのかと思うと、自分のことのように寂しくなってしまった。空に帰ったボス・ベイビーは、人間界での功績を讃えられて会社では名誉を得て昇進するが、やはり兄弟のことが忘れられずに思い出してしまう。すると、男の子から愛情いっぱいのお手紙が届き、ボス・ベイビーの想いがついに爆発!前回は選ばれなかった家族の一員になるコースへ選ばれ、今度は純粋な赤ちゃんとして、あの男の子の弟としてまた人間界に行くことができた。めでたし、めでたしのハッピーエンドだった。ハラハラさせられたが、最後には家族の愛情を考えさせられる素敵な映画だった。